南瓜頭

入る帽子がない南瓜のあたまでっかち日記です。
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ホースマン。これ、面白いぞ

2012年03月30日 | 機材研究・写真研究他

前回の痛いデビュー戦で良くも
悪くも勘違い者の前衛アートの
様な結果に至ったホースマン。

細かいところを修正して二回目
の撮影に挑む。

寒桜が見頃の時期なので、知っ
てるとこを撮影地に選択。

即日現像出来るところに持ち
込み仕上がりを見る。


当たり前だが、綺麗。解像度
がいい。
そして、デジとは違って操作
がたくさんあるけど、撮って
る感があるのもいいものだ。

ただ、珍しがられて話しか
けられやすいのはちと面倒。


生シラスはまだか・・・・

2012年03月24日 | 写真撮影

鎌倉から入り、江の島に向かった。
先週、写真部のT氏が訪れており生シラスはまだ出ていない事を
聞いていたので、今週もまだだろう(禁漁期は1~3月中旬らしい)
と思ってたら、まだだった。(^^ゞ



とりあえず参道の道を見学と買い物で楽しみ、河津桜が見事に咲い
ていたのをGXRで撮影。

 



遅い昼飯を食し(嫁と江の島を訪れると不思議と同じ店に入ってし
まう・・・)撮影を終えた。

 

 

 


ホースマン初出動で分かった事

2012年03月24日 | 写真撮影


【ホースマンでの撮影中の南瓜】←嫁撮影

 

先日、ホースマンをようやく持ち出しての撮影を行っての帰宅後、
改めてバイブル(大判カメラマニュアル:ワイドクリエイト 刊)を基に
検証を行った。

 



まずは・・・課題。



01. 大きさと重さについて

実際のところボディーやレンズは撮影時以外はリュックサックに
収納してしまうのでこれといって問題とならないものの、三脚が
野鳥撮影時に使ってた(対荷重5KgまでOK)のもので相応に
重量があるため体力消耗を招いた。

→ 三脚重量減量が課題。

→ カーボンかアルミ三脚に買替える?だが三脚禁止の所が
   一部者のマナーの悪さが理由となって増えているのに・・・
  とりあえず様子をみて、撮影行程の工夫等で解決を試みて
  みることにした。ポイントが貯まってるのでいつでも買えるし。

 

02. フードのケラレ

アオリ時にフードによるケラレが発生する事。ステップアップリ
ングを用いて口径拡張したがそれでもアオルと出てしまう。
その時の撮影中は外したが、やはりフードは付けたい。

→ フードによるケラレがアオリ時に生じる。


→ あまり口径アップすると意味をなさないがアオリをかけない
  時と賭けるときとでフード口径の異なるものを使う事を検討
  する。ただあまりアオリ、アオリする必要もないようだ。

 

03. スクリーンの見づらさ

スクリーンに薄ら縞縞模様が入っているのだがこれがルーペで
ピン合わせしている時に微妙に邪魔になる。なお、明るさは充
分に取れるのでピン合わせそのものがファインダー光量不足で
やりづらいというものではない。

→ スクリーンが見づらい

→ 多分交換できるのだろう・・・これから調査。

 

 

 

一方で、意外と思ったより上手く行ったのが・・・。

01. 撮影の段取り

当然ながら、一枚撮るまでのお作法が多い。最初はカメラの
前後に移動しては、あれこれしてたが慣れていくうちに動く必
要もなくなり次第に早くなっていった。慣れてしまえばどうって
こともない。

それでも一枚にかかる時間は、35mmやデジに比べても倍以
上かかるのだが逆に構図はとか露出はこれでいいか?とか、
丁寧になるのでそれっそれでいいのかもしれない。
疲れるまでは・・・・。(=_=)

 

02. 帽子

偶然に帽子を持ってきたのだが、これがピント合わせの時に
光よけになるので都合がよかった。

 

と、ま~大まかに書いてきたが現像がまだ上がってきていな
いので結果を待とう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ステップアップリング

2012年03月17日 | 機材研究・写真研究他

PLフィルターやNDフィルターも買う時に意外と値が張り
口径違い毎に買い求めるのも出費だったりする。

(保護フィルターはどうしてもレンズ毎に付けたいもので
はある)

そんな悩みに、一定の効果をもたらせてくれるのが・・・
ステップアップリング。



文字通り口径を広げるもので、南瓜は最初NIKONを主に使ってた
ので52mmに揃えていたりした。

また、フィルター会社によっては、フィルターの厚みのせいでフード
が画角に入る事もあり、それを防止する役割もある。

最もむやみに広げればフードの役割を失う訳でそのてんは気をつけ
たいところ。

クラカメだと口径が特殊でそれ用の高いフードを購入する必要性か
ら開放してくれる役割もある。

欠点としては、薄さもあるが、シッカリとフィルターとかにハマってし
まいがちなので外れなくなることかな。


カメラのファインダー 遊び?

2012年03月17日 | 機材研究・写真研究他


【ファインダー各種】--------------------------------------

左上から 
リコーGXR用電子ファインダー、NIKON中級デジカメ用ファインダー
(フイルム画角で28mm)、ロシア製ファインダー(ジュピター85mmに
付いてきたプラ製)、LOMO魚眼用ファインダー。

左下から
イマレクトファインダー、ロシア製ターレットファインダー、デジタル用の
リコー28・21㎜ファインダー(比較した感じではフイルム画角の28、
21の様だ)、フォクトレンダー15mmファインダー
-----------------------------------------------------

レンジファインダーを使っているとファインダーをどうするかという問題が
ついてくる。

M型ライカだと型によって表示できる画角があって便利なのだが、ミノ
ルタのM型レンズだと一部表示が連携していないものもあったり、
広角画角には対応していないというのもままある。

そのようなことからや、単に見てくれもいいので飾りとして付けることも
あるそうだ。

個人的にはターレットファインダーが使い勝手が良い、画像にはないが
ライカ純正の35㎜ファインダーは小さいながらも格好がよくバルナック
に合うなど飾り付けで使用したりもしている。ファインダーは実用もある
が外観構成物としての性能もあるのかもしれない。

 

 


リコーGXR GR50mm/f2.5 マクロ試写

2012年03月17日 | レンズ作例 【 その他 】

雨なので掃除しつつ、リコーGXRで遊んでみた


開放値f2.5 にて撮影。 

 


絞りf8.0
8.0まで絞っても後ろのシーサー(距離5cm)の輪郭が分かるくらい。
結構絞り込まないといけない。

 

 


豪徳寺で購入した招き猫を開放値2.5にて撮影

目にピンを持ってた、右前足の爪(赤い線)がほぼ目と同じ位置にある
のでピンがあってる。でも鼻先はボケている。

被写界深度がずいぶんと浅い事がわかる。ちなみにこの猫、小型の
モノで目と鼻の距離は5mm位しかない。

 


f8.0 顔の全体にピンがあう。・・・ほこりが多いな、払ってやらな~。

 

 

次はマクロ時の被写界深度の違いを比較してみた。前後のシーサー
の距離は約5cm程度。モノクロの方がよりはっきりするのであえて
モノクロ表示。


開放値f2.5

 


f8.0 背景がやんわりと写ってくる。

 


最大絞り値f22 パンフォーカスになった。

 

 

 


写真撮影【湯島天神 梅の花】

2012年03月16日 | 写真撮影

今年は寒いせいか開花が遅れていた梅。名所では梅にちなんだ
イベント日程の延長が行われてもいる様子。

そのようななかで、店が早めに終わり、健康診断を終えた嫁と合
流して足を延ばた寄り道として湯島天神を選んだ。

使用機材
リコーGXR + GR50mm専用レンズ

 

予想以上の開花ぶりに驚いたが、一部は満開に近く平日でも人が多く
寄せていた。屋台も出ている。

当然だがカメラマンも多い。大方がデジタル一眼レフで、IPHONE撮り
も多く見かけた(実際、よく写るし・・・笑)

フイルムはバルナックライカD2?(ブラックボディ)の方が1人だった。

 

話は戻して、

久しぶりの青空のもとでの撮影環境。仕事を切り上げられてラッキー☆
日の当たり具合にもよるが今週末が見頃のヤマかもしれない。

次は早くも桜の開花予想が出ている。(遅れているようだが)
桜シーズンは鎌倉遠征をしようか・・・。

 


※GRレンズ、前にも書いたかもしれないがとにかくマクロはAFで使わ
 ない方が絶対に早い。慣れればそんなもんだからで済む。
 描写は、本当にピッシ!とくるので文句なし。

先日、試写の成果がいまいちしっくりこなかったのでヤシカ635でも
一本撮影してみた。後日載せたい意向。

 



ちなみに・・湯島天神は菅原道真公を奉った神社。学問の神様であり
受験、就活の祈願絵馬が山のように奉納されていた。

 

 

 

 

 


【写真撮影】 北千住→亀有

2012年03月12日 | 写真撮影

今回はヤシカ635二眼レフの術後試写を兼ねた撮影と、
昨年の大地震の1週間前にこれと同じコース設定で
撮影を行ったが、何故か?道に迷うことが殆どない南瓜
が地図を見ても見ても方位を失い辿りつけなかったという
事があった、この日にもしかしたら?と思うところのある
コース設定となった。

簡単ながら、北千住は東京23区北東部の玄関口で、
日光街道の宿場町として知られており、蔵の残る街と
して紹介されていた(あるにはあるようだが)

なお西口には細い道に何件も飲み屋が並ぶ独特の
雰囲気を持っているゾーンである。

だが今回のスタートは東口。大学がくるとかで再開発が
始まろうとしている古い感じの商店街が並んでいる。

 

その商店街を通り、柳原という地名の所へ入る。下町の
雰囲気が残る所で荒川に近く土手沿いを避けるように
歩く。


リコーGXR 50mm単焦点

 


リコーGXR 50mm単焦点

 

ヤシカ635にもフイルムを詰めてシャッターを早速1枚切る
軽快なシャッター音に少し安堵しつつ次を止めて歩き、
前回も撮ったが好みの古びたトタン看板の建物を撮ろうと
巻き上げれば―を回わ・・・・回せない!Σ(@_@)

どう力を入れても回らない!?(@_@)(@_@)(@_@)!

 

仕方が無いので、感光を覚悟で蓋を開けると、レバーが
回るようにある(リセットされて、フイルム装填時の状況に
なるため回るのだが2枚目に行けない。)

 

仕方なく一旦ヤシカを納めて昼飯にする。柳原にあった
昔からの中華屋さんという感じで、昭和な空気のする
ワンタンラーメンをい食しながら、ヤシカを検証するも原因
は分からずしまい。

 

結局カバンに一旦しまいGXRで撮影続行。(@_@;)

 

 


GXR とにかくシャープに写るのはいい。マクロは迷いが多いのでMFで
撮った方が早いというのは慣れがいる。精神的にも

 

 


公園にいた擬人化された機関車。塗り直したのか、新たに設置された
のか綺麗な状態であった。

 

そして荒川を終えて堀切からお花茶屋へ抜けていくと下町らしく銭湯が
数軒みうけられそのうち頃合いの煙突を見つけて撮影に挑む。

 


手前の水タンクの錆びれ具合が素敵だ。

 

 


オーバーフロー用のパイプか?水の滴る所に生える苔がまたいい。

 

 

とかなんやら撮っているうちに、疲労もでてきたのでカフェに寄る。
一行それぞれに疲労もたまってきていたのでユックリするのだが、どう
してもヤシカについて気が散るのでテーブルに置いてまずは観察して
見ることにした。

どうしても35mmフイルム用の巻き上げダイヤル下の解除ボタンが
反対側にある巻き上げを制御するに至るには思えない。
どうやって左のボタンの解除を右に伝えるのかが?(@_@)???

そうしているうちに、巻き上げスプロールを付けないと、1枚目で自動
的に止める今まで出来たことが出来ない事に気づく。Σ(@_@)!

 

なぜそうなるのか?ローライは下のローラーで感知しているから、
コピーのヤシカもそうだろうと思ってたが・・・違うよ様だ。

そして巻き上げ側にスプロールを入れると、その下の奥にある歯車
が回ることに気付く。そしてそれの根元がブローニ巻き上げダイヤル
の近く根元で何かをしている!うむむむむこれは(@_@)!

と触っているうちに、友人も目をこちらにクギ付けで二人であれこれ
検討していると、

ポッチ!と音が・・・・

 

ブローニ巻き上げのダイヤル中央が凹んでいるぞ!私の指先に
押されて!!と同時に 二人揃って「あ!」っと言葉を発する。

そしてもう一度巻き直したフイルムを入れてみて、2枚目にいけない
状況にしてからボタン?を押すと

回った!!!\(◎o◎)/!
よかった知らずに解体するとこだったかもしれない。(@_@)(汗)

さっきまでこのダイヤルの外しかたについて話してたのに・・・(苦笑

 

 

とま、こんなことを小一時間近くして、スペアーフイルムを入れて
ヤシカを再起動。とにかく試写なので、最短距離撮影、無限撮影、
開放値撮影と12枚を撮りきる。そしてそのころには亀有に辿りつき

駅前に座る、警察官が主人公の漫画の銅像と記念撮影する。

 

ついでに、よく壊されていると報道されてたサンババージョンも見る。

 

と、とにかくも色々とあったが、無事にゴールに辿りつけた。
なお、先ほどのカフェで震災より1年を迎えた。黙祷を捧げた。

 





 

 

 

 

 


ヤシカ635 フイルム巻き上げ解除方法

2012年03月11日 | 機材研究・写真研究他

古いカメラを使用していると、思わぬところで
使用方法(お作法)の違いとかに戸惑うこと
がある。こんかいはその話

 

この話はヤシカ635について述べています。

 

 

このヤシカ635、フイルムを巻き上げて最初の1枚目まで自動的にもって
きて止めてくれる。

・・・・のだが1枚目を撮影して巻き上げようとレバーを回すと、固くって回
らない⇒巻き上げ出来ない?

ということに今回陥いり、IPHONEで調べたりツイッターで応援を頂いたり
したものの一向に解決せずにいたところ、偶然押したらそこがボタン!?
ということがあった。

この機は、解除ボタンを押すことでフイルムを巻き上げる事が出来る、逆
にそれを怠れば適正露出で撮ったはずの1枚目と、2枚目が合わさる
オーバー露出での多重露光を仕上げる事につながる・・・・Σ(@_@)

 

そこで人柱は私で(笑)十分という事でこれを記そうと思って酒に酔う中
これを記します。

 


↑ 35ミリフイルム巻き上げダイヤル下にあるボタン

一見するとこのダイヤルボタンが・・・解除の一手をすべて請け負う様に
思えるのだが・・・・

反対側にその動力を伝える道筋が・・・解決できない。

 

 

↑ 125フィルム巻き上げダイヤル

このダイヤルの中央を押すと・・・じつは解除される仕組み。

これは気付けなかった・・・不覚。(;一_一)

 

 


修理、次回は・・・コダック

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

いつやるかは未定だが、目についたのがこれ!

ベスト判カメラである。オブジェとして机に飾っているもので、シャッター
は無事である。

レンズはカビがあるので除去が必要。
調子が悪いのは巻き取り部分で非常に固い

のだが・・・改めて触ってたら・・・もしかしてフイルム入れないとだめな
のか?シグネットみたいに・・・(@_@)!


バルセロナ五輪ストラップ

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

大分傷んでいるが、五輪ストラップが出てきた、ヤシカついでにいうと
ヤシカ635は家に来たのはジャンクも含めて3台。

その初代(半分ジャンク)に取り付けていたもの。

綺麗なものは中古屋とかで2000円位で売られてたりするが、使い
こまれているので値段もつくまい。

MINOLTA好きなのでとっておこう。


ヤシカ635の比較

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

せっかく海外から来たヤシカ635二眼レフと国内で
ジャンクとして買ったヤシカ635を比較してみよう。


左が国内入手、右が海外よりきたもの

 

1.フロントの会社名の記入が違う

 

上が国内、下が海外

 

 

2.ダイヤル部の違い

 

上が国内、下が海外

 

3.上部に〇囲みでRの文字

 



上が国内、下が海外

 

4.ピント合わせダイヤルの表記の違い

上の国内はFEET表示、下の海外はM表示も表記されている。
なぜ?国内のはFeet?もしかして国内の方が輸出用?なんて
確証もないのだが。

 

5.開閉ダイヤルの刻印の有無

上が国内、下が海外。メイドイン ジャパンの文字がある

 

6.上部蓋に「Y」ロゴ

左が国内。革部分に切り込みがあるのでもしかしたら取れたのか?
右のは「Y」の刻印がある。筆記体とかなんとかあるようだがブロック
文字体である。


LED携帯ライトで検証

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

LEDライトは昨今省電力で注目されている。明るくいいのだが・・・カメラ
のレンズを中古で購入する場合や所有レンズをこれで見るときは注意
がいる。

注意とはレンズに対してでなく自分にである。まず当たり前だが直に見
るのは目に悪いのでなるべく避けたい。

そして、最も厄介なのは常用屋内照明では見えない、見えずらい(撮影
に影響も無いようなLV)傷等の瑕疵を発見してしまう。

中古レンズを購入するときはまだ検査としていい(店側は嫌だろうが)、
ただ所有レンズ(期間が長いほど)は心が凹む・・・(@_@)(汗)

今回のヤシカの修理もこれで発見したようなもので、常用室内照明では
目を凝らしてようやく発見できるLVである。

 


(観察してみると・・・)

 


(赤丸の所が該当の箇所。真ん中のが最初発見したもので、周辺のは外してココまで
強い光を当てて分かるほど。)

 

ただ外してみて分かったのはそれ以外にも写りに影響はないが気になる
ものも発見に至っている。
アルコール(エタノール)で拭いたりもしたが除去できないところをみるとカビ痕後だろ
うか???周辺部の真ん中以外の(↑写真参照)ものも同様と考える。

 

最近は、絶対に所有レンズをこれで見ない事にしている。(笑

 

 


ヤシカ635 二眼レフの修理【2個1】 Vol.02

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

前回の続き:前蓋を外したところから

6.中玉を取り外す

ネジ式で取りつけられているので、指でレンズを汚さない様に外す
事が出来る。

写真のはA(ジャンクの方)の中玉。ちなみにBの方は金属の色が
事なっていて、もしかしたら輸出用に細部の変更を行ってたのか?

尚写真右上にある黒い持ち手のある棒状のものは篆刻用の彫刻刀
で、刃先が当然鋭いことがクラカメに多いマイナスネジを回す際に
やりやすかったりする。正し、刃なので力を入れすぎると却って痛め
ることもあるので注意が必要。

(中略)
Aで行った解体をBでも行い、中玉ユニットを交換する。レンズ清掃も
忘れずに。

7.不測事態03 シャッターボタンが戻らない・・・・(;一_一)ヤバ!

シャッターを押す受けのパーツ(青丸印の所)は細い針金の羽で戻る
様になっているのだが。(詳細に述べれば、パーツに針金バネが引掛
けられていて元の位置に戻るようになっている。)

緩んでたのか、バネが外れる。Aの状況を確認して、回復作業工程を
検討する。細いので切れないように慎重にラジオペンチで正しいのに
近い状況を作り出すのだが、経年の変化でバネの力も頼りない。

1案.Aからのバネ移植
2案.新規にバネを調達
3案.このまま変形をくわえてバネの力をつくる

検討の結果3案を採用、ダメなら1案、それでもだめなら2案と順位を
つけていく。

結果は1案で良好になった。

 

8.Bの前蓋付け直し

ココで気をつけなければいけないのが、最低2つ

1.絞り調整レバーの部品連携
2.シャッター速度調節レバーの部品連携
3.シャッターボタンの部品連携

簡単にいえば、前蓋、そしてシャッターユニット側とに絞り、シャッター
速度調節、シャッターボタンを操作するものが相互に連携しないと
いけない。

よって、開放値で絞り値を調節、シャッター速度も位置調節して
シャッターボタンを押さえながら、ユックリとはめていく。

なおシャッターボタンは前蓋ボタンを押しだす関係上、はめ込み時に
邪魔になるくらい前に出てきているので押さえつける必要がある。

その為には前蓋の撮影用レンズの穴部分から細いペンなどで押さ
えることで取りつけが出来た

そして、ネジで締める前に前蓋を手で押さえながら(押さえないと
連携部分が外れたりして、やり直しになる事がある)各部分の設定
をチェックする。(絞り、シャッター速度、シャッターチャージのスライド
への干渉の有無等)

そして問題なければ丁寧にネジで締めていく、対角線を描くように
順番に締めていくのだが、馬鹿みたいに強く締めると次回の直しで
困るのである程度幅を持たせておく。(緩まない程度に)

 

9.外革の貼り直し

幸いにもAの革が綺麗に外せたので、そのまま取りつけることに
した。ノリはGクリアー(コニシ株式会社)のものを使っているサイト
を見かけたので、翌日購入して取りつける事も考えた。

だがBの表面にはノリが強く残ってたので試しに付けてみるとシッ
カリ付く・・・のでそのまま貼りつけた。

 

10.前玉の取りつけ

前玉と押さえ環をカニ爪で丁寧にはめ直す。(その前にレンズをしっ
かり専用レンズクリーナーで洗う)

 

完成!

 

※あくまでも個人の所有カメラを、個人的に研究としていじっていること
 です。参考にしないでください。

 修理は修理専門業者にお任せしてください。一切当方は責任を負い
 ません。


 

 

 

 


ヤシカ635 二眼レフの修理【2個1】 Vol.01

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

ジャンクだが、欲しいパーツ(中玉)だえ綺麗なのと、先日購入した個体を
2個1にして状態を良くなものへもっていこうという話。
(各個体の製造シリアルNOは処理で消してあります。)


まずは、個体の観察を。左がジャンク個体(以下Aとする)、右が海外から
きた個体(以下Bとする)。同じ機体なので外観は基本同じだが、所々で
細かく違っている。(違いについては次回まとめて)

オペレーション内容--------------------------------------

  1. Aに付いているレンズ中玉を解体して取る。解体過程に伴って、
    安全な解体方法を模索していく。
  2. Bの中玉を取り、1で確保した中玉と交換するか、Bの中玉を
    洗浄してみて状況によってはそのままいい方を残す。
  3. レンズ内部を解体する事はまれなので取れるごみは取り、メン
    テナンスする。
  4. 外革は丁寧にABともに剥がし、再利用を心がける。

以上。

尚上記オペレーション中に考慮しない事項が生じた場合は、必ず手を
止めて観察と検討を行い個体Bの安全確保を最優先する。

-----------------------------------------------------

1.外革を外し、オペレーションに必要なネジを外す。



外革を丁寧に剥がしていく。ノリが古かったり、修理されているものだと
貼替え時に使われたノリが適していなくて革が剥がすとともにボロボロ
になることがある。

ボロボロになったものはどうしょうもないが、なるべく丁寧に剥がし、新し
い革を切りだす際に大事な寸法型になるのでむやみに扱わない。

なお今回はAの革が綺麗に剥げ、Bのはボロボロになった。(@_@)

赤い線のネジは外すとボディーから繰り出し部全体が取れてしまう。
ここまで外す必要もないのでそれ以外のネジを丁寧にはずしていく。

マイナスの平ねじなので山を潰さないように、ユックリと力と時間をかけ
て外す。ネジは無くさないようにフイルムケースにネジ毎に分けて保管
する。

 

2.不測事態01の発生 Σ(@_@)

Bのネジ箇所を確認していくと一本ネジが無い。外革が被ってて前の所
有者も分からなかったのだろう。
前の修理時に修理した職人が忘れたのか、紛失して、まー大丈夫だろう
として付けなかったのか?理由はもう判別できない。

Aより同じ個所のネジを1本移植することで解決。

なお繰り出し部のネジも新しく綺麗なので、メンテの時に替えたのだろう
か?Aのものとは明らかに違って綺麗だった。

 

3.不測事態02 あれ付いてないぞ? Σ(@_@)


シャッターチャージのレバーには指掛けの丸いものが付いているのだが
Bには付いていない。実際簡単に外れるので途中で取れたんだろう。
Aより移植。試しに付けてみたら、当たり前だが無事に付いた。

 


因みに、最初どうしても付かなかったのだが、ネジの回しかたとは逆回
しになってる。(@_@) ここまで順調

 

4.繰り出し部とレンズ・シャッター部の分離


ネジが外れれば、事は簡単に運ぶ。慎重にはずしていく。
なお、この時点でカニ爪で撮影用前玉は外してある。

 

5.前カバーの取り外し



シャッターチャージ用のレバーの手掛かり用の(先ほどないことに気付いたもの)
ポッチだけ外し(絞り、とフラッシュ接点?のレバーは前カバーにはずせる様に
枠が作られている)、絞り側のある右側を少し持ち上げて、シャッターチャージレ
バーを下部に下げる。(少々外しつらいが粘り強くやれば、そんなに難しくは
ない。)

そして前カバーを外すと、前玉がむき出しになる。

 ※あくまでも個人の所有カメラを、個人的に研究としていじっていることです。
  参考にしないでください。

 修理は修理専門業者にお任せしてください。一切当方は責任を負いません。

 

つづく