聖書から神の王国の良いたよりの真理を伝道していると、様々な人たちに出会います(マタイ4:23;24:14;28:19,20.ルカ4:43;8:1.使徒28:23)。温和で分別のある心の整えられた方もいらっしゃれば、つっけんどんで何事も無関心を装う方もいらっしゃいます。中には「宗教を持っている」、とお答えになる方もいらっしゃいますが、「宗教から学び、益となり、何か他の人の助けになる教えを伝えることができますか?」と、お尋ねしますと、ほとんどの方は「何も他の人に伝えることができない・・・」と、答えられる方もいらっしゃいます。こちらのご挨拶が終わらないうちに「関係ありません!」と、おっしゃり、大急ぎで玄関のドアを締められる方など、実に様々です。み言葉の真理に耳を傾ける方は少ないのですが、それでも、世界中240の国や地域でエホバの証人のクリスチャンたちは、イエス・キリストがご指示された通り、神の王国の良いたよりの真理を携え、宣明し続けています(イザヤ43:10.マタイ7:13,14;24:14)。神エホバは、聖書を通して、み言葉の真理を宣明する「賢い者たちの言葉」を聞くように、次のように命じておられます。
「耳を傾けて賢い者たちの言葉を聞け。それは、あなたが自分の心をわたし(エホバ)の知識を用いるためである」(箴言22:17)。
上の聖句に記されている通り、「耳を傾けて賢い者たちの言葉を聞け」と、神エホバは命じておられます。「賢い者たちの言葉」とは、聖書に記されている真理のことです。その真理は人々を自由にし、永続する快い道、平安の道、命の道に導きます(ヨハネ8:32.箴言3:17,188.イザヤ48:17,18)。イエスが証しした聖書の伝道の中心主題は、神の王国の良いたよりの真理です(マタイ24:14.ルカ4:43)。「賢い者たち」は、イエス・キリストが有名な山上の垂訓の締めくくりに教えられた、み言葉を聞いて学び、守り行なう「思慮深い人たち」のことです(マタイ7:24,25)。
何故、神エホバは「耳を傾けて賢い者たちの言葉を聞け」と、命じておられるのでしょうか。それは、上の聖句の通り、私たちは「自分の心を」を神エホバの「知識を用いるためである」と、教えています。私たちはみ言葉を日々学び、その真理の教え・知識を適用しなければならないのです(詩編1:2,3)。とりわけ、神の王国の良いたよりの真理は、宣べ伝える者と、聞く人たちの命を救うことになるのです(テモテ第一4:16.啓示21:4)。あなたも、み言葉の真理を聞き、自分の心を、聞いた知識・真理の神の王国の良いたよりを宣明するお一人であれば幸いです。
満開の フヨウ優しや 神の業 今日の一句
道辺に咲いている「フヨウの花」