南瓜頭

入る帽子がない南瓜のあたまでっかち日記です。
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「荒川都電で行く小さな旅・②」

2005年04月24日 | 関東小鉄の旅写真

次回、光画部で「荒川都電撮影」の本番となったことから、プレとして午後1時より「大塚」駅より出発する。
なお、今回時間の都合で全駅降りることよりも終点まで到着することを最優先。

持参カメラ
・エクスリムZ55
・ローライ35
・LOMO

「巣鴨新田」
・大塚駅からすぐ近くなので通過。

「庚申塚」
巣鴨地蔵尊(とげぬき地蔵)の通りに面する駅、ホームに面して御茶屋さんが営まれており、にぎわっていた。ちなみに本日は「4」の日ということで露天商が出店しており、雑貨、衣類、食品、骨董品などが軒を並べて地蔵尊まで続いていた。道はその露天と参拝者で混雑しており、ノロノロとした動き。(この速度だと露天の雑貨や、骨董品などを見ながら十分に歩ける)
その内の一つの店で「コニカⅢ」なるカメラを見つけた。価格は相場並みだが、シャッターに粘りがあるらしく、オーバーホールしたほうがいいとのことだったが、デザインのよさにちょっと惚れつつ、カメラ談義をしてしまう。
その後本尊へ向うと途中で「さきいか」の匂いが・・・みると目の前の機械で割いており、いいにおいが周りを覆っていた、次に「チヂミ」が焼かれた露天商が・・・。そういえば御飯食べてなかったな・・・・。「塩まんじゅう」を購入し少しお腹を満たす。
食べるところは結構ある。「たいやき」「今川焼き」などなど。

*この駅にはトイレが備えられている、この先荒川遊園までトイレがないので、ここで済ませておこう。

「新庚申塚」
国道17号線と交わるところ。ちかくに青果市場があるが日曜なので通過。

「西ヶ原4丁目」
昔、中学校の先生が住んでいたところが西ヶ原だった・・・・ので通過。

「滝野川1丁目」
住宅街の中にある駅、直線が続いてたので撮影テストで降りてみる。いい具合に緩やかな傾斜があり車両を捉えられた。地図からすると次の駅まではそれほど距離もないので徒歩で向う。

「飛鳥山」
 飛鳥山は桜の名所であり、ここから都電は車両と次の駅までのわずかな距離を自動車と同じ車道をつかって走る区間でもある。まずは飛鳥山に(とはいっても小高い大地)に登り上から見てみることにする。すると桜が・・・・咲いていた。種類が違うのだろうが予期せぬ桜の満開に喜びおもわずシャッターを切る。(先月来たときとはえらい違い)
公園では「太鼓」を叩いてなにやら稽古をしている学生達が、噴水の周りにはカップルが、はるうららな気候のもとのどかな昼下がりの日曜日が流れていた。

 公園を後にし、飛鳥山駅と自動車の通りが交わる交差点へ、歩道橋もあり、また王子駅方面へは坂道で下ることからいたるところが撮影ポイント!とりあえず歩道橋の上から撮影をしてみる。

 ところでこの都電撮影は意外に時間がかかる。というのは保険の意味でデジカメを普段から携帯しているのだが、電車は当たり前だが止まってはくれない、通過していく。なので一回の撮影は一回きりであり、撮ったら次が来るまでまたなければならない・・・・。そして動く被写体なのでMFの場合事前に目標地点の他の物体を使ってピンを合わせたり、露出を合わせたりと手間もある。歩道橋でごちゃごちゃとカメラを取替えては撮っていたがここは改善の余地がある。

 またここの地点では、飛鳥山の撮影と都電撮影目的の方々が交わる為か?一眼レフカメラを持つ人とすれ違うことが多かった。


「王子駅前」
 王子駅前は上を「京浜東北線」が通るため、ガードをくぐって、カーブして駅構内に入ってくる。あるいはガードの向こうで坂道を上り下りする姿を撮る事が出来る。

「栄町」
 再び専用軌道に戻り電車は走っていくのだが、この駅では、前の駅からの途中からカーブを、その先を直線が続く軌道を描いている。そして周辺の道路が少し下がっておりやや見上げたかたちで撮影が出来る。28ミリ位の広角レンズで思いっきり寄れるといい映像になりそうだと思った。(ローライは40ミリ固定レンズ、LOMOはフイルム切れ・・・・) (この記事の写真はここで撮ったデジカメのもの)

「梶原」
 御土産の何かがあるらしいのだが、時間の都合で通過。

「荒川車庫前」
 降車駅と乗車駅が異なる。車庫がある。通過。

「荒川遊園地前」
 駅から歩いて5分くらいのところに「遊園地」がある。その途中には「駄菓子屋」や「もんじゃ屋」、小道に入ると「たこやき屋」があり、どこもにぎわっていた、とくに「もんじゃ」を食べてみたかったのだが、一人だったので食べきれないと判断し、今回は見送る。
 遊園地は観覧車などがある様子。都電の古い車両も展示されている。今回は入園はしなかった。

「小台」
 時間の都合で通過

「宮ノ前」
 八幡神社と厳島神社というものが同じ境内にある。「就職決まりますように」と祈願し、おみくじを引いたら「大吉」!縁起が良かった。

「熊野町前」
「東尾久3丁目」
「町屋2丁目」
「町屋駅前」
「荒川7丁目」
「荒川2丁目」
「荒川区役所前」
 時間の都合で通過、めぼしいところは持参した手帳に書き込む。

「荒川一中前」
 この駅は次の駅と商店街を挟んでいるので通過。

「三ノ輪橋」
 ついに終点駅!すぐ商店街になる。昔懐かしい商店街の感じが残っており、ちょっと感動しつつ、歩いてみる。「焼き鳥」「コロッケ」が売られており、同じようにカメラを持ったひとが「焼き鳥」を一本買って美味しそうに食べていた。そのなかでコロッケが三枚で190円の店を発見し、購入。そして近くの店でビールを購入し駅前のベンチで賞味。旨い!!
 ついつい買い食いをしてしまうのだが、都電ならではの話ではないだろうか?とおもう。

本番が楽しみだ。


都電・荒川線でゆく小さな旅①

2005年04月17日 | 関東小鉄の旅写真

今回の小さな旅の行程

*大塚駅→早稲田駅(終点)
*一日券(400円)を購入し、各駅毎に下車、本撮影に向けて周辺をかるくチェックする。
*使用カメラはNIKON・F3とロシアカメラ・ゾルキー4、デジカメ。

 かねてから、静物(植物・風景)だけではなく、動くものを被写体にした撮影をしようということやマンネリを脱却するということで、手頃なところとして都電・荒川線を選んだ。
 集合は昼過ぎ、本撮影は後日O氏も交えて行うので、プレ撮影ということでやや遅いスタートをきる。

①大塚駅(南口) 「坂道とロータリーのカーブ」
 JR山手線と交差する(山手線の環状の内外のさかいともいえる)駅。南北と入り口の側が二つに分かれており、今回は環状の内側ということで南口側ロータリー付近で撮影する。
 ここでは車両がロータリーを右左と移動し、坂道へむかい、上って行く道筋をとる。専用軌道が歩道(車道もかねている)の中央を走っているため、坂の上下高低、アングルの切り替えができ、
撮影をしてても楽しめる。
 
②向原 「春日通りと都電」
 春日通り、池袋の六又交差点で明治通りと交わってのびてくる通りが都電の軌道と交わる地点に駅があり、都電も乗客を乗せて走り始めて数メートルでいったん信号があって停車する。道路を越えると住宅街に伸びる専用軌道にはいる。都電というと車と一緒に走る姿を思い浮かべるが、荒川線がそのような走行をするのは王子・飛鳥山付近くらいらしく、ほとんどが専用軌道を走る。そのため都電廃止の荒波をかいくぐることができたらしい。
 
③雑司が谷「雑司が谷霊園」
 駅を降りてすぐに、雑司が谷霊園があり(今回は撮影してないので略)駅前から向原に向けては直線の軌道が延びている。踏み切りの間隔が短いので車両間隔の間に移動でき、アングルをかえることが容易。バックにサンシャインも入るので光景としてはいい。(線路の改修工事?なのか今は工事していたので気になる方はパスするだろう)

④鬼子母神「懐かしさがある町」
 鬼子母神駅に降りると、焼き鳥の匂いが、すぐ乗客の鼻をおおってくる。駅前で見た目にも年季と、なんとも言えない味のある焼鳥店が営業しており、焼き鳥、コロッケ、から揚げ、などが売られている。
 気づくと、おやつ代わりにT氏が「砂肝」一本を購入しほおばっていた。おいしそうなので自分も購入しようと列に並び、同じく「砂肝」を一本と「野菜コロッケ」を二枚購入する。
 さらに鬼子母神へ行く途中にある酒屋でビールを買う。
 
 鬼子母神へつながる道は、おおきな樹木がアーケードみたいに伸びており、池袋繁華街がすぐ近くにあるということを思わせない。鬼子母神神社自体も歴史の残る社殿と樹齢600年と伝えられるイチョウが我々を迎えてくれた。
 また境内にはむかしなつかしい「駄菓子屋」も・・・。

 隣接する公園で先ほどの焼き鳥とコロッケをツマミにビールを飲んでいると、地元の子供たちだろう、グループが集まっておりなにやら会話をしている。なにげなくみていると話が面白いのに気づく。
 「おまえの親父の給料いくら?」
 「30万円くらいらしい」
 「ウチより多いよ」
 「へーじゃー金持ちジャン、いくらくらい家に貯金あるの?いちおくえんはある?」
 「1億円はあるね」(余裕の笑みで語る子供)
 「すげーよーー」
 ・・・・・・聞いてて苦笑した。

 ちなみに焼き鳥もコロッケもおいしくいただいた。先ほどの子供たちの会話をネタにT氏と談笑しながら駅へ向う。

⑤学習院下「大通りと並行する」
 この駅から、早稲田までは大通りに面して(面影橋ー早稲田は道路の中央の専用軌道になる)都電荒川線は走っていく。途中「千登世橋」をくぐり下り坂の直線になる。撮影はやや見上げるかたちになるが、橋をくぐる辺りを撮影するのがいい様子。次回はズームレンズ持参したい。

⑥面影橋「時季次第」
 大通りの中央にあるため、駅の幅も狭い。神田川と並行する駅。残念なのは神田川に沿って桜が並んでおり時期が過ぎていたこと。
 
⑦早稲田駅「大隈重信なのだが」
 「早稲田駅」といっても東西線の駅までは少々離れている。駅前から早稲田大学へむかうと食堂街へはいる。「韓国料理」のみせがおおくでており、また歴史がありそうな喫茶店、パスタ屋も数店ならんでいる。

 ここで夕方近くになったので、現像と呑みをするためにスタート地点の大塚駅へもどる。
今回は初めて白黒写真にしたので出来上がりは未知数。ドキドキしながら出来上がりをまち、飲み屋でいざ開封!
 思ってた感じにはできていた。ちなみに先日購入したゾルキー4K、ジュピターレンズも動作点検の確認もでき上々な一日だった。
 


LOMO (ロモ)

2005年04月03日 | 南瓜の独り言

「ロシアレンズ」をテーマに旧ソビエト・ロシア系カメラに興味を持つうちに、友人が所有していた「LOMO」が目に入っていた。最初はトイカメラなのでそのうちに・・・と無関心だったが、彼が写した作例をみていくと「光量落ち」の見事さからくる描写の美しさに次第に心が奪われていく、救いだったのは購入へむけて幾つか店に寄るも、常々「在庫なし」ということ。彼自身(友人T氏)も購入したのは記念モデルで、それでも運良く手に入れられた(プレミアが付いているので普通のより価格がうえになってしまう)方であったと聞く。

 昨日、有楽町のレモン社のショーケースにあったのを、T氏が見かけており、これをその後の会食の時に聞き、本日再度行くことに。

 天気予報では「曇りのち雨」と聞いていたので、今日は撮影することはないだろうと、完全に別メニューを組んでいたのだが、天候は予想外の晴れ模様。T氏へ電話すると近くの撮影スポットでM型ライカの撮影テストをしているとの事。(彼からはメールが午前中とどいていたらしいのだが、うたた寝をしてしまい、気づかなかった)

 とりあえず支度して、待ち合わせ場所より有楽町「レモン社」へ、ところが到着して「LOMOがほしいのですが」と店員さんへ申し込むと「すいません、あれ見本で、在庫ないんです」と。
 「あーないのか・・・」とはいえ諦められないので、新宿の中古カメラ屋を二店回るもやはり在庫なし、残るは一店だが、この店はT氏が購入した店で「在庫があるか微妙」な気配。
 とりあえずこの後酒を飲む店も近いので、寄る。

 すると・・・一台ショーケースにある。「見本かな?」と疑うが、とりあえず店員さんへ「LOMOあります?」と聞くと「一台だけ、それ」とそのLOMOを指差す。
 めでたく?御購入とあいなりました。

 食事後、帰宅しながら桜を見ると今日の暖かさで結構咲き始めていた、ただ雨が降っている。この雨がもし止めば空の埃やチリが落ちているのできっとよい空がでるはず。
 LOMOによいのではないかと期待に胸を膨らませる。