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・・・・・

夜の 薬師寺 東塔 は・・・

2006年01月29日 | 団塊世代
久しぶりです?!
以前、奈良薬師寺 東塔について書きましたが
亀井 勝一郎もこんな風に書いています。
春がきたら、夜に訪ねるのもいいかも知れませんね


薬師寺 東塔 亀井 勝一郎
・・・・
だがそれにもまして驚嘆したのは夜の塔であった。
月光を浴びて瓦は黄金の光を放ち、
各層は細部にいたるまで鮮やかに
照り映えて、全体が銀の塔と見まちがうばかりである。
満天の星屑を背にそそり立つ荘厳の姿は
私がこの世の中で見た最も美しい情景であった。
九輪の尖端には水煙と称する
網状の金属の飾りがついているが、
この水煙には飛行蓁楽する天女の一群が配してある。
月光のために白銀の炎のように見える
その頂上のあたりには銀河がゆるやかに流れていた。
天女の奏でる楽の音が聞こえたという伝説を残してもよかろう。
・・・・
人間の祈りが結晶して、
月のある天上に向かって
そそり立つなどということは
この世の出来事とは思われない。
・・・・
悲しみの合掌をしつつも、
ついに天上を仰いで
無限の虚空に吸い込まれた
・・・・

2006年1月29日
笠原 道夫
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (笠原 道夫)
2021-01-05 09:55:15
水口さま

今後ともよろしく お願いいたします。
相輪の水煙は素晴らしいですね。
返信する
Unknown (水口栄一)
2021-01-05 08:49:25
私は昔、亀井勝一郎さんの薬師寺東塔を読んで、とても感動しました。あれから何年も歳月が流れました。けれどもこの記事を読ませて頂いて、震えるような感動を覚えました。素晴らしいの一言に尽きます。ありがとうございました。
返信する

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