どうして?そんなに要らん手間と使いにくさや重さを享受してまで二眼レフを
使うのか?と見られる事もよく。
高性能なハイテクカメラもいいが、とりあえず自分で考えてあれこれする、直に
観ないファインダーでイメージを想像(創造→創像とでもあて時にすることもあ
るか)する楽しさと言うのは時として心を落ち着かせる。
というものが二眼の良さだと思う。
そして最近は第3次二眼レフブームに自分が熱くなっていることを否定しない。
最初に火がついたのは2005年の秋ごろ。レンズ付きで1.5万円という安さと
雑誌でCシリーズがレンズ交換ができることを知ったのがタイミングを同じにして
心に着火させて大火になった\(◎o◎)/
【記念すべき第一号はマミヤCシリーズ:とにかく重いのだが二眼レフにして
レンズ交換が出来るという代物。その後はマミヤM645が中判を担当する事
になって売却してしまった。】
このCシリーズとにかく重量に参る・・・でもレンズ部分を繰り出していくと銅鏡
部分は蛇腹で味があってよかった。多少破けても複幕なので使えた。
中望遠系のレンズを付けると自重バランスが悪く繰り出しによっては前のめり
に倒れてしまう(当然物凄く重くなる。)
フードを買ってつけたらいっぱしな姿になったのが今でも鮮明に記憶に残って
いる。肝心の写りは申し分ない。いまはなぜか当時よりも価格が上がっており
いまのところ手を出す予定もないし、左手の悪化やその他考えると買う事も
ないだろう。
そして第2次は2006年の秋ごろ。記録によればヤシカ635とミノルタオートコード
が配備されたらしい。(ヤシカはほとんどジャンク状態のもので、実際使用不可
に近い状態だったらしい。)のだが、機材が両方とも調子悪く短命短期にブームは
去ってしまい以後一時殆どデジタル化する。
どうしても年代物になるので調子の良し悪しはあるものと考えるべきだろう。
まして店頭に並べられている間がどれくらいだったか、そのまえはどうだったか?
そう考えると年月が見えなくなる。気にしてたら買えないのだが低速シャッターで
最高絞りで切って粘りが無いか、ビューレンズをレンズ側からみて表面鏡に腐食
が無いか?などのチェックは当たり前に。
もっとも二眼レフの仕組みは簡単なものが多いのと昔のは機械式だから、最悪
直せば使えるし、直すことを予算に組み込めれば、ローライなどは一生ものだから
デジタルを買い替えるより安いかもしれない。
第3次に至らず未遂で終わったのが、2009年末に当時まだ付き合ってた現嫁に
カメラを使わせるうえで基礎を仕込むのに二眼レフを与えるという暴挙にも近い?
ようなことでミノルタコードを買って贈ったときであった。マミヤフレックスかリコー
フレックスあたりでかるく楽しみたいと思ったが、そのころ経営していた店が忙しく
写真に手が回らない状態だったので、未遂に終わった。レンジファインダーとかから
入るのはアリだと個人的にはいまでも思っている。
第3次は昨年2011年の夏頃に安いローライを見つけ、ライカを一台売る(安いと
言ってもライカが手元から去るのだから・・・)ことで入手し使い始めた事がきっかけ。
そうして火がつくのだが・・・年末に日光撮影で落下させ、激しいクラッシュで使用
不能にしてしまい(はげしく落込む)修理の模索をする中、ジャンクのローライを(ジャ
ンクでも値段はいい・・・・)うまく見つけ出し、2個1にすることで今日に至っている。
更にはミノルタオートコードをトプコン好きの友人と交換トレードで入手しいまは
2台体制であり、その両方ともに機能に問題が無いに至れている。
今年は少し多めに二眼レフでの撮影を楽しもうと思う。作例もアップ予定だ。
なお、二眼レフの場合フイルムは、たいていはブローニになり12枚撮影が可能。
これはその日に撮り切りたいときには意外と便利な枚数である。
まず、撮らなきゃいけないような状況になる36枚とかと比べて、切ればいいんだろ
くらいの気持ちですっと枚数を消化できる(撮りきれないでしまっておいて、間違って
蓋をあけて感光させてしまうミスも防げる。)
故に心に余裕が出来る、一方で枚数が少ない分1枚への期待値の負担が大きく
なるため撮影には力が入るのもメリットだ。
厄介なのは・・・色々と撮影先で珍しがられる事くらいだろう。
出ないだろうが・・・二眼レフカメラを無理やりデジタル化するキットが出ることを夢
見ている。
シャッターユニット、下レンズ、内部の部品を移植しジャンク状態から復活させた。
内臓露出計は動いているものの怪しいので飾りとして見ている。
とにかくメンテがしやすいのがいい。
ミノルタの銘機らしいが、実際よく写る。ローライの(型があるけど)アクセサリーを
使える。(使わざるを得ないともいうべきか)
なお、余談だが、フードはあったほうがいいだろう。古いレンズ故なのだが。
ただついているものは少ないし、アクセサリー単体探索は結構骨が折れる。