脇田山安養寺(わいたさん あんようじ)。天台宗の寺院で、本尊は聖観音。往古は10数坊あったとされるが、現在は「常行院」(じょうぎょういん)のみ。末寺として「法泉寺」(岡山市中区国府市場984)があるが、今は無住のようである。また、「祥雲院」(岡山市中区今在家397)があるとされるが、今は跡地のみのようである(なお、安養寺住職の兼務だが、いづれも独立して檀家があるようである。)。
場所:岡山市中区賞田333。「湯迫山浄土寺」と同様、JR「高島」駅方面から、県道219号線(原藤原線)「国府市場」交差点を右折(東へ)、「JA岡山 高島支所」のところを左折(北へ)。そこから約500mのところに「賞田上」バス停がある(そばに火の見櫓がある。)ところで左折(西へ)、道なりに進む(西から北へ)と当寺の駐車場がある。その右手の小道を登ると「日吉神社」、左手の道路を上って行くと当寺がある。
報恩大師開基の備前48ヶ寺の1つと伝える。寺伝によれば、もとは脇田集落の東の乗興寺というところにあったが火災で焼失。その後も焼失~移転を経て、宝暦年間(1751~1763年)に具法法印が現在地に移転再建したという(明治18年にも火災に遭い、現在の本堂も昭和11年(1936年)の再建である)。
最初の寺地の「乗興寺」であるが、上記「法泉寺」の東側、現在「金光教高島教会」がある裏側(北側)に「成光寺跡」がある(下記HP参照)。「成光寺」という地名のところに廃寺跡が発見されたということで、必ずしも「成光寺」という名の寺があったかどうかはわからない。読み方は同じ「じょうこうじ」であろうから、あるいは、当寺は元々ここにあったのかもしれない。なお、ここは「湯迫山浄土寺」の南約600mのところにある。
「改修赤磐郡誌」(昭和15年12月)の筆者は、堕落した里の寺僧の生活を批判し、山上に移転させ、元の寺を焼き払ったのではないか、というようなことを記している。
現在の当寺の山続きの南西約300mのところに、国内神名帳所載の古社「高島神社」(岡山市中区賞田)があり、また、西約300mの谷に「備前国総社宮」がある。なお、当寺には、第2次大戦後、備前国総社宮の社殿修理の際に天井裏から発見された僧形の神像が保存されているという。
岡山市立高島公民館のHPから(脇田山安養寺):http://kouminkan.city.okayama.okayama.jp/takashima/shiseki/ssk05.html
同(成光寺跡):http://kouminkan.city.okayama.okayama.jp/takashima/shiseki/ssk27.html
場所:岡山市中区賞田333。「湯迫山浄土寺」と同様、JR「高島」駅方面から、県道219号線(原藤原線)「国府市場」交差点を右折(東へ)、「JA岡山 高島支所」のところを左折(北へ)。そこから約500mのところに「賞田上」バス停がある(そばに火の見櫓がある。)ところで左折(西へ)、道なりに進む(西から北へ)と当寺の駐車場がある。その右手の小道を登ると「日吉神社」、左手の道路を上って行くと当寺がある。
報恩大師開基の備前48ヶ寺の1つと伝える。寺伝によれば、もとは脇田集落の東の乗興寺というところにあったが火災で焼失。その後も焼失~移転を経て、宝暦年間(1751~1763年)に具法法印が現在地に移転再建したという(明治18年にも火災に遭い、現在の本堂も昭和11年(1936年)の再建である)。
最初の寺地の「乗興寺」であるが、上記「法泉寺」の東側、現在「金光教高島教会」がある裏側(北側)に「成光寺跡」がある(下記HP参照)。「成光寺」という地名のところに廃寺跡が発見されたということで、必ずしも「成光寺」という名の寺があったかどうかはわからない。読み方は同じ「じょうこうじ」であろうから、あるいは、当寺は元々ここにあったのかもしれない。なお、ここは「湯迫山浄土寺」の南約600mのところにある。
「改修赤磐郡誌」(昭和15年12月)の筆者は、堕落した里の寺僧の生活を批判し、山上に移転させ、元の寺を焼き払ったのではないか、というようなことを記している。
現在の当寺の山続きの南西約300mのところに、国内神名帳所載の古社「高島神社」(岡山市中区賞田)があり、また、西約300mの谷に「備前国総社宮」がある。なお、当寺には、第2次大戦後、備前国総社宮の社殿修理の際に天井裏から発見された僧形の神像が保存されているという。
岡山市立高島公民館のHPから(脇田山安養寺):http://kouminkan.city.okayama.okayama.jp/takashima/shiseki/ssk05.html
同(成光寺跡):http://kouminkan.city.okayama.okayama.jp/takashima/shiseki/ssk27.html