ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

戯曲について

2008-10-28 13:42:10 | ときのまにまに
最近2つの戯曲を読んだ。1つはサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』であり、もう1つはジョージ・オーウェルの『牧師の娘』の第3章で、後者は1つの小説の中に組み込まれたものである。おそらく、これは実際に上演されることを想定していない。いわば戯曲という形式で書かれた文学作品といったところであろう。従って、読む側としても、それほど違和感なく読めた。今までに戯曲と呼ばれる作品は、井上ひさしのいくつかの作品を読んだだけで、あまり読んでいない。井上さんの作品にしても、これはわたしの推測であるが、実際の劇場で公演される場合には、もっと具体的に脚本化されたものを用いるのであろう。あるいは、戯曲として一般に出版されているものは、それとして再構成されているものと思われる。従って、戯曲として読んだ意識はほとんどない。 . . . 本文を読む