来月、泊まりの出張がある。
せっかくの機会だしと思って、新人のAさん(といっても私より年上)
も参加できるようにしてもらった。
んが、ちょっと余計なお世話だったみたい。
Aさん、1人暮らし暦も長いし、1人でラーメン屋に入るのもへっちゃらの
バリバリのお一人様。なのに、1人でビジネスホテルに泊まるのがとっても
怖いのだという。
「きっと、眠れないですよ、私・・・」
悲しそうにこんなふうに言われたら、私が出張の機会を作ったって懺悔
できなくなってしまった(大汗)
霊感があるわけじゃないそうだけど、電気を消して寝るのが怖くて、
自分ちでも、隣の部屋の電気はつけっぱなしで寝るのだそうな。
豆電球にするのもありえないんだって。
まあ、確かに古びたビジネスホテルでは、ちょっと嫌なかんじがするところ
もあるけど、眠れないことってまずないな。
眠れなかったら添乗員もできなかったよな。
当時は、添乗員っていわくつきの部屋に泊まらされるってウワサがあったし、
某温泉でテレビがいきなりついたときには、ちびるかと思ったけど、
その日も爆睡したし。
(このテレビは、硫黄泉の温泉地にありがちな故障だと後日知ったけど
あんときゃ、まじめに涙目になりました)
修学旅行の添乗中に、部屋も布団も足りなくなって、しかたなく何十畳も
あるだだっぴろい宴会場に、血ぬりベッタリの布団にくるまって寝ることに
なったときも爆睡できたし。
一人で何でもチャキチャキやるタイプだと思ってたAさんが、意外な一面を
持ってたことを知って、ちょっと嬉しくなってしまった。
いつもの自分だったら、ちょっと怖い話でもしておどかしてみるところだけど、
本気で怒られそうな気がしたから、ちょっと止めときました