聖書のエゼキエル書に「マゴグの地のゴグ」という言葉が出てきます(エゼキエル38:2)。エゼキエル書の35章~38章には、「マゴグの地のゴグ」が間もなく滅ぼされることが預言されています。「マゴグの地のゴグ」は何を表わしているのでしょうか。啓示の書では「十本の角を持つ野獣」で表わされています(啓示17:16)。ですから、「マゴグの地のゴグ」という名前は諸国民の連合体を表わしています。
1.この「マゴグの地のゴグ」は、間もなく何を行なうのでしょうか。偽りの宗教帝国である「娼婦」、「大娼婦」を憎み、荒れ廃れさせ、滅び至らせることが予告されています(啓示17:1~6、16~18)。神エホバはご自分の目的を十本の角を持つ野獣、つまり諸国民の連合体を用い、その心の中に、神エホバのご意志をある、偽りの宗教の「娼婦」を滅ぼすように、入れられ、エホバのご意志が遂行されるのです。
次に、「マゴグの地のゴグ」は、平安と義を求めている無防備なエホバの民を攻撃します(エゼキエル38:2,11,15)。エホバの民はどうなるのでしょうか。
2.神エホバは、ハルマゲドンによって、「マゴグの地のゴグ」を滅ぼし絶やします(啓示16:16)。神エホバの民は、神エホバに信仰を働かし、最後まで神エホバのご意志を守り行なっていますので、忠節な民としてハルマゲドンを通過し、義の宿る新しい社会・楽園に招き入れられるのです(ペテロ第二3:10~13。啓示7:14;16:16)。
神エホバは「マゴグの地のゴグ」の裁きの執行を火と硫黄で行うこと、さらに、多くの国々の民の目の前で、その裁きが「エホバであることを知らなければならなくなる」ようにされるのです。次のように記されています。
「「そして、わたし(エホバ)は疫病と血とをもって彼(マゴグの地のゴグ)に対して裁きを行なう。わたし(エホバ)はみなぎりあふれる大雨と雹、火と硫黄を彼(マゴグの地のゴグ)とその隊、および彼と共にいる多くの民の上に降らせるであろう。そしてわたし(エホバ)は必ずわたしを大いなる者とし、わたしを神聖なものとし、多くの国々の民の目の前でわたしを知らせるであろう。そして彼ら(多くの国々の民)はわたしがエホバであることを知らねばならなくなるであろう」」(エゼキエル38:22,23)。
上の聖句の通り、「マゴグの地のゴグ」は。大量の大雨と雹、火と硫黄で処断されることが分かります。そして、神エホバはご自身を「神聖なものとし、多くの国々の民の目の前でわたしを知らせる」と、宣言し、諸国民は、「エホバであることを知らなければならなくなる」と、保証の言葉を宣明しています。その後に神の王国の支配が始まります。神エホバに信仰を働かせ、忠節を保ち、神エホバの約束に堅く立つ人々は幸いです。
日盛りも 花々健気 鮮やかや 今日の一句
鉢植えの「日日草」