吉原ディープ

　　吉原は百花園へ行くとき通る街。
　　中央の通りを走れば5分で抜けちゃうけど、
　　今回は一歩裏の方へ回ってみた。
　　華やかな表と違う吉原の裏側など見てみよう。

　　11月に撮った写真です、なかなか載せる機会がなかったので。


　　

　　　　　吉原の中央通り「仲之町通り」から一歩入ると今でもこんな光景が。
　　　　　表には黒い服に身を包んだおニイさんたちがもう並び始めている、
　　　　　その裏側は昭和から時間が止まったままのようにひっそりと。




　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　昔はそのテの店だったのだろうか、マスミの文字が塗りつぶされたまま残っている。




　　

　　　　　この辺りにはこんな古いアパートがたくさん残っている、
　　　　　真新しい建物の間にひっそりと残るアパートにはまだ人が住んでいるみたいだ。




　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　こういうRがついた建物は昔の遊郭特有の建物、
　　　　　　　　　　向島の「鳩の街」などにもたくさん残っている。




　　

　　　　　高層マンションの足元に残るシュールな光景、
　　　　　Rがついた建物は郷愁さえ感じさせる。




　　

　　　　　多分一日中陽が当たらないであろうアパートの向こうには白亜のマンション、
　　　　　並んだポストがいい味を出している。




　　

　　　　　「空き室有り」の看板はまだ需要があるということか、
　　　　　ここのポストはきれいに並んでいるね。




　　

　　　　　この向こうのトラックの止まっている辺りに結構な物件があるみたいだけど
　　　　　工事中で近寄れなかった、
　　　　　街歩きをしているとわりとこういうことがある、
　　　　　と言っても改めて行くという気もないのでこのまま、残念。

　　　　　ここから2,3分で表通りに出る、
　　　　　まだ眠っているような街の中で風俗店の前だけは
　　　　　一人、二人と客を呼び込むお兄さんが立っている。

　　　　　表通りは写真が撮りづらい、胡散臭い人に胡散臭い目で見られる。
　　　　　胡散臭い私は家訓を守って、君子危うきに近寄らず。
　　　　　とは言うもののここは素通りはできない、
　　　　　次回は見返り柳から仲之町通りを歩いてみよう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　11月16日　吉原裏通り