2020年3月5日(木)
首相の突然の発表で春休みが一足早くやってきた。 原因が原因だけに呑気に休んでもいられないのだが、とりあえずまとめる所をまとめたら、やりたいこともやらないと、この春は学年末から新年度へ区切りなく一直線だ。
濃厚接触を避けるべく、ゴンドラや温泉は無しにして、車で一人で山に行く分には良いだろう。 ハナネコノメも咲きだしたと聞いたので、ひとまず身近な高尾山で歩いてきた。
この日は6号路から。(8:23) 昨年は裏高尾の日影沢のお花を見てから旧20号沿いの梅を楽しみ、小仏峠~小仏城山~高尾山、のルートだったが、台風19号の影響で日影沢のハナネコが見られたあたりは壊滅的らしい。 キャンプ場までは入れるようになり、いろはの森を通って高尾山には登れるようになったそうだが、依然日影沢林道で小仏城山に向かうことはできない。
そんなことから今年は初見の6号路のハナネコノメの様子を見に行ってみた。
前夜は雨。 晴れる予報だが雲が多く沢沿いを歩く6号路は一層瑞々しい。
ユリワサビ
昨年の台風19号のあと、この沢沿いの6号路もずいぶん遅くまで通行止めが続いていた。
登山道全体的に崩落などが起きていたのかと思ったが。。。
部分的にひどい所はあったようだが、ハナネコノメは随分大きな群落がみられた。
ニリンソウもあちこちで見られる。
たくさんの写真を撮って満足したが、
細いトレイル沿いなので、土、日曜日では厳しいかもしれない。
沢の中にオブジェ発見。 精巧な造りだ。
ヨゴレネコノメ。
山頂に近づくこの辺りは岩の多い沢の中を歩くようなトレイルだったが、
ずいぶんと土砂が流入したようだ。
ヤマルリソウ
白花だが、アオイスミレのようだ。
タチツボスミレ
山頂直下。 やはり雲が多い。
高尾山上空は青空なのだが。 なんと人が少ない。(11:06)
けれど子供連れのお父さんや、子供グループと付き添いの大人、
という感じのパーティーもあちこちで見かけた。
朝、車から富士山は見えたのだが、もう雲の中だ。
丹沢の山々は良く見える。 稜線にはまだ白いものが見られる。
お花も随分見られ、この先は景信山を回って旧20号線沿いの梅を見たかったので、
極力一生懸命歩く。
小仏城山到着。(12:02)
都心の方はグレーと言うか茶色と言うか。。。
ちょうどお昼時なので、テーブルをお借りしてお昼ご飯。
小仏峠到着。(12:55)
ここから小仏バス停には下山できないと思っていたのだが、2/18に通行止め解除になっていた。
が、景信山まで歩く気満々だったので、登ってゆく。
高尾山標高が 599m。 景信山が 727m なので、
やはり最後に一番高い所は堪えるわけだ。
登りながら振り向くと蛭ヶ岳山頂が光り輝いていた。
写真ではそうでもないが、本当にピカーッと良く光っていて、
こう見るとやっぱり蛭ヶ岳山荘の屋根なのだろう、と思う。 面白い。
ようやく上ってお茶屋さんのテラスから。
先ほどより富士山が見えてきた。
ミツマタがひとつ。
景信山山頂。(13:43)
少しは見晴らしが良くなった?
ぼんやりと群馬、栃木、茨城の山が見えている。
さて、梅を撮るのに日影になっては困るので、早く下山!
今度は紫色のアオイスミレ。
旧20号まで下りてきた。 梅は良く咲いている。
雲が多かった空が急に青空になってきた。
木下沢梅林。(15:17)
木下沢林道もまだ通行止め。
そしてウィルスのおかげで梅まつりも中止。
昨年はまだあまり咲いていない頃に来てしまったが、
今年は良い時期に来れた。
中に人が歩いていないのも貴重と言えば貴重だ。
とてもきれいなのだが、フェンスが高くて一苦労。
ひとしきり撮り、満足して帰路につく。
個人宅のミツマタ。 もう満開。
旧20号線沿いのあちこちの梅を眺めながら駐車場までの道を歩いた。
途中、日影沢も少し見てみたが、タカオスミレが咲いていた斜面はおそらく大丈夫。
川沿いのニリンソウ群生地までは見に行かなかった。 どうなっているかな。
キャンプ場より上の城山までの林道沿いもいろいろ楽しいのだが、どこがどの程度崩落したのか。。。
もう少しで車道の20号線に出る所。
梅は良く咲いていたが、すっかり日影になってしまった。
今年は梅がきれいな時期に来られて良かった。 久しぶりに長い距離を歩けたことにも満足だった。 が、一日中たっぷりの杉花粉を浴びたようで、午後からはマスクをしていたのだが家に帰ってから翌日までひどいくしゃみ、鼻水、目のかゆみにさいなまれた。 これからの季節はこれがあるから。。。せっかくお花が咲いてきたが、たまには高い山に避難しないといけないな。