JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

モルスキン

MOLESKINE モレスキン ルールドノートブック・横罫・ラージ ([文具])

北田暁大と

2005-03-16 06:13:15 | Book
嗤う日本の「ナショナリズム」

日本放送出版協会

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若手の研究者です、なかなかの切れ者ですが、この本に関しては辛口で☆二つ。
タイトルと内容にズレがある感じがします。
連合赤軍に記憶する総括という言葉、80年代消費社会を表した糸井重里、右か左かではなくて、好きならばどっちでもいいというコンセンサスがつくられ、今のネット文化の土台になったという。
 著者が育った時間を概観することがそのまま現代のインターネット的メディアを語ることになっている。
 北田の総括によれば、今のナショナリズムは、宮台のいう「終わりなき日常を生きろ」からの脱出ワードであり場所であるという。これは人々がもつ共同幻想であるが、日本においては暴走する恐れがあるのではないかという。自由主義や民主主義といった核がこの国にはない。あえて言えば近時、攻撃にさらされることの多い戦後民主主義というものが核であった。
 戦後を総括するということの先に何も見えないところが不安であり、ネット上にはその不安しか見えないとする。
 冒頭で自己目的化した総括を引き合いに出し現代のナショナリズムとつなげたことは見識であるが、成功しているとは言いがたいように思う。

                       JOHNY

金原ひとみと

2005-03-16 04:56:55 | Book
 芥川賞作品はざっと読みました。まあまだったかな。
朝日新聞にみたコラムにはビビラされました。うまいね抜群にうまい、と。
もっとビックリしたのは、バタイユの「エロティシズム」を読んだことがあるということ。家にあったから・・・。
 ないでしょ、そんな本、家に。
文筆家の親御さんならではでしょうか。

 一般的には、人は内面に持っているものしか表現できない。であれば情報をとりこんだぶんだけいい表現者になる可能性がある。
 そうかんがえるときに、だから親が読書環境を整えてあげなければ、となるのはいかがなものかと私はおもう。
 これをいいだしたら個人のすべてのことが親や家のようなものに還元されていってしまう。
結論がそこにあってはいけないとおもうのです。
 バタイユをよんで小説を書いた金原ひとみ、
それは彼女をすべて表しているわけではないと。

でもバタイユ読んでるなんて、と、びっくりしたのはたしかです。
本はこちら

蛇にピアス


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メディアに興味のある人

2005-03-16 04:03:13 | マスメディア
 論だな日々

記者について、興味ありげな話が書かれていますので、マスメディアフリークの人は行ってみてください。著者は現役の記者さん?うん?デスクかな、そもそもどこまでが記者?
現場に出向く人か。
BLOGERとしては間違いなく記者さんです。

ほか
BOOKMARKにいれた小熊英二ビデオの感想を聞かせてください、どなたでも書き込んでね。

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記者とかジャーナリストとか

2005-03-16 03:52:36 | マスメディア
 世界を創りだせるとまではいわないかも知れないが、自分は世論の担い手だ、ぐらいのことは考えているのが記者。
 一歩間違えば全体主義の最先鋒。
ついて来い世界か権力の手先か。

どちらがましだろうか。

 世界は記者の一挙手一投足で決まる。なんて考えかたが暗に通用しているのではないでしょうか私たちの日常。

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