「十一人の賊軍」を観てきました。
原作本を読んだ時、戦闘シーンの情景が思い浮かばず、読むのに難儀しました。
多分、「五頭山中の砦」というのが引っかかっていたのだと思います。
五頭山塊に砦を普請できるような広い土地は思いつかなかったからです。
おまけに吊り橋をかけられるような場所?
何より、五頭山を超えて新発田に向かう官軍?
ピンときませんでした。
それが、映画を観て、ああ、やっぱりこういう砦、こういう風景だったのねと腹落ちしました。
本物の「五頭山」に登ったことがあるが故の先入観を取り除けば、
チャンバラ・爆破シーンの連発で、時代劇として単純に楽しむことができました。
先日の「正体」もそうなのですが、原作本を読んでからでないと、
2~3時間の映画では詳細が分からず、登場人物に感情移入することもできず、
映画の楽しみも半減してしまう気がします。
でも、逆に、映画が小説に比べ簡易的なストーリーに思えて、映画自体が「しょぼい」
気がして、どうしてもガッカリ感が湧いてしまいます。
小説からの映画化、漫画からの映画化で納得がいったのは
パッと追いつくのは
「風に立つライオン」「そして父になる」「八日目の蝉」「鬼滅の刃」
あたりでしょうか。
他にも思い出したら追記します。
今回の「十一人の賊軍」は、小説のほうが救いのあるラストで好みでした。
爺っつぁんのカッコよさが際立っていたのはダントツ映画のほうです。
殺陣が好きな時代劇ファンは映画のほうがおススメです。
原作本「正体」を読んだ後に、映画が上映されると知り、
絶対に観に行こうと思っていました。
原作本に忠実に作られたものであれば、結末は悲しいものであることは分かっていたので
映画「正体」のCMで「涙が止まらなかった」とコメントしている女性が映されると
それは、悲しい涙であるのだろうと思っていました。
ところが、映画の結末は小説とは全く違っていました。
小説では、えん罪を晴らすことなく主人公は亡くなってしまいます。
その死後に、逃走中に出会った人によって名誉を取り戻すことができますが
でも本人はもう・・・というやるせない結末でした。
その「こうだったら良いのに」を形にしたのが映画のストーリーでした。
要はハッピーエンドです。
原作は完全な社会派ミステリーだと思ってますが、
映画では、彼を犯人に仕立ててしまおうという警察VS主人公と、
その間に挟まれる刑事の葛藤にスポットが当たっています。
そして、原作では無かった生きているうちに再審が決まるところまで描かれています。
CMで「涙が止まらない」と言っていた女性の涙は、悲しい涙というより
「良かったね」の感動の涙でした。
原作を読んでから映画を観た私にとっては、
原作本を読んだときに感じた気持ちは、宙ぶらりんになってしまい、
ちょっと冷めた気持ちでエンディングを迎えることになりました。
素直に泣けないし、めでたしめでたしとは思えませんでした。
ここで思ったのは
「原作を読んでから映画を観る」のと「映画を観てから原作を読む」のと
どちらが良いのかな、です。
「正体」に限っては、映画を先に見る方が良かったかもしれません。
ただ、原作の登場人物や背景をバッサリ省略してしまっているところも多いので、
例えば工事現場の彼が、なぜ「ベンゾー」を友達と思うようになったのかが
映画だけれは分かりにくいのではと思います。
あと、介護施設のあの子も、映画だけだと、浅はかな若い子くらいにしか思えません。
小説を読んでいたからこそ、補完できた感情もありました。
それであっても、映画から先にみたほうが、ハッピーエンドを素直に受け入れ感動できた
のかもなと思いました。
近々、また別の映画を観に行く予定です。
その作品も原作本を読了しています。
そちらの映画も、原作との違いを含めて楽しんできたいなと思います。
映画公開前、たまたまテレビで総集編をやっており、
ハイキュー熱が再燃。
Voicyでも、ハイキュー良かった!とおっしゃるパーソナリティさんが多く、
影響されて、私も見る気満々に。
子供達が春休みに入る前に無事見に行くことができました。
そして、監督どうしの関係もとても素敵。
大人になってからも、魂を注げるものがあるって素晴らしいと思いました。
自分が注ぐ熱量と周りのソレとの差に戸惑ったり苦しんだこともあったし、
私はもうソコソコ楽しむ程度で良いかなと思ったけれど、
この映画を見ると、またどっぷり沼にハマる何かが欲しくなりました。
あ~、またアマプラでアニメを見返そうかな。

もともと漫画もアニメも見たこともなかったです。
ぐろい、下品など、マイナスの感想を聞いたり、
今まで興味はありませんでした。
ただ、実写化されると発表されると、ネット上でも賛否両論が沸き起こり
映画の詳細が分かるにつれ「玉木宏、再現度高い!」「杉元は別の俳優が良かったのに」
などなど、封切り前からの評判を聞き、ちょっと観てみたい・・・となってきました。
ヤングジャンプがネット漫画を無料で全話公開してくれたこともあり、
「コレ全部読んで映画見に行く!」といつの間にか見に行く気満々になってました。
この流れ、スラムダンクの時と同じだな。
スラムダンクも集英社がユーチューブでアニメを全話無料公開してくれてたのをみて
予習してから映画を見に行ったんだった。
にわかに身につけた知識を背負って映画館へ。
IMAXと迷った末、逆にIMAXだと戦闘シーンは怖いんでは・・・と思ったので通常版での
鑑賞を選びました。
結果、通常版でも十分迫力あったし、203高地での戦闘シーンは爆弾の破裂音が
お腹にズンズン響きまくりでした。
熊のぬいぐるみ感
杉元おまえじゃない
は私も思いました。
白石、鶴見中尉、土方歳三はイメージ通り。
杉元は、うーん。
ほっぺたぷくぷくしてて、健康的。
過酷な203高地帰りにはちょっと見えません。
思いますが、思い浮かばない。
ちょっと愚痴ってしまいましたが、
映画自体は良かったです。
完結まで全部で何話になるんでしょうか。
まだ原作も完結していないキングダムよりは先が読めるものの、
パート3で収まるのかな。2は無理だよね???
完結するまで、舘ひろしの健康状態や、不祥事事件を起こす俳優さんが出ないことを
切に願います。


今日は運動会の振替休日だったので、
子供達と「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を見てきました。
平日とはいえ、同じように週末に運動会だった学校が多かったようで、
親子で映画を見に来ている家族が多く、上映20分前に映画館に到着すると、
発券機、窓口、売店、全てが長蛇の列。
ネットの事前予約で席を確保していたから良かったものの、今の世はスマホを含め、
インターネットを使いこなさないと、好きな映画をみるのも一苦労だなと思いました。
映画自体は、スーパーマリオのゲームの要素がちりばめられていて、
私みたいに、マリオカートをかじった程度の知識でも十分楽しめました。
音楽もゲーム音楽がアレンジされていて、子供から大人まで楽しめるものでした。
そしてネタバレというか、エンドロールのあとに少しおまけがあるので、最後まで
席を立たずにいたほうが良いと思います。
(私がみた回では半分くらいの方が、途中で退席されてしまっていました。)
子供と映画を見に行ったのは、鬼滅の刃以来でした。
鬼滅は大人のファンも多かったので割合静かな雰囲気での鑑賞でした。
ですので、今回みたいに子供がたくさんいる回は初めてでした。
ポップコーンばりぼり、ジュースごくごくの音があちこちからして、賑やかでしたけれども、
なんだか平和で幸せな気持ちになりました。