2021年4月12日(月)
南高尾のニリンソウ群落
新年度が始まり忙しかったり、座りっぱなしの仕事が続いたりで高い山には登る気になれなかった。 高尾のニリンソウやタカオスミレには既に遅い感じがあったのだが、NHKで荻原編集長の高尾山の番組やヤマスタのYouTubeを見たりしたら、また行きたくなってしまった。 高尾ならきっと何か咲いているだろう。
春色の裏高尾。 せっかく行くなら北側から奥高尾に至り、南高尾も見る! お花がいっぱい咲いていたら周り切るかなぁ~、というほどの距離なのだが。 旧20号南浅川沿いのスミレなどはもうあまり見られず。 それでもニリンソウはまだ豊富に残っており、イチリンソウも加わっていた。 更にラショウモンカズラやホウチャクソウなどがポツポツと見られた。
長い間通行止めとなっていた日影沢沿いのニリンソウ群生地。
えぐり取られたような場所もあり、群生地の面積、トレイルも消失した場所があったが、
全てがなくなったわけではなかった。
小仏城山までの林道も徒歩では開通し、途中の作業道路も歩けるような話を聞いていたが、
私が歩きたかった作業道はロープが張ってあったので久しぶりにずっと林道を城山まで歩いた。
途中、まだ咲き残っていた桜が新緑と共に美しい。
小仏城山到着。
一応桜が残っていた。
こちらの広場ではゆっくり寝転ぶ人たちも多数。
山のハートもほんのり桜色。
桜吹雪が舞ってきた。
城山から大垂水峠に下る。
20号線を越える架橋あたりも新緑がまぶしい。
ここからヤマスタハートルート、セブンサミッツのポイント、
大洞山、コンピラ山、中沢山、入沢山、を目指して行く。
3/15に登った時の逆回りだ。
山は新緑とヤマツツジの赤。
大洞山、コンピラ山辺りでは(?)高尾山南面が見えると言っていたが、また見過ごした。
観音様の立つ中沢山もヤマツツジが盛り。
このベンチでおやつ休憩。
ベンチに座って見上げれば。。。
展望台からの景色は新緑が濃くなり、里の畑が見づらくなった。
朝は天気が良かったが既に丹沢にも雲。 もちろん富士山は見えなくなった。
ここで 15:00過ぎ。 急がないと入沢川の谷は真っ暗になってしまう。
時間は押していてもポイントの入沢山には寄る。
前回ここに山があることも気づかなかったが(分岐案内がない)
登ってみたら最高に素敵なベンチ! きっと秘密の名所なんだ。
正面には陣馬山、右の方に小仏城山。
左奥には大菩薩嶺、金峰山なども見えるそうだ。
前回すごいと思った竜のベンチ、あの時はまだ途中だったらしい。
今回はもっと迫力が増し、目が入っていた。 これで完成かな。
この先西山峠から入沢川の谷に下りてゆく。
さて、ニリンソウは終わったかな。。。
いやいや、素晴らしい眺め!
これ以上遅い時間だったら全く陽が入らず寂しい景色だったろう。
出来ればもう少し早く来るべきだったが、花も陽もギリギリセーフ。
花柄が長くなってしまっているが、まぁこれだけたくさん咲いていてくれたら文句は言えない。
誰も来ないこの花園でしばし呆然と立ち尽くし、眺め、撮影した。
素晴らしい時間だった。
来季はもっと良い時期に来られるといいなぁ。
そうしたらもう少し早い時間に来られるようにしよう。。。
でも、今回こんなに咲いていてくれて本当に良かった。 ありがとう。
後ろ髪を引かれつつ、時間も時間なので本当に早く人里へ。
ササッと見ただけでも萼片の多い花は結構見つかる。 が、緑花は見つけられなかった。
ここからはこの日見た花を。(名前間違えはご容赦ください)
セリバヒエンソウ
イチリンソウ
アケビ
ミヤマハコベ
ヤマネコノメソウ 種
マルバスミレ
あちこちたくさん咲いているなぁ~、と思っていたら。。。
こんなに群生していた。
タカオスミレ
葉の色は薄いがそうだと思う。
カキドオシ
ニリンソウ
オオヒナノウスツボ?
ツルカノコソウ
チゴユリ
アケボノスミレ?
イカリソウ
ヤマルリソウ
ツクバネウツギ
フデリンドウ
ホタルカズラ
ホタルカズラ
ホウチャクソウ
ジュウニヒトエ
ヒメコウゾ
期待していたニリンソウ群落も見られ、それ以外にもたくさんの花を見ることが出来て充実した一日だった。 結局のところ高尾周辺を10時間ほどさまよい、全行程 18キロほど、低山ながらも合計 1,000m以上は上り下りしたらしい。 翌日筋肉痛だった。w しかし高尾はやっぱり楽しい。