「 浮き草模様 」

「　浮き草模様　」　

浮き草と　川面に　映る青空が　

一体となって　草模様を描く


五月の光が　池面に反射し

五月の香が　池面に漂い

五月の音が　池面に飛ぶ　


そして

五月の風が　池面を揺すると

池面の表情は　少し遅れて

静かに　ゆっくりと　変わる

まるで　時間が　止まったように

新しい　草模様が　現れる

・・・・・


２０１２年５月１９日

五月の散歩道にて
　　
　笠原　道夫

こいのぼり・・・・・

　「　こいのぼり・・・」

団塊の世代には　懐かしい歌です
歌詞の1番はいまでも
すらすら　出てきますが
２、３番があったのですね
知りませんでした

ちょっと　固い文語調ですが
なかなか　深いですね
やはり　昭和初期でしょうか
・・・・・


１番
甍（いらか）の波と　雲の波
重なる波の　中空（なかぞら）を
橘（たちばな）かおる　朝風に
高く泳ぐや　鯉のぼり

２番
開ける広き　其の口に
舟をも呑（の）まん　様見えて
ゆたかに振（ふる）う　尾鰭（おひれ）には
物に動ぜぬ姿あり

３番
百瀬（ももせ）の滝を　登りなば
忽（たちま）ち竜に　なりぬべき
わが身に似よや　男子（おのこご）と
空に躍るや　鯉のぼり



2012年5月12日
笠原　道夫

5月5日の背くらべ・・・・

「　5月5日の　背くらべ・・・・」


柱のきずは　おととしの

五月五日の　背くらべ

ちまき　たべたべ　兄さんが

計ってくれた　背のたけ

きのう　くらべりゃ　なんのこと

やっと　羽織の　ひものたけ

・・・・
・・・・


半世紀以上たっても、スラスラ歌詞が出てくるのに
あの人の名前が、出てこない
昨日食べた　おかずが出てこない
・・・・・・

ところで、背くらべは、去年ではなく
なんで、　おととしなんでしょうかね？！



2012年5月5日
笠原　道夫