Jun日記(さと さとみの世界)

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2年の夏

2016-09-02 09:21:50 | 日記

 大学2度目の夏、今年の夏は落ち着いた感じがします。高校の友人とやはり海に行ってきました。昨年水着サイズが小さいと何人かに言われていたので今年水着を買い換えました。水着も落ち着いた感じの物にして2年目です。

昨年が昨年だったので、次の年も何かあったかというと特に何事もなく過ぎて行きました。

大学の合同サークルも、私が2回生になってからは参加することがなく過ぎていました。

忙しいせいもありましたが、前年のことを考えると優しかっため―さんが去った後は、何だか親しい人がいなくなったように感じ、サークル活動への意欲が希薄な感じになりました。サークルに参加する魅力を感じないままで春は過ぎて行きました。

 あの後聞いたところでは、め―さんはお父さんの後継者になったようでした。当初ご次男だという事で、婿取りであった私はそんな点でも最初からめ―さんに好感が持てたのですが、家の跡取り同士ではうまく行きようがありませんでした。

特にめ―さんのお父さんの会社はかなり大きかったようで、め―さんの将来を考えると軽く好印象のまま、あのままでお別れした方がよく、私にとってもとても良い思い出として残り、このままでこの先悪い思いでは作りたくないと考え、合宿生活が限界であった(人いきれに限界でした。睡眠もゆっくり取れなくて、とてももう1日はいられません。)私は3日目には早々に帰宅してしまいました。

 自宅でのんびり転がって、今年の夏は落ち着いて何事も無く過ぎて行くなぁと思っていた時です、

ジリリリリン…

電話が鳴り父が応対しました。何やら話しています。

「おい、さ―さんという男の人から電話だ、きちんとした挨拶する者だな。」

と、一寸真顔で感心した感じの父の声がします。

何故さ―さんから電話が、と私は驚いてしまいました。

さ―さんから電話が来るなんて、ポカンとした私には思いもよらない事でした。ホントかしらと耳を疑ったほどでした。

 電話口に向かうと、父はいつになく私の顔色を窺うように見て、知っている者かと聞くので、そうだと答え、サークルで一緒な同郷の人、向こうの国立大学の3年生の人だと答えました。話したことはあるけど親しい人では無いと言うと、向こうもそう言っていたと父は受話器を渡してくれました。

 半信半疑、電話に出てみると、どうもやはりさ―さんの声のようです。サークルの合同の名簿ができたから預かって来た、私に渡したいから会えませんかという内容でした。

会う日時と場所を決めてすぐに電話は切れました。

 当然、用は何かと父が聴くので、名簿の話をし、会うことになったと言い、聞かれる前にさーさんの自宅地や出身高校、学部などを言います。とても頑張って勉強されていた事など、そう話をしたことがない事など、父に当時私が知っていたさ―さんの個人情報を話します。

背を向けた父はそうかと言って特に何も言わず、私はじゃあ明日会うことになったから留守にするねと告げるのでした。

 

 


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