有島武郎著『生れ出づる悩み』
学生時代、国語の教科書とかで、作家名とタイトル名を覚えさせられたやつ。
なんか難しそうやな~と思って、読んだことなかったんですけど、
ベネッセの本プレゼントで次男がもらったものの読んでなかったのを
なんとなく読み始めたら。
なんという表現力。なんという心理描写。
スカッと解決ハッピーエンド、ではぜんぜんないのやけど、
引き込まれて読んでしまった。
画家になりたいと思いながらも、家族のため(生活のため?)に
北の海で厳しい漁に従事する若者のお話。
生れ出づる悩み。まさに。