今日の名言:@B_Pascal_jp
無益で不確実なデカルト。(パスカル『パンセ』§78)
<一言>いくらデカルトが嫌いでも、そこまで言うことはないでしょう。三高で同じフランス語を専攻し、共に京大の哲学に進んで二人、一人はデカルトを、もう一人はパンセを学んだ。一人は野田又男、もう一人は松村克己、二人は常に1番と2番とを競い合ったが、生涯仲良しだった。 . . . 本文を読む
今日の名言:@kotoba_bot
「人間恥をかいた時耳が赤くなる。耳に心が現れるから恥」(不明)
<一言>「これは使える言葉だ」というように考えるのが、牧師の恥ずかしいところ。しかも耳を赤くもせずに。 . . . 本文を読む
今日の名言:@wisesaw
人生は一箱のマッチに似ている。(芥川龍之介)
<一言>こう言われても、今の若者には通じないかもしれない。「一箱のマッチ」、そこには爆弾が仕掛けられている。取り扱いを間違えると、大火の原因ともなるマッチ棒である。昔は、一日はマッチ棒をすることから始まったものである。ガスが家庭に入る前は、先ずマッチを擦って、竈に火を付けて一日が始まる。マッチがなければ大変なことになる。だから、どこに家庭にもマッチはあった。煙草をたしなむものはポケットの中にマッチをもって歩いたものである。やがて手軽なライターなるものが発明されたが、それでもそれは高価で普通はマッチを擦って煙草に火着けて吸ったものである。その頃のお互いのかけ声は「マッチ一本火事の元」誰でも一度や2度は口にしたものである。芥川はマッチの恐ろしさを知っている文学者である。人生とは一箱のマッチに似ている。そこにただ置いているときは誰も気付かないほど平凡である。しかし、なくてはならないものである。しかし、取り扱いを間違うと爆発し、大火の元になる。人生とはそういうものだという。芥川は一本のマッチ棒によって人生を燃やし尽くしてしまったのかもしれない。 . . . 本文を読む
今日の名言:@Michael_Ende_jp
私は今、私たちの誰もがお金の黒魔術だけを知っているという印象を持っています。そして私は自問するのです。「お金の白魔術とはどのようなものだろうか?」というのも、当然お金そのものは必要不可欠だからです。お金なしに高度な文化は存在しないと私は思います。(ミヒャエル・エンデ、『Zeit-Zauber』)
<一言>今日は一言なしです。 . . . 本文を読む
今日の名言:@F_W_N_jp
「ヤハウェが『神は唯一である!汝は私の他に、何者をも神としてはならない!』と言った」時、全ての神々は笑い、彼らの座上で身を揺るがし、そして叫んだ、「神々は存在するが、神は存在しないということこそ、まさに神々しいことではないか?」と。耳ある者は聞くがよい。(ニーチェ、『ツァラトゥストラ』)
<一言>ヤハウェがそんなことを言うはずがない。それを言うのはヤハウェを唯一の神と信じている人間たちである。それを見て、神々は笑っている。ふふふふ。 . . . 本文を読む
今日の名言:@KanzoUchimura
私たちが神に対してなしうることはただ一つである。すなわち、神がキリストをもって私たちにお降しになった許しの事実を信じ、罪の身このまま、不信の心このままを彼にささげまつることである。(内村鑑三)
<一言>いろいろ理屈を付けるから問題は複雑化する。問題はただ「この一点」だけである。 . . . 本文を読む
今日の名言:@baka__meigen
人間一人ひとりを見ると、みんな利口で分別ありげだが、集団をなせばたちまち馬鹿が出てくる。(シラー)
<一言>何とか女史だって、何とか代議士だって、何とか総理だって、一人一人をみれば、(ああ、そうでもないのもいるか〜〜)まぁ、一応学歴もしっかりしているし、職業だって一人前以上だ。なのに、何故、〇〇党になるとバカになるのだろうか。 . . . 本文を読む
今日の名言:@F_W_N_jp
汝らは我を崇拝する。だが、汝らの崇拝がいつの日にか覆ったとしたら、どうだろう?倒れかかってくる立像に打ち砕かれないよう、用心せよ!(フリードリヒ・ニーチェ、『ツァラトゥストラ』)
<一言>ニーチェの謎のような言葉。簡単なことだ。キリスト教批判である。人間の信仰なんていつか覆ることがある。それはキリスト教でも他の宗教と同じことだ。覆ったときが問題だ。キリスト教という立像が、倒れてくるとき、その下敷きにならないように気を付けろ。 . . . 本文を読む
主は天から人の子らを見渡し、探される目覚めた人、神を求める人はいないか、と。(詩14:2)
わたしたちの主、救い主イエス・キリストの恵みと知識において、成長しなさい。(2ペトロ3:18) . . . 本文を読む
今日の名言:@Tolstoy_meigen
死の存在とは、あるいは我々に自発的に人生を断念させ、あるいは、死が奪うことの出来ない意味を人生に与えることによって、我々の人生を変容せしめるのだ。(トルストイ)
<一言>現代の最も深刻な問題は、「死」があまりにも軽くなっていることである。深刻すぎるのも弊害であるが、軽すぎるのはもっと深刻である。自分の死も、他人の死も「一瞬」のこととして片付けられている。一生の問題なのに。 . . . 本文を読む
今日の名言:@Michael_Ende_jp
トルストイが書いているようなモスクワという都市は、フォンターネが語っているベルリンという都市は、モーパッサンが描いているようなパリという都市は、現実に存在していますか、あるいは、かつて存在していましたか?(『M・エンデの読んだ本』『エンデのメモ箱』「親愛なる読者への44の質問」)
<一言>今存在している東京もニューヨークも、本当に「東京」なの、「ニューヨーク」なの?「都市」と呼べるのか。ただの雑踏と混乱の塊に過ぎない。 . . . 本文を読む
今日の名言:@B_Pascal_jp
我々に、病気という、今一つの誤謬の原理がある。それは、我々の判断と感覚とを損なう。そして重い病がそれを目立って変質させるならば、軽いものでも、その程度に応じた影響を与えるということを私は疑わない。(パスカル、『パンセ』§82)
<一言>現代人は何らかの形で、何らかの程度に病気である。最も普遍的な病気は「現代病」。私たちは何らかの程度で「現代」という錯覚の中で生きているのではないだろうか。 . . . 本文を読む
今日の名言:@Michael_Ende_jp
みんなは現状に満足している。思い出がなく、比べることが出来ないのだからな。みんなに残されているのは個々の瞬間だけなんだ。奴隷状態以外を知らぬ奴隷はおとなしい奴隷だ。俘虜生活しか知らぬ俘虜は自由がないことに苦しまない。(ミヒャエル・エンデ、『ミスライムのカタコンベ』)
<一言>ここで言う「思い出」はプラトンの言う「アナムネーシス」、観念の世界での記憶、認識の理想型、これがキリスト教世界において「聖餐論におけるアナムネーシス(記憶)」となった。キリストとの交わりの原型。 . . . 本文を読む