東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

早くもシモバシラが

2016-10-06 | 季節の花
  植物のシモバシラ、漢字で書いても霜柱と
  あの氷の霜柱と同じ表記です。
  シモバシラはその花より厳寒の冬に見られる霜柱で有名、
  ややこしいシモバシラと霜柱、まずは花から。


  

     花の形も変わっているけど、その付き方も特異ですね、
     花穂の片側に沿ってずらり。
     同じシソ科のハナトラノオなんかは茎をぐるりと取り巻いているけど、
     この花は片側だけに花がついている。




  

     この花にはいろいろな思い出がある。

     遥か昔、私はまだこの花を知らなかった、
     百花園で「シモバシラはまだですかねぇ」と話しかけられ
     すっかり霜柱と思ってそんな話、氷の霜柱の受け答えをした」。

     後日、シモバシラを知って恥をかいたとは思わなかったけど
     知らないってことは怖いなあと思った。
     話しかけた人はとんちんかんな話に
     驚いたろうね、「この人、シモバシラを知らないんだ」。




  

     もう10年以上前の話。

     厳冬の早朝、板橋の赤塚植物園は霜柱が見られそうな日は
     9時開園を早めて8時半に開園してくれる、
     8時ごろ行って待とうとしたら既に門が開いている。
     「ラッキー」と入って早速撮りだしたら背中で声が。

     「撮ってる姿を撮らせてもらっていいですか?」と、どこかのTV局、
     霜柱を撮りにきたんだ、だから早く開園したんだね。
     どこの局でいつ放送されたのか知らない、
     あるいは放送されなかったかも、モデルのせいで・・・。




  

     シモバシラ(霜柱) シソ科シモバシラ属

     日本固有種で関東地方以南の本州から九州にかけて分布する。
     東京近郊では高尾山が有名、
     真冬の早朝の登山、、、私は行かない!。

     私の守備範囲では一か所だけ見られるところがある。、
     風が無くて零度以下に冷え込んだ日の早朝、
     条件は厳しい、
     果たして今季は行けるか、見られるか !!。
                                                                    10月4日 向島百花園
              


     明日は冬型のお天気に。
     久しぶりに、「記録的な暑さ」という言葉が聞かれます、
     今日の東京の最高気温は31,3℃、千葉県では34℃の所も。

     ところが一転明日は西高東低の冬型の気圧配置になるとかで
     北海道では今夜から雪が心配されていますね。
     東京は今日より6℃低い25℃の予報だけど
     札幌14℃、鹿児島31℃と北と南では大違い。

     今日はエアコンのフィルターを掃除しようと思ったけど、
     あれ、まだ使うかも・・・と延期しましたわ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キンモクセイの香り

2016-10-05 | 季節の花
  風に乗ってどこからともなく漂ってくるキンモクセイの香り、
  キンモクセイは目ではなく鼻で探せなどと言います。
  この間までまったくく気にしていなかったけど
  ここへ来て急にキンモクセイの香りが強くなりました。


  

     キンモクセイの花は普通に見てると目立たない、
     わりとひっそりと咲いている。
     葉の陰になって見逃してしまう、
     けど、香りがある、この香からは逃げられない。




  

     ここは百花園の隣りの公園、児童公園。
     いつもここに自転車を止めるんだけど
     この日も止めようとしたらかなり強いキンモクセイの香り。

     あ、ここにもキンモクセイがあるんだ、
     ね、目より先に鼻が見つける。




  

     百花園の中には無いんですよねキンモクセイ、
     似つかわしくないのかな、強い香りが。
     でも一歩外にはしっかりと植えてある、サザンカなどと共に垣根となっている、
     いや正直、去年まではあまり気にもしてなかった。




  

     ここの公園、結構重宝してます。
     ウメ、寒紅梅は園内より先に咲くし、クチナシも園内よりきれいに咲く。
     なにより園内はちょっと”おすまし”だけど
     ここは子供たちもいっぱい遊んでるしフランクなのがなにより。




  

     この花の形がいいですね、十字型に型で抜いたみたいで好きです。

     この後、散ったあとの地面が雪が降ったよう、黄色い雪
     花の下が一面に雪が降ったように花びらが積もっている。


     キンモクセイ(金木犀) モクセイ科モクセイ属

     雌雄異株。日本では雄株しか入っていないので結実しない。
     昔はトイレの近くに植えたらしいですね、臭い対策用に。
     転じてトイレの芳香剤の香りとして一世を風靡した、、、 !?。

     花言葉は、「陶酔」、「初恋」など  
                                                                 9月30日 百花園児童遊園
              

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハギに寄せて

2016-10-04 | 季節の花
  「秋風は 涼しくなりぬ 馬並(な)めて
  いざ野に行かな 萩の花見に」  万葉集

  暑い盛りからボツボツ咲いていたハギも盛りを過ぎようとしています、
  秋の花、萩の思い出を。


  

     「一家に遊女もねたり萩と月」 芭蕉

     萩と言えばこの葉っぱ、マルバハギ?。
     花もいいけど葉もいかにも萩らしくて最高。




  

     「萩咲て家賃五円の家に住む」 子規

     私的には山となって咲くよりこれくらいが好き、
     一面のハギを見るとどう切り取っていいのか分からない。




  

     萩の風 何か急かるる 何ならむ  水原秋桜子

     ちょっと珍しい立ちあがった萩、
     なにかキョロキョロ見渡してるみたい。




  

     「萩の中に 猶白萩のあはれなり」  子規

     これは「江戸絞り」という品種、
     白い花にピンクの絞りが入っています。
     似た花もあるけどこの花は小さめで”粋”って感じかな。




  

     「かくのみに ありけるものを 萩の花 咲きてありやと 問いし君はも」  万葉集

     油絵風に加工して見ました。
     百花園でも花の季節には一人で、グループでと
     絵を描いてる人の姿が目立ちます。




  

     「白露をこぼさぬ萩の うねりかな」  芭蕉
     「ほろほろと石に こぼれぬ萩の露」 子規

     家が近ければ、萩が近くにあれば雨の日に行きたい。
     葉の上の露、いいんだけど
     雨が止んでから行くともう乾いてしまっている。
     私にとって珍しい一枚です。




                    

                    向島百花園名物、「萩のトンネル」。

                    ちょっと見頃は過ぎたけど、晴れた日などには行列ができます。
                    他の季節でも訪れた人たちは「ここがあの萩のトンネルなのね」と
                    しみじみと見たり、百花園と萩のトンネルは切り離せないようです。

                    このトンネル、これからの季節は萩は枯れ、見通しがよくなって
                    鳥たちが遊ぶ姿が垣間見られる。
                    鳥たちに隠れて撮るにはなかなかのポイントになります。
                                                                撮影日いろいろ 向島百花園
              

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひっそりとワレモコウ

2016-10-03 | 季節の花
  こんなんで大丈夫?、大きくなるの?
  どうなることかと見守っていたワレモコウ、
  涼しさと共にすっかり一人前になってきた。
  秋の気配はススキとワレモコウと共にですね。


  

     秋と言えばススキやワレモコウ。

     まあ、花といえば花だけどねぇ、
     一見花とは見えないような花が主役ですね。




  

     この間まではこうして地を這っていた、
     大丈夫かなぁ、ちゃんと立てるのかしらん?。

     「立つときには立つ!」ってか、
     でも雌伏のときが長かったから心配しちゃった。




  

     バラ科の花なんですねぇ、何をもってバラ科となるのか分かりませんけど。

     花弁に見えるのは萼片、花弁は退化して見えません。
     でもこんな真ん丸のワレモコウって変わってる、たまたまだよね。




  

     ひっそりと佇む地味な花姿は日本独自の美意識から和歌などにも多く詠まれている。
     秋の趣を持つ山野草ワレモコウ、花も面白いけど名もまた面白い。

     「われもこうありたい」という思いを込めて名付けられた、、、
     この花の色を議論しているときに、花自身が「吾も亦(また)紅なり」と言った、、、
     などが有名ですね。


     ワレモコウの漢字表記は吾亦紅・吾木香以外に我吾紅、我毛紅などいくつかあり、
     由来はいずれも自分自身(ワレ 吾・我)がどうこう・・・と。
     それぞれに別名があるので、恐らく日本一名前の多い植物かも。


     「吾も亦(また)紅(くれない)なりとひそやかに」  高浜虚子

     「吾亦紅 さし出て花のつもりかな」  小林一茶
                                                                    9月30日 向島百花園
              

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思ってもみなかった青空!

2016-10-02 | 風景
  天気予報大外れ!、よかったね!。♪
  金曜日の予報では「晴れ」、土曜日になって「曇り」に変わった、
  けど、朝こそ曇っていたが8時ごろになるとすっかり青空に。
  思いがけぬ秋空にみんな大喜び。


  

     この時間、雲一つないって感じ、
     湿度もそれほど高くなく爽やかな秋晴れになりました。
     コスモスがボツボツながら咲き始めました、
     見頃はまだちょっと先だけど。




  

     冬になって空気が澄んできて地平がきれいになると
     後ろに富士山が見える。
     雪をかぶった真っ白な富士山の上半分、
     この時ばかりは冬将軍に感謝。




  

     もう一枚。
     私と違ってカッコいいな、
     うん、おじさんでは絵にならない。
     もうちょっと広角にしたいけど左に入れたくないモノがあって、、、
     早く片付けてちょうだいよ。




  

     球技禁止の公園が多い中でここはお構いなし、
     やっぱり体を使って遊びたいよね。




  

     さりげなく玉ねぎなんか干してあって田舎の秋を演出してみました、、、
     ノスタルジックな古民家の風景です。




  

     もう一つ田舎の秋。
     メタセコイアが秋の空の高さを感じさせますね。

     田んぼにはスズメ除けの網が張ってあります、
     来週の日曜日に稲刈り。
     一般からの応募で稲刈り体験を行います、
     たくさんの親子が挑戦することでしょう。

     フツー、天気予報が外れると怒り心頭、罵詈雑言!、
     でもいい方へ外れたからお構いなし。
     帰ってテレビ見たらまだ「曇り」で押していました、気象庁
     「ボクの涙できっと曇らせて見せる・・・」。
                                                                   10月2日 都市農業公園
              

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする