南瓜頭

入る帽子がない南瓜のあたまでっかち日記です。
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修理、次回は・・・コダック

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

いつやるかは未定だが、目についたのがこれ!

ベスト判カメラである。オブジェとして机に飾っているもので、シャッター
は無事である。

レンズはカビがあるので除去が必要。
調子が悪いのは巻き取り部分で非常に固い

のだが・・・改めて触ってたら・・・もしかしてフイルム入れないとだめな
のか?シグネットみたいに・・・(@_@)!


バルセロナ五輪ストラップ

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

大分傷んでいるが、五輪ストラップが出てきた、ヤシカついでにいうと
ヤシカ635は家に来たのはジャンクも含めて3台。

その初代(半分ジャンク)に取り付けていたもの。

綺麗なものは中古屋とかで2000円位で売られてたりするが、使い
こまれているので値段もつくまい。

MINOLTA好きなのでとっておこう。


ヤシカ635の比較

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

せっかく海外から来たヤシカ635二眼レフと国内で
ジャンクとして買ったヤシカ635を比較してみよう。


左が国内入手、右が海外よりきたもの

 

1.フロントの会社名の記入が違う

 

上が国内、下が海外

 

 

2.ダイヤル部の違い

 

上が国内、下が海外

 

3.上部に〇囲みでRの文字

 



上が国内、下が海外

 

4.ピント合わせダイヤルの表記の違い

上の国内はFEET表示、下の海外はM表示も表記されている。
なぜ?国内のはFeet?もしかして国内の方が輸出用?なんて
確証もないのだが。

 

5.開閉ダイヤルの刻印の有無

上が国内、下が海外。メイドイン ジャパンの文字がある

 

6.上部蓋に「Y」ロゴ

左が国内。革部分に切り込みがあるのでもしかしたら取れたのか?
右のは「Y」の刻印がある。筆記体とかなんとかあるようだがブロック
文字体である。


LED携帯ライトで検証

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

LEDライトは昨今省電力で注目されている。明るくいいのだが・・・カメラ
のレンズを中古で購入する場合や所有レンズをこれで見るときは注意
がいる。

注意とはレンズに対してでなく自分にである。まず当たり前だが直に見
るのは目に悪いのでなるべく避けたい。

そして、最も厄介なのは常用屋内照明では見えない、見えずらい(撮影
に影響も無いようなLV)傷等の瑕疵を発見してしまう。

中古レンズを購入するときはまだ検査としていい(店側は嫌だろうが)、
ただ所有レンズ(期間が長いほど)は心が凹む・・・(@_@)(汗)

今回のヤシカの修理もこれで発見したようなもので、常用室内照明では
目を凝らしてようやく発見できるLVである。

 


(観察してみると・・・)

 


(赤丸の所が該当の箇所。真ん中のが最初発見したもので、周辺のは外してココまで
強い光を当てて分かるほど。)

 

ただ外してみて分かったのはそれ以外にも写りに影響はないが気になる
ものも発見に至っている。
アルコール(エタノール)で拭いたりもしたが除去できないところをみるとカビ痕後だろ
うか???周辺部の真ん中以外の(↑写真参照)ものも同様と考える。

 

最近は、絶対に所有レンズをこれで見ない事にしている。(笑

 

 


ヤシカ635 二眼レフの修理【2個1】 Vol.02

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

前回の続き:前蓋を外したところから

6.中玉を取り外す

ネジ式で取りつけられているので、指でレンズを汚さない様に外す
事が出来る。

写真のはA(ジャンクの方)の中玉。ちなみにBの方は金属の色が
事なっていて、もしかしたら輸出用に細部の変更を行ってたのか?

尚写真右上にある黒い持ち手のある棒状のものは篆刻用の彫刻刀
で、刃先が当然鋭いことがクラカメに多いマイナスネジを回す際に
やりやすかったりする。正し、刃なので力を入れすぎると却って痛め
ることもあるので注意が必要。

(中略)
Aで行った解体をBでも行い、中玉ユニットを交換する。レンズ清掃も
忘れずに。

7.不測事態03 シャッターボタンが戻らない・・・・(;一_一)ヤバ!

シャッターを押す受けのパーツ(青丸印の所)は細い針金の羽で戻る
様になっているのだが。(詳細に述べれば、パーツに針金バネが引掛
けられていて元の位置に戻るようになっている。)

緩んでたのか、バネが外れる。Aの状況を確認して、回復作業工程を
検討する。細いので切れないように慎重にラジオペンチで正しいのに
近い状況を作り出すのだが、経年の変化でバネの力も頼りない。

1案.Aからのバネ移植
2案.新規にバネを調達
3案.このまま変形をくわえてバネの力をつくる

検討の結果3案を採用、ダメなら1案、それでもだめなら2案と順位を
つけていく。

結果は1案で良好になった。

 

8.Bの前蓋付け直し

ココで気をつけなければいけないのが、最低2つ

1.絞り調整レバーの部品連携
2.シャッター速度調節レバーの部品連携
3.シャッターボタンの部品連携

簡単にいえば、前蓋、そしてシャッターユニット側とに絞り、シャッター
速度調節、シャッターボタンを操作するものが相互に連携しないと
いけない。

よって、開放値で絞り値を調節、シャッター速度も位置調節して
シャッターボタンを押さえながら、ユックリとはめていく。

なおシャッターボタンは前蓋ボタンを押しだす関係上、はめ込み時に
邪魔になるくらい前に出てきているので押さえつける必要がある。

その為には前蓋の撮影用レンズの穴部分から細いペンなどで押さ
えることで取りつけが出来た

そして、ネジで締める前に前蓋を手で押さえながら(押さえないと
連携部分が外れたりして、やり直しになる事がある)各部分の設定
をチェックする。(絞り、シャッター速度、シャッターチャージのスライド
への干渉の有無等)

そして問題なければ丁寧にネジで締めていく、対角線を描くように
順番に締めていくのだが、馬鹿みたいに強く締めると次回の直しで
困るのである程度幅を持たせておく。(緩まない程度に)

 

9.外革の貼り直し

幸いにもAの革が綺麗に外せたので、そのまま取りつけることに
した。ノリはGクリアー(コニシ株式会社)のものを使っているサイト
を見かけたので、翌日購入して取りつける事も考えた。

だがBの表面にはノリが強く残ってたので試しに付けてみるとシッ
カリ付く・・・のでそのまま貼りつけた。

 

10.前玉の取りつけ

前玉と押さえ環をカニ爪で丁寧にはめ直す。(その前にレンズをしっ
かり専用レンズクリーナーで洗う)

 

完成!

 

※あくまでも個人の所有カメラを、個人的に研究としていじっていること
 です。参考にしないでください。

 修理は修理専門業者にお任せしてください。一切当方は責任を負い
 ません。


 

 

 

 


ヤシカ635 二眼レフの修理【2個1】 Vol.01

2012年03月10日 | 機材研究・写真研究他

ジャンクだが、欲しいパーツ(中玉)だえ綺麗なのと、先日購入した個体を
2個1にして状態を良くなものへもっていこうという話。
(各個体の製造シリアルNOは処理で消してあります。)


まずは、個体の観察を。左がジャンク個体(以下Aとする)、右が海外から
きた個体(以下Bとする)。同じ機体なので外観は基本同じだが、所々で
細かく違っている。(違いについては次回まとめて)

オペレーション内容--------------------------------------

  1. Aに付いているレンズ中玉を解体して取る。解体過程に伴って、
    安全な解体方法を模索していく。
  2. Bの中玉を取り、1で確保した中玉と交換するか、Bの中玉を
    洗浄してみて状況によってはそのままいい方を残す。
  3. レンズ内部を解体する事はまれなので取れるごみは取り、メン
    テナンスする。
  4. 外革は丁寧にABともに剥がし、再利用を心がける。

以上。

尚上記オペレーション中に考慮しない事項が生じた場合は、必ず手を
止めて観察と検討を行い個体Bの安全確保を最優先する。

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1.外革を外し、オペレーションに必要なネジを外す。



外革を丁寧に剥がしていく。ノリが古かったり、修理されているものだと
貼替え時に使われたノリが適していなくて革が剥がすとともにボロボロ
になることがある。

ボロボロになったものはどうしょうもないが、なるべく丁寧に剥がし、新し
い革を切りだす際に大事な寸法型になるのでむやみに扱わない。

なお今回はAの革が綺麗に剥げ、Bのはボロボロになった。(@_@)

赤い線のネジは外すとボディーから繰り出し部全体が取れてしまう。
ここまで外す必要もないのでそれ以外のネジを丁寧にはずしていく。

マイナスの平ねじなので山を潰さないように、ユックリと力と時間をかけ
て外す。ネジは無くさないようにフイルムケースにネジ毎に分けて保管
する。

 

2.不測事態01の発生 Σ(@_@)

Bのネジ箇所を確認していくと一本ネジが無い。外革が被ってて前の所
有者も分からなかったのだろう。
前の修理時に修理した職人が忘れたのか、紛失して、まー大丈夫だろう
として付けなかったのか?理由はもう判別できない。

Aより同じ個所のネジを1本移植することで解決。

なお繰り出し部のネジも新しく綺麗なので、メンテの時に替えたのだろう
か?Aのものとは明らかに違って綺麗だった。

 

3.不測事態02 あれ付いてないぞ? Σ(@_@)


シャッターチャージのレバーには指掛けの丸いものが付いているのだが
Bには付いていない。実際簡単に外れるので途中で取れたんだろう。
Aより移植。試しに付けてみたら、当たり前だが無事に付いた。

 


因みに、最初どうしても付かなかったのだが、ネジの回しかたとは逆回
しになってる。(@_@) ここまで順調

 

4.繰り出し部とレンズ・シャッター部の分離


ネジが外れれば、事は簡単に運ぶ。慎重にはずしていく。
なお、この時点でカニ爪で撮影用前玉は外してある。

 

5.前カバーの取り外し



シャッターチャージ用のレバーの手掛かり用の(先ほどないことに気付いたもの)
ポッチだけ外し(絞り、とフラッシュ接点?のレバーは前カバーにはずせる様に
枠が作られている)、絞り側のある右側を少し持ち上げて、シャッターチャージレ
バーを下部に下げる。(少々外しつらいが粘り強くやれば、そんなに難しくは
ない。)

そして前カバーを外すと、前玉がむき出しになる。

 ※あくまでも個人の所有カメラを、個人的に研究としていじっていることです。
  参考にしないでください。

 修理は修理専門業者にお任せしてください。一切当方は責任を負いません。

 

つづく