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今日のつぶやき

JOがつらつらとつづります。

誰も知らなかった小さな町の「原子力戦争」

2011年07月22日 | 読んだ本

避暑のために立ち寄った図書館へ。
結局、図書館は節電中で避暑にならず。

数冊借りておうちで読みました。

その中の一冊

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誰も知らなかった小さな町の「原子力戦争」
田嶋 裕起∥著

高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定のための「文献調査」に応募した高知県・東洋町の前町長
によるノンフィクション。

著者は町の財政難に悩み、交付金目当てで「文献調査」に応募します。
それが発端で小さな町はマスコミや反対派を巻き込む騒動が起こり、結局、
町民の真意を問う町長選で落選してしまいます。

たいした産業も無く、企業誘致もできないくらい立地も悪い自治体の長は
厳しい財政状況を背負い悩んでいたのだけれど、良かれと思ったこと
(文献調査への応募)によって結局、喧々囂々と町民だけではなく、ネット上でも
非難されまくった町長は少し気の毒でもあります。

けれども、選挙戦の日数が短かったことや、住民が聞く耳を持ってくれなかった云々
言い訳じみたことも多く、
(見知った人も多いだろう)小さな町の現職町長が周りの相談・説明することなく勝手に
重要なことを決めようとしたら、そりゃ皆さん怒るでしょう~と言いたくもなりました。


原発計画があがったことがある巻町のことを書いた本もあるみたいだから、そのうちそっちも
読んでみようかな。


「もしドラ」読みました

2010年12月21日 | 読んだ本

下(↓)の記事で書いた「今読んでいる本・・・」というのが
「もしドラ」の略称でテレビや雑誌で紹介されている
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

   公式サイト


発売6ヶ月で100万部を突破。
既にNHKでのアニメ放送や、映画化が決まっているそうな。


図書館で貸し出し予約して数ヶ月。
やっと順番が回ってきた。


萌え系のイラストが表紙になっていて、ちょっと恥ずかしいのでブックカバーをして
昼休みに読む。


AMAZONのレビューでは文章の稚拙さを批判する人も多いけど、
逆に言えば、読みやすくて私は好きだな~。


そして弱小野球部が、甲子園を目指すところまで生まれ変わっていくというべたな
ストーリーも、べたな感動も私は好きだ。

最後の最後は「なるほど~!」「そう来たか~」


起承転結もはっきりしていて、感動もあり。
これなら映画化もしやすいだろうな~。
(映画館に行く価値があるかどうかは別だけんど


昼休みに読めない本

2010年07月07日 | 読んだ本

「二人だけで生きたかった ~老夫婦心中事件の周辺~」 
 発行:(株)双葉社
 編者:NHKスペシャル取材班


最近、昼休みに読んでました。
2003年に「NHKアーカイブス」でやった番組を基に
老夫婦の心中事件の周辺を活字にしたものです。


うるうるして、とても昼休みに職場で読めたもんじゃありません。
その前に読んだ「流星ワゴン」もえがったけど、あれより、「うるうる度」は高いかな。
「流星ワゴン」は、人間死ぬ気になれば、一発逆転もありうる。
逃げずにぶつかれば、壁を越えられる(こわせるのほうがいいかな)。ってな内容で、
どちらかというと、疎遠になった家族関係に悩むお父さんへの応援ソングみたいな
かんじだった。


「流星ワゴン」のお父さんみたいに、この老夫婦もどん詰まりに思えた状況を
なんとかして変えられなかったのかな、、、でも、十分努力をしてたもんな、、、、
あれこれ考えていたら、またうるうるきたので、最後まで職場では読めずに
おうちにお持ち帰り。


ただの美しい純愛物語では済まされない、せつない切ない本でした。


ブナの山旅 (山と渓谷社/坪田和人 著 )

2009年09月08日 | 読んだ本
ブナの森に魅せられて、全国各地数百箇所のブナ林を歩いた坪田氏の著書。

この本の中では、全国120箇所のブナ林を紹介していますが、訪れた際の
紀行文の他に、
1)規模
2)品格
3)原始性
4)静けさ
5)個性

の五項目を基準にブナ林のランク付けをしています。
ランク付けをすることについて、批難の手紙も届いたことがあるそうですが、
あくまで、その訪れた特定の日についてのみに感じた独断と偏見だという
注釈がありますし、その文章は、自分がその森を訪れたかの如く、想像力を
かきたててくれるもので、本当に、その評価がふさわしいのか、自分の目で
確かめてみたくなります。

深田久弥の「日本百名山」と同じく、これを読んで、そこにいってみたくなった
り、既に行ったことのある森や山行を回想させてくれる良い本だと思います。

ちなみにランクで上位に入っているものを抜粋すると、
和賀岳、浅草岳の沼ノ平、飯豊の十貫平、葛根田川源頭、
朝日連峰の角楢平、船形山の旗坂平、守門岳などなど。



※定価2000円なので、図書館で借りて読んでますが、自分でも
 買っちゃおうか、迷い中です。。。

「ひとりぐらしも9年め」 たかぎなおこ著

2009年08月26日 | 読んだ本
「ひとりぐらしも5年め」の続編。

前回は、ひとりぐらしを始めたばかりのドキドキ感や新鮮な気持ちが
書かれていたのだけれど、あれから4年経ち、すっかり一人暮らしに
慣れた著者の日常生活が可愛いイラストでつづられています。

小市民チックな暮らしぶりで
「わかる、わかる~~!!」ってくすくす笑ってしまう場面が多数。

防犯対策など、女性の一人暮らしならではの工夫もあったりして、
これから一人暮らしを始めようとする女性なんかは、
5年目、9年目とあわせて読んでみるといいのではと思います。