秋川雅史の美しい声にのって「千の風になって」が響いてくると、何をしていても手を止めて聞いてしまう。そんな魅力が「千の風になって」にはあります。何と言っても、この歌の魅力は詩にあります。詩がすばらしい。昔から人間は死んだら「星」になるという伝説があります。夜空を見上げると、空いっぱいに広がる星たちを見て人類の歴史を想います。でも、星は遠すぎます。その点で「千の風」はわたしたちの身近にあり、わたしたちが行くところ、昼でも夜でも共にあります。この詩の魅力はそこにあるように思います。 . . . 本文を読む