両事件の共通点

　ふと、ワイドショーを視ながら、156年前の
「小柳平助殺害事件」を………。「貴ノ岩義司
傷害事件」は、幕末の“あってはならない”事件
との大きな共通点がある。

　即ち、１年前の騒動は、モンゴル力士たちが
起した。〔日本人力士Iも“同席”してたが…〕

　文久二年の大事件は、「肥後部屋」と称する
H藩お抱え力士たちの“内紛”だったのである。

　両事件当事者が本場所で対戦しない・対戦する
の相違はあるけれども…。

　関聯する話。「貴乃花退職」は「太刀山廃業」と
の共通点もあり、違うところもある。
　99年前の太刀山(当時東関)の場合は、師匠の
友綱も協会へ辞表を…。結局、大横綱だけ角界を
去った。

　たしか、双葉山の大関昇進披露だったかな…
もと太刀山が顔をみせて、新大関と並んだ写真
がのこっている。
　それと、太刀山えがく「富士山」の絵も厳存。　

全敗が消えた星 その314

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　昭和五十一年正月場所、初日から中日
まで星取表を真っ黒に塗り潰す━ストレート
負越したのは、幕尻へ再入幕した天龍(源…)
であった。
　翌九日目、人気力士蔵間を破り連敗脱出━
幕内全敗が消えている。

　このあと「二所ノ関騒動」に巻込まれ、相撲
界に嫌気がさしてプロレスに転向した。
　師匠(元大関佐賀ノ花)急逝に因って、角界の
逸材を失った。最高位前頭筆頭まで昇ったの
だし、体も筋肉質で面白い存在になったはず。