東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

帰りは"西郷どん”の顔を見て

2018-01-07 | 散歩
  帰るとき、あれどっちから帰ろうか?
  せっかく来たんだから西郷さんの顔でも見て帰ろうか。
  今年は特にこの西郷さんの銅像に人が集まるかも、
  ま、この日は誰もいなかったけど・・・。(^^;


  

     まだ開園前というのに動物園の前はいっぱい、
     まだまだ駅からの人並みはその数を増しながら続々と。
     ぼたん苑はこの左側にあるので毎年こんな光景を目にしながら訪れる。




  

     上野広小路の方へ歩いて「上野大仏」。
     寛永8年(1631年)作られた大仏さまはさまざまの災害に逢い
     最後は関東大震災によって頭部が落下、以降再建されることはなかった。
     頭部は「もう落ちない」とゲン担ぎによって受験生の都市伝説となり、
     知る人ぞ知る東京の合格祈願のパワースポットとなった。




  

     そこから見える鐘楼は寛永寺の鐘楼。
     「花の雲 鐘は上野か浅草か」と芭蕉が詠んだこの句ですっかり有名になった、
     浅草の鐘は浅草寺横の弁天様の前にあります。




          

          珍しくガラガラの西郷どん、
          西郷隆盛像は高村光雲の作(傍らの犬「ツン」は後藤貞行作)、
          明治22年に大日本帝国憲法発布に伴う大赦によって西郷の「逆徒」の汚名が
          解かれたのをきっかけに、薩摩藩出身者が中心となって建設計画が始まった。
          のちに公開の際に招かれた西郷夫人糸子は、
          「宿んしはこげんなお人じゃなかったこてえ(うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ)」
          と腰を抜かした、との話も残っています。




  

     近くの清水観音堂から「月の松」を通して不忍池の弁天堂を見る。
     清水観音堂は寛永寺の伽藍の一つ、
     京都の清水寺を模して舞台があります。

     ぐるっと輪になった「月の松」は広重の絵で有名ですね。
     明治初期に失われてしまったけど平成24年に復活しました、
     江戸の植木職人の技を引き継いで見事に復活させました。




             

             江戸の名所を描いた歌川広重の連作浮世絵シリーズ「名所江戸百景」には「上野山内月のまつ」


             上野のお山も歴史がいっぱい詰まっています、
             この清水観音堂のすぐ近くにあった"黒門"でいわゆる「上野戦争」が行われた、
             彰義隊ら旧幕府軍と薩摩藩、長州藩を中心とする新政府軍の間で行われた戦いですね。
             西郷どんの銅像のすぐ足元でした、近くには彰義隊士の碑もあります

             近代日本への幕開けとなった上野戦争、
             テレビドラマは西郷をどう描くのでしょうか、ちょっとだけ興味ありですね。

                                      1月2日 東照宮ぼたん苑から上野公園
          

コメント (2)
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