相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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156年前、會所幹部は無責任?!

2018-10-17 21:34:50 | 日記
 幕末のあってはならぬ大事件━「幕内小柳殺害
事件」では、当時の“責任”の所在が……。

 江戸相撲會所(現日本相撲協会)の筆頭(ふでがしら
=現理事長)は、追手風喜太郎(元大関=前名黒柳)で、
筆脇(ふでわき=現No.2事業部長)が、清見泻又市
(元幕下小森野)であった。
 両者ともこの事件の報告をうけてない筈はあるまい。

 ところが「引責辞任」した形跡がありませんな。

 追手風はその後凡そ3年「筆頭」の地位にあって、
慶應元年冬、謎の人物“原庭”玉垣と交替。

 清見泻の方は、文久四年〔事件の2年後〕正月、
享年85歳の長寿で…。でも、現代で云う「認知症」
的な状態と想像する。

 事件の翌年になって、筆脇は上記の玉垣と交替。

 尚、小森野は幕下一桁〔現十両〕へ上れず、
幕内力士との対戦はないだろう…。
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想い出の「総評座談会」より…

2018-10-17 13:31:49 | 日記
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 昭和三十九年、読売…『大相撲』誌の
春場所総決算号「総評座談会」より━。

神風正一氏(元関脇・NHK解説者)
 今度の総評点は珍しく“接近”したね。今
まで いつも20点くらいの差があったのに、
今度は73点から80点になったということ
は、或る程度意見が一致しているということ
だね。

東富士錦一氏(元横綱・TBS解説者)
 そんなこと云うと、彦山さん減らすかも
知れないぞ。(笑い)

彦山光三翁(元協会嘱託・相撲評論家)
 いや、減らさないよ。折角つけた73点
だもの。(笑い)

 当該場所の採点は、神風78、天竜氏80、
彦山73、東富士75点であった。
 通常、厳しい順に彦山・天竜・玉ノ海梅吉・
東富士・神風…の順番になった。

 尚、彦山翁生前は玉ノ海・神風の両氏は交替
で出席、彦山歿後に両者“同席”するようになり、
小坂秀二氏が加わった。
 また、遡れば伊勢ヶ濱(元横綱照國)ら協会の
年寄も出席していた。

 
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