『相撲史発掘』No.８５ 頒布中 !

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　拙作＆私家版『相撲史発掘』第８５号を
御希望の方に無代進呈。

１～３ページ
〇「しこ名の文字数」＜下＞篇

４～６ページ
〇「天保五年春場所」
折込み
●幕内勝負＆星取表　

７～９ページ
〇「大正二年の合併相撲」

10ページ
〇昭和戦前の重量力士

折込み
〇「璞(あらたま)詳細星取表」
●元関脇谷ノ音、大関朝汐に初勝利

11ページ
〇古今平幕最優秀力士星取表

　頒布を御希望の方は92円切手同封のうえ…
〒852-8113 長崎市上野町14-11
　　　　　　　田　　　中　　　　　　　健
　お問合せは jhisa104@ybb.ne.jp

『…人物大事典』の脱落に唖然 !

　平成十三年、相撲編集部編『大相撲人物
大事典』710ページ「優勝力士一覧」の脱落は
噴飯ものであり、唖然とさせられる━。

２８秋　横綱　東富士　（高砂）14勝１敗 ⑥

　しかも、712頁下段左側には相当の“余白”が
あり、スぺースの都合などの言い訳は通用しない。

　かつて讀賣『大相撲』誌の臨増〔昭和四十年〕に
掲載のE編集長執筆の「横綱略伝」は、「三十人目
西ノ海嘉治郎」(Ⅲ)を欠落させてしまった。でも、
このとき誌面のどこをみても“空白”はなかった。

　編集者諸氏が校正のとき見逃したとすれば、
お粗末千万であり、当事者は慚愧に堪えないはず。
　

全敗が消えた星 その239

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　今から54年前の昭和三十八年名古屋場所、
初日から十日目までの星取表を真っ黒に塗り
潰したのは元関脇前田川だった。
　翌十一日目、初白星を得て連敗脱出━幕内
全敗が消えている。
　彼、前田川は横綱直前の大鵬・柏戸の両
力士を破った２勝のみで、13敗の珍記録を
つくった。
　裏を返せば、如何に柏・鵬が綱の資格・
器量を有していない証左にもなる。でも、
協会・横審は「柏・鵬時代」の“人気便乗”
で最年少横綱を拵えてしまった━。

三役陣の出欠情況 その78

　旧暦三月が四月に延びた享和三
(1803)年春場所の三役陣。

東大関　平　石　７日間全休
西大関　雷　電　　〃　皆勤
東関脇　鬼面山　　〃　　〃
西関脇　千田川　　〃　　〃
東小結　梁(うつばり)五日目まで出場
西小結　錦　木　６日間を出場

　当場所は、江戸時代の日本を象徴する
ような出来事で、七日目までで打切りと
なってしまった。
　その出来事とは、「麻疹」の流行だ。
その予防接種が始ったのはいつからなの?
明治後期かな。
　好角家のひとり、北里柴三郎博士らの
活躍は明治末期からではなかったか…。
　兎に角、昔は「伝染病」が人民の心配事の
ひとつだったであろう。

宇良、前半に横綱・大関戦なし??

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　名古屋…新番附、注目の人気・技巧派
力士宇良は、東前頭四枚目に躍進した。

　宮城野部屋の横綱白鵬らは、上位に同
部屋がいないので、対戦範囲は宇良より
１枚上の勢まで。田子ノ浦部屋の稀勢の里
らのそれは、西…三枚目遠藤までとなる。

　以上は、上位陣に欠場者が出ず、しかも
“機械的”に16人が総当りした場合の話。
実際、現実的には、特に後半休場が１人
乃至２人発生する可能性が…。
　それに加えて、宇良の前半戦の成績が
好ければ、関脇・小結陣に挑戦させるのは
必至であろう。

　仮に、対横綱・大関戦のなかでは、不調の
場合の駄目大関Tなんかだったら、宇良だって
充分“勝機”はあると愚考したい━。