昔、GWに白毛門~巻機山まで同行した山友から連絡がありました。
あの山行は他の同行者と私の体力は歴然としていて、
最初の急登で、既に団装のほとんどを彼らに預けることになってしまいました。
それでも、彼らのおかげで、私なんかが憧れのコースを縦走でき、
今でも思い出に残る山行の一つになっています。
その山友から連絡をもらい、何となく、その当時のメールボックスを読み返してみました。
ちょうど2000年~2003年あたり。
旅行会社を退職する直前~山岳会に入ってすぐあたりのころ。
単独であちこちの山に登ったり、1人旅をしたりで、現地で出会った人と、
写真のやり取りをしがてら、メールや手紙の交換をしていました。
そして、ホームページを開設し、一番頻繁に更新していた時代。
とにかく、たくさんの人と、メールやブログのコメント、掲示板でやりとりをしていました。
30歳になるかならないかの頃だったと思うけど、まさに人生の黄金期といった時代です。
旅行会社に勤めていたとき、老人クラブの添乗中に、戦争にいったことがあるというお客様から
「これから自分以外の理由で、なかなか自由にならないことが増えていくよ。
せめて若い今くらい、自由に生きなさいね。」
と言葉をかけていただきました。
そして、今がまさに、その言葉通り、育児もろもろで、自分だけの意志で行動することができない時期。
あの頃、たくさんの貴重な出会いやご縁、チャンスが豊富に転がっていたのに、それをどれだけ活かせていたのだろうか。
もっともっと、たくさんいろんなことができたのではないだろうか。
あの時、あの人のお誘いを忙しさを理由に断ってしまって、何ともったいないことをしたんだろうとか、
いろんな人とのメールを見返しながら、いろんな気持ちがぐるぐる胸の中をうずまきました。
今はまだ、下の子も3歳で、まだまだ家族で過ごしていたい時期。
それでも、頓挫している、太平洋から日本海までの人力旅も、ぶつ切れになっている区間を歩くことはまだあきらめていない。
まだまだ、行きたいところに行くこと、会いたい人に会いに行くこと、出たい大会への出場、あきらめていない。
まずは、このだらけた気持ちと体を何とかするところから、始めたいな。
なんて、久しぶりの連絡で、そう思いました。