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東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

農業公園、里ザクラ図鑑

2017-04-24 | 季節の花
  ここにはいったい何種類の桜があるんだろう?
  数えたことないし、数えきれないのかも。
  中には黄色とか黄緑色とかの珍しい桜、
  そして国内ではほぼここにしかない桜もある。


  

     ヨウキヒ(楊貴妃)
     ちょっと遅かった、残った花から。
     奈良の興福寺の僧、玄宗が愛してやまない桜だったことから楊貴妃と
     呼ぶようになった、と言われているけど名前の由来は諸説あるようだ。




  

     ショウゲツ(松月)
     昔から足立区の荒川堤にあったと言われている、
     花の中心部は白く縁はピンクのとても美しい八重桜。




  

     イチヨウ(一葉)
     雌しべが1,2本、緑色の葉状に変化していることから。
     新宿御苑にある代表的な桜でそこには約200本あると言われている。




  

     ウコン(鬱金)
     色は緑色が弱く淡黄色です。
     数百品種あるサクラのうちで唯一、黄色の花を咲かせるサクラですね。




          

          八重紅枝垂れ
          エドヒガン系の園芸品種の桜の一種。
          花形が八重咲きのヤエザクラで花色が濃い紅色の枝垂れ桜。




  

     タオヤメ(手弱女)
     花の美しさで知られる手弱女(タオヤメ)は、
     桜の名所として知られる京都市平野神社の境内に原木があるそうだ。

     手弱女(タオヤメ)とは、しとやかで優美な女性の意。
     益荒男(立派な男。勇気のある強い男)と対に使われます。
     残念ながらその”手弱女”は絶滅してしまいました。




  

     スルガダイニオイ(駿河台匂)
     珍しく一重の桜が残っていた。
     昔、江戸駿河台の庭園にあったのでこの名がつけられたといわれる桜、
     花に芳香のある匂い桜の中でも特に香りが強い桜です。




  

     ギョイコウ(御衣黄)
     江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのが始まりと言われている。
     花の大きさは、京都市で直径2から2.5センチメートル、
     北海道松前町で4から4.5センチメートルなど、場所によって異なる。
     場所や時期によって、花の大きさや色合いなどに大きな差がでるらしい。




  

     ワビヒト
     同時に展葉する若葉と色の濃い花のコントラストが美しい桜。
     日本には記録されていないサクラです、該当する漢字もありません。
     足立区がアメリカ・ワシントンより里帰り桜として導入した品種。
     「ワビヒト」で検索すると全部農業公園に帰着する、農業公園発のサクラ。




  

     マノガ
     これも足立区がアメリカより里帰り桜として導入した品種。
     白、ピンク混じった微妙な 色合いがいい、グラデーションがきれい。
     そしてこれも詳しいことは分かりません、漢字表記も無しです。




  

     シロタエ(白妙)
     やさしくて夢見るような花。 花の重 さに耐えかねて、うつむく姿が可憐です。
     荒川堤で栽培されていたものが、現在の 栽培種のもととなっているという。。

     「春すぎて夏きたるらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」   持統天皇


     たくさんの桜を見てきましたが花の美しさは勿論だけど
     名前が、ネーミングがいいですね。
     日本人の桜に対する心遣い、思い入れ、憧れなどなど
     現在では失われてしまった自然を愛する心が偲ばれます。


                                             4月16日 都市農業公園
          

コメント (2)
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