試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-193,モハ100-107[ツヌ108F] 再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セル交換施工 ※再生産品

2019-12-25 23:15:38 | 国鉄/JR101系
調和。

KATO製国鉄101系ツヌ108F(Mc133:再生産品+旧製品)はツヌ118F(Tc75:4両口)での更新により再生産品車両で一本化された。
だが他編成の編成見附統一に駆り出された余波を受け側面窓セルHゴム支持再現が揃わない弱点を抱える。
せっかくの更新機会を利用して均整の採れた編成見附への格上げに挑む。


国鉄101系モハ101-193(ツヌ108F:旧製品LOT側面窓セル装着車)。
※再生産品:。

新旧LOT混結編成で回着させた十二代目ツヌ118F(Mc155)では6両口にツヌ118F(Mc155:再生産品)を充当した。
ツヌ118F(再生産品:6両口)では何故かクモハ100-108だけ広幅Hゴム支持車となる事例が非常に多い。
御多分に漏れずクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品→クモハ100-154:ツヌ108F)もこれを引き当てている。
ユニット間の見附統一にはモハ101-91(ツヌ118F:再生産品→モハ101-193:ツヌ108F)用側面窓セルを交換するしかなかった。
止むを得ず同時回着したモハ101-215(ツヌ118F:Tc75旧モハ101-251:元ツヌ108F)と側面窓セルを相互に振り替えた。
その結果新旧LOT併用ながらもクモハ100-154+モハ101-193を広幅Hゴム支持車ユニットへと持ち込んでいる。


入工中の元サハ103-768,モハ101-193 (廃車,ツヌ108F)。
※塗装変更車,再生産品。

先にモハ100-245(ツヌ108F:再生産品)と同時入場したサハ101-262(ツヌ108F:再生産品)を狭幅Hゴム支持車へ復帰させた。
その結果ツヌ108Fでの広幅Hゴム支持車はクモハ101-133+モハ100-107,クモハ101-154+モハ100-193の4両に減少した。
一応両端ユニットは側面見附が揃えられており現状のまま再出場させても他編成に見劣りしない。
ただ中間車両用再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セルには2両分の保管品があった。
これにクハ101-64,クハ100-34(ツヌ108F:再生産品)を介すれば広幅Hゴム支持車は10両中2両まで削減できる。
ツヌ108Fの更なる外観向上を目指し先ずモハ101-107,モハ100-193(再生産品)を狭幅Hゴム支持車へ戻す。


再度ツヌ108Fに戻ってきた再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現窓セル (元サハ103-768,モハ101-193)。

ツヌ108Fの更新工程では捻出される旧製品車両に対し旧製品LOT側面窓セル交換を主とする異動準備を施した。
このうち旧モハ101-251(元ツヌ108F)は国鉄103系元サハ103-768(廃車:元ツヌ324F-1)との側面窓セル相互交換を行った。
狭幅Hゴム支持車へ改装されたばかりの元サハ103-768だが再び側面窓セル供出車に登用されている。
従ってモハ101-193に取り付けられる側面窓セルは車両こそ違えど短期間でツヌ108Fへの復帰を迎えた。
二度手間は否めないが更新開始当初の計画には側面見附統一が含まれていなかったため致し方ない。
両車揃って側面窓セル着脱は至って容易であり窓サッシ印刷補修も無用だった。




モハ101-193(再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セル交換施工)。
※再生産品。

サハ101-262(ツヌ108F:再生産品)に続いてモハ101-193でもウエイトの事前防錆対策を施した。
ウエイト断面は滑らかな状態を保っておりマッキーでの塗り潰しが行い易い。
この点でも再生産品LOT床板装着車への早期老朽化対策施工は有利に感じられた。
念のため車体状況を確認したが特に不具合は伺えず約15分でモハ101-193(ツヌ108F)の作業を終えた。
なお元サハ103-768は腐食が激しかったサハ101-108(ツヌ118F:Mc155)にウエイトを供出した車両である。
錆だらけだったウエイトはツヌ118F(旧製品)が出場する直前に防錆措置を採ったため現状のまま組み立てた。


入工中の元モハ101-231,モハ100-107 (廃車,ツヌ108F)。
※塗装変更車,再生産品。

2両目の再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セル捻出車は元モハ101-231(廃車:旧ツヌ122F)である。
塗装変更車だった元モハ101-231はモハ101-91(ツヌ122F:Mc155)の竣工に伴い代替廃車となった。
廃車に際しツヌ122F仕様の101系800番代LOT側面窓セルを旧製品LOT側面窓セルと入れ替えた。
この旧製品LOT側面窓セルは状態が良く後にモハ100-204(ツヌ106F:再生産品)用へと引き当てられる。
ツヌ106F(Mc160:再生産品+旧製品)の編成見附はツヌ108Fが目指す方向とは真逆の広幅Hゴム支持車で統一を図った。
モハ100-204クモハ101-160(ツヌ106F:再生産品)と同期して2019年5月に側面窓セル交換入場を迎えている。


同一項目が施工された元モハ101-231,モハ100-107。

KATO製101系では再生産品車両,旧製品車両に関わらずユニット間の側面見附に対する拘りがある。
前途の通りツヌ118F(再生産品)はクモハ101-108に癖があるため側面窓セル交換を繰り返してきた。
そのため再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セルが保管品へ廻る機会も少なくなかった。
だがラシ105F(Mc148:旧製品),ラシ107F(Mc202:再生産品+旧製品+弁天橋区仕様)の車体振替,車体更新でその数を減らしている。
ツヌ115F(Mc144)でも車体更新と側面見附統一を並行したが元モハ101-231は供出車には起用されなかった。
奇跡的に狭幅Hゴム支持車で残されていた元モハ101-231がモハ100-107の側面窓セル交換を可能にしている。


[[モハ][100][-1][0][7]]:1-3位側。

モハ100-107,元モハ101-231の基本的な工程は条件が近かったモハ101-193,元サハ103-768を踏襲した。
但し元モハ101-231用床板は老朽化対策が未施工だったためウエイトへの防錆対策を行っている。
ウエイト断面に発生していた錆は極初期の段階で踏み留まっており歯ブラシだけで払い落とせた。
だが将来的な不安を薄めるには研磨が欠かせないと思え#600のペーパーで断面を均した。
モハ101-193用,モハ100-107用ウエイトとは異なりマッキーのペン先からざらついた感触が伝わってくる。
念には念を入れインクは四層に塗り重ね錆取り作業を簡略化した穴埋めとした。


[モハ100-107]:1-3位側。

またモハ100-107ではお辞儀する1-3位側の[モハ100-107]標記インレタがどうしても気に喰わなかった。
記録を遡ると旧ラプロス式印刷消去に失敗し車両番号標記インレタでの隠蔽策が採られたらしい。
しかし車両番号標記周囲を消しゴムで均したところ塗装被膜は誤魔化しが必要なほど乱れていなかった。
確かに初期ラプロス式施工車はラプロスを当て過ぎ成形色を透過させた車両が在籍する。
ただ[モハ100-107]を見た限りその様な痕跡が伺えなかったためインレタ剥離へと踏み込んでいる。
古インレタを組み合わせた[モハ]+[100]+[-1]+[0]+[7]の配置は悪くなく[モハ100-107]だけを除去した。


[モハ100-10[7]]:1-3位側。

インレタが[モハ100-107]へ変わった後も車両番号標記印刷痕に疑わしい箇所は見付られなかった。
2016年11月の改番当時に感じた成形色透過は恐らく仕上げ不足が原因だと思われる。
2-4位側も似通った配置であり純粋に[モハ100-107]の追加転写がずれただけと判断している。
再び[モハ100-107]標記へと戻すが[モハ100-107]はまだ使用に耐えられるように見えた。
よって転写は節約式とし[モハ100-107]にはフォント太さの近い中経年インレタを持ち出した。
実質[モハ]+[100]+[-1]+[0]+[7]の組み合わせは変わっていないものの配置は改善されたと思う。




モハ100-107(ツヌ108F:再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セル交換,車両番号標記修正施工)。
※再生産品。

モハ101-193,モハ100-107(ツヌ108F)は狭幅Hゴム支持車への復帰を実現し竣工を迎えた。
ウエイトへの防錆対策も施され施工内容は車体改修と大凡同等になっている。
これでツヌ108Fはクモハ101-133,クモハ100-154(再生産品:1,10号車)だけが広幅Hゴム支持車で残された。
現状は再生産品編成化されたツヌ113F(Tc74)と同一仕様であるがユニット間の見附が整えられていない。
保管品には広幅でも狭幅でもない微妙なHゴム支持印刷再現を持つ運転台付車用側面窓セルが含まれる。
先ずはこれを試験採用し違和感が残るようであればクハ101-64,クハ100-34(ツヌ108F)との交換へ進む予定である。
この記事についてブログを書く
« モハ100-245[ツヌ108F] 車体... | TOP | クモハ100-154[ツヌ108F] 旧... »