週末、同じゼミだった子が出演している演劇を見に行ってきた。
彼女は働きながらオーディションを受け、出演のチャンスをつかんだそうな。
劇が進むが彼女は見当たらない。
と、「リング」のパロディで長い髪を振り乱す「貞子」が
どうやら彼女らしい。あらまー。顔が見えないからわからん
かったよ。出番は少ないながらもコミカルな演技で大ウケしてた。
前から3列目、役者さんの息遣いも聞こえる席で、気づけば涙ボロボロ
だった。劇ははじめて見にいったけど、ほんと楽しかった。
劇の内容は、廃校になった音楽室の窓から、自分達が子供だった時代に
ワープし、子供に戻ることができるって話。そこで、主人公の友人
(仮にA君とします)は子どもの頃、自分の兄が交通事故で植物人間
になった4日後に謎の死を遂げたことについての真実を知ることに
なるわけです。
実は、A君の父親はA君の友人で心臓移植を必要としているB君の
主治医だったのだが、ちょうど交通事故で自分の息子(A君の兄)
が脳死状態になったことで、当時、国内では禁止されていた脳死
患者からの心臓移植を決意することにします。
未来からきたA君は、はじめ、兄の交通事故を阻止しようとするの
だけれど、そうすると、自分の友人B君の助かる道をふさぐことに
なってしまうので、「兄弟」と「友人」のどっちを選べはいいのか
悩みに悩むわけです。
帰り道、自分が過去に戻りたいかとか、戻れたら自分の人生を
変えたいかとか考えた。
でも、やっぱり、人生って大変だー。もう一度やりなおすなんて
まっぴらごめんだって思うようになってきてしまった。。。