40連勝中の双葉山の“欠陥”を『三田文學』誌上で
厳しく指摘した彦山光三翁は、郷土力士佐田の山〔一時
佐田乃山照也〕が横綱に推薦されたとき、「横綱という
ものは絶対に全勝優勝を2場所も3場所もつづけるような
ものでなくちゃならん」と語った。不朽の名著『横綱傳』
〔単なる力士の伝記に非ず〕より抜萃してみたい──。
「横綱力士となり得べき資格・器量は、気・体・力・伎・
識・度・品の七要素が最高の状態において諧和し、至醇の
形容において整調しておらなければならない…」と理想論
を述べている。
私見・愚考では、戦後大相撲のピークは「栃・若時代」
であり「柏・鵬時代」以降、理想と現実との乖離が一層
ひどくなってしまった。
朝青龍が去ったからと云って、実力“不安定”な三流
以下の弱い「横砂」を粗製・濫造しないで慾しいものです。
白鵬と毎場所賜杯を争える新横綱でなければ…相撲人気
が恢復することはあるまい。
厳しく指摘した彦山光三翁は、郷土力士佐田の山〔一時
佐田乃山照也〕が横綱に推薦されたとき、「横綱という
ものは絶対に全勝優勝を2場所も3場所もつづけるような
ものでなくちゃならん」と語った。不朽の名著『横綱傳』
〔単なる力士の伝記に非ず〕より抜萃してみたい──。
「横綱力士となり得べき資格・器量は、気・体・力・伎・
識・度・品の七要素が最高の状態において諧和し、至醇の
形容において整調しておらなければならない…」と理想論
を述べている。
私見・愚考では、戦後大相撲のピークは「栃・若時代」
であり「柏・鵬時代」以降、理想と現実との乖離が一層
ひどくなってしまった。
朝青龍が去ったからと云って、実力“不安定”な三流
以下の弱い「横砂」を粗製・濫造しないで慾しいものです。
白鵬と毎場所賜杯を争える新横綱でなければ…相撲人気
が恢復することはあるまい。