out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

母ノ白滝から三ツ峠山(開運山)

2023-02-15 13:34:08 | 山登り in 山梨県
2023年2月12日(日)
三ツ峠山荘前からの富士山
 
 今まで三ツ峠山には何度か登ったことがあるが、三ツ峠山もあちこちから登るルートがあり、まだ未踏のルートがいくつかある。 是非冬になったら登りたいと思っていたのが河口浅間神社から入山、母ノ白滝を見て山頂に至るルートだ。 冬になるとこの滝が美しく氷結している写真を拝見したので、是非それを自分も見たかった。 が、近年なかなか滝が凍らない。 寒波が来て凍っても、入れ替わりに暖かい日が訪れすぐに溶けてしまう。 昨年行くことができなかったので今年こそ、と機会をうかがっていたが、待っていても凍りそうにないので先日行ってみた。
 
 
 河口浅間神社の前に駐車場があることは知っていたが、あまり大きな駐車場でないこともわかっていた。 今回天気の良さそうな日曜日にしたので観光客も来るだろうと思い神社の駐車場を使うのは避け、川口湖畔の無料駐車場から歩いた。 神社への道中、登る山の方は雲行きが怪しい。
 
(7:27)
 河口浅間神社までは徒歩で20分程。 参拝を終えると神社の方が声を掛けてきた。 三つ峠山に行くのに神社参道前の駐車場に停めているなら鳥居の横の方に停めてほしい、と。 私はもちろん停めていなかったのだが、登山者は別の駐車場があるのでそちらを利用できる旨教えていただいた。(駐車場詳細は神社に要確認) 次回は湖畔から歩かなくて済むかな?
 
 
 神社を正面に見て左側の方を通る舗装路を登ってゆく。 今回母ノ白滝も楽しみだったが、こちらから上がってゆくと最近「天空の鳥居」で話題の富士山遙拝所も拝見してゆくことができる。 遙拝所までは30分ほど登るが、途中こちらも今流行りのおしゃれなグランピングやキャンプ施設がいくつかあり、上写真はその合間から見えた富士山。 雲がかかりがちだった富士山がだんだんと姿を現してきた。
 
(8:00)
 富士山遙拝所到着。 すでに数名の方が撮影をしていたが鳥居下に続く道への門は開いていなかった。 こちらは先のリンクにも書かれている通り、スマホ以外のカメラで撮影する場合には年間有料会員になる必要があるそうだ。 したがって上の写真はスマホ撮影。 このエントリーの中で一番良く撮れてる?(^^;)
 
(8:21)
 富士山遙拝所から三ツ峠山を目指して更に進むと母ノ白滝に到着。 氷結はご覧の通り。 滝の隣には母の白滝神社があり、河口浅間神社の御神体『木花開耶姫(富士山の神様)』の義理の母『栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)』が祀られている。 その由縁から「母の」と言うのだそう。
 
滝の近くまで林道が通っており車で来る人もいるが、道は細く、この時期雪もある。
また、下山時には「富士山遙拝所」に来る車が駐車できずごった返していた。
 
凍った部分は少なかったが、他に人もいなかったのであちこちから存分に撮影出来た。
 
ただ、この日の三ツ峠山には1,000m以上登らなければならない。
1,000m以上登るのは本当に久しぶりで、雪もある中登れるのか不安もあった。
とりあえず早出をしてきたので、あまり遊んでいないで登らなければならない。
 
母ノ白滝の脇を階段で登ってゆくと、上流にもうひとつの滝。
父ノ白滝と呼ばれているとか?
 
登山道には雪も増え、あとは山頂まで登るのみ。
六本爪アイゼンを装着。 山頂は雪が多そうだったので一応ワカンも持っていたが、
一日中六本爪でちょうど良かった。
 
滝の先から急な階段が続き、その後はそれほど急登でもないのだが、先も長いので堪える。
ようやく鉄塔だ、と一休み。
 
林道と登山道を経て行くのだが、なんとなく歩いていると登山道への道標を見失いそうになる。
 
伐採地からきれいに富士山が望めた。
正面に雲はかかっていないが、背後には随分雲が控えているようだ。
 
最後の林道から登山道に入ると木無山への上りはCT 1:10。
疲れているうえに斜度が急になり更に堪える。
 
ツチグリを見つけたり
 
樹間の富士山を眺めたりしながら「がんばれ~!」と自分を励ます。
 
まだ先は長そうだな~。
でも右上のピーク辺りかな、と思い歩いて行くと。
 
見たことのある景色~!
 
ようやく平らになり、木無山周辺の高原のような景色。
 
ようやく木無山到着。(11:09)
 
さらに少し歩いて三ツ峠山荘前から望む富士山。
まだ見えていて良かった~!
 
三つ峠山(開運山)と屏風岩。
さらに進み四季楽園を過ぎると、
 
山頂に向けてのこの斜面。
あとひと頑張りだがいつも辛い。
 
11:43
三ツ峠山(開運山)山頂と~ちゃく!
予定していたよりは早く到着したが、湖畔の駐車場から4時間半以上かかった。
いやぁ~、良く歩いた。
けれどまだ富士山も見え、雪の中を登りきることができて本当に良かった!
 
御坂山塊、中央が黒岳。右後ろの円錐形が釈迦ヶ岳。
山頂からの景色をしばし楽しみ腰も降ろさず下山する。
ここまで来たら風が強くて、寒い、寒い!
 
下りは転げるように素早く下山。
 
少し下ると風もなくなってきたので、
木無山のベンチで富士山を眺めながらお昼ご飯をいただいた。
 
昼食後、来た道を下山。
ここを登るの辛かったなぁ、と思いながら、下りは楽々。
 
母、父ノ白滝が近づくとしっかりとした柵と階段が現れる。
朝あった雪は標高 1,400m付近からほぼ溶けていた。
 
父ノ白滝へ下る階段途中は上の氷柱の下を通過しなければならない。
午後は雪も氷も解けていてなんかやな感じ~。。。無事通過したけど。
 
母ノ白滝を横から眺めることができる。
 
母ノ白滝前でもう一度撮影していると、こもれびが虹になっていた。
 
 この後河口浅間神社を経て河口湖湖畔の駐車場まで戻る。 この日の歩行距離 15.7km, 上り 1,092m となった。 距離も上りも最近の中ではとても多く、さすがに疲れ、車に戻ると脚が張っていた。 翌日は体中痛く、体力・筋力低下をまた感じた。 夏には大きな山にも登りたいので頑張らないとっ!
 だが、今回話題の「天空の鳥居」からの富士山を眺め、見たかった母ノ白滝を拝むこともでき、また雪の三ツ峠山ロングコースも歩き切ることができたので良かった。 機会があればまた別のコースで花の時期に登れたらと思う。
 
コメント (2)
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