試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区118F [Mc155] 回着 (組成変更:7+3編成,ツヌ108F[Mc133]用組成準備編成) ※再生産品+旧製品

2016-11-06 21:12:22 | 国鉄/JR101系
十二代目。

通算12編成目となるKATO製国鉄101系ツヌ118F(Mc155)を投入した。
旧製品運転台付先頭車両の車体更新,車両更新はツヌ115F(Mc144:再生産品+旧製品)を以て終了したばかりである。
純粋な編成増強が導入名目だが費用抑制等の都合で今回も中古製品を選択した。


国鉄101系ツヌ118F (1978/3)。
[ツヌ118F]:Mc155-M'158-T'c78+Tc75-M215-M'208-T108-T233-M91-M'c108
※再生産品+旧製品。

敢えて十二代目ツヌ118Fを中古製品で増備する大きな理由もあった。
更新こそ一段落したが未だに再生産品運転台付車両を中間組込車へ充当するのは勿体なく思える。
そのためツヌ118F(Mc155:再生産品):6両口,ツヌ118F(Tc75:旧製品):4両口を組み合わせ十二代目ツヌ118F(Mc155)に仕立てた。
再生産品車両と旧製品車両では屋根板色温度,側面窓セルHゴム支持印刷再現等に微妙な差がある。
当初から編成見附統一は放棄しユニット間で屋根板色温度を揃え新旧LOT差を緩和する作戦とした。


クハ101-75,クハ100-78 (ツヌ118F)。
※旧製品。

ところが導入したツヌ118F(Mc155:6両口)とツヌ118F(Tc75:4両口)では車体塗装仕上げが思いの外異なっていた。
製品指定の車両配置では新旧LOT混結ユニットが顕わになるため早くも路線転換に迫られた。
そのため屋根板交換は中止となり新たなLOT差異吸収対策に切り替えている。
◆旧ツヌ118F:Mc155-M'158-T'c78+Tc75-M215-M'208-T108-T233-M91-M'c108

ツヌ118F:Mc155-M'208-T233-T108-M215-M'158-T'c78+Tc75-M91-M'c108
ツヌ118F(Mc155:再生産品)+ツヌ118F(Tc75:旧製品)。
ツヌ108F(Mc133)がプロトタイプに内定済でありツヌ118F時代のユニット対照を崩しても差し障りない。
そこで十二代目ツヌ118FはLOT毎に車両を入れ替えるツヌ118F(Mc155)への組成変更が決定した。




モハ100-208(ツヌ118F:床板交換施工)。
※再生産品。

車両構成も3+7編成から7+3編成に改めた上で新旧LOT混結ユニット出現を防止した。
よってクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F:旧製品)は中間組込車のまま各々8号車,7号車へ編成内異動している。
その結果旧製品車両は5,6,7,8号車に集約され交換を経ずとも屋根板色温度差は目立ち難くなってくれた。
また組成変更に併せ動力ユニット搭載車をモハ100-208(ツヌ118F:再生産品)からモハ100-158(ツヌ118F:旧製品)へと変更した。




モハ100-158(ツヌ118F:動力ユニット搭載施工)。
※旧製品。

これで一安心かと思われたがクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品)が落とし穴になった。
側面窓セルは旧製品LOT品に近い広幅Hゴム支持印刷再現でありモハ101-91(ツヌ118F:再生産品)と揃っていない。
クモハ100-174(旧ツヌ115F)車両更新用種車とした十一代目ツヌ118F(Mc155)構成車のクモハ100-108(再生産品)も同様だった。
まだクモハ100-144(ツヌ113F:Tc74←旧クモハ100-174:元ツヌ115F)用側面窓セル交換には手を着けていない。
その前に十二代目ツヌ118Fでも広幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルを持つクモハ100-108が現れる痛い展開となった。


クモハ100-108(ツヌ118F)。
※再生産品。

ツヌ118F(Mc155:6両口)のうちクモハ100-108(再生産品)だけ側面窓Hゴム支持モールド幅が太かった。
当然ながらクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F:旧製品)との側面窓セル相互交換では意味を成さない。
また旧製品車両をユニット単位で纏めたためモハ101-91(ツヌ118F:再生産品)の旧製品LOT側面窓セル交換にも進めなくなった。
2両続けて厄介なクモハ100-108(再生産品)を引き当てるとは全く考えておらず対策に頭を抱えた。


モハ101-163+クモハ100-144 (ツヌ113F:再生産品LOT側面窓セル装着車+再生産品LOT側面窓セル装着車)。
※再生産品+旧製品。

前途の通りクモハ100-144+モハ101-163(ツヌ113F)は側面見附が揃わない新旧LOT混結ユニットのまま残されている。
何れHゴム支持印刷再現統一を図る予定だったがクモハ100-144用側面窓セル交換には目処が立っていなかった。
加えてクモハ100-144(旧製品)は中間組込車であり誤魔化せる範囲にあると考えた。
ひとまずクモハ100-108+モハ101-91(ツヌ118F:再生産品)のHゴム支持印刷再現問題解決を優先させる。


モハ101-91(ツヌ118F)。
※再生産品。

側面窓セル統一はクモハ100-108,モハ101-91(ツヌ118F:再生産品)の何れかを交換すれば氷解する。
クモハ100-144で側面窓セル捻出車両に苦しんでいるためモハ101-91の旧製品LOT側面窓セル交換が近道と考えた。
この時点で十二代目ツヌ118Fを構成する旧製品車両は現状維持を前提にしていた。
代わりに浮上した車両は保留車へ廻っていた元サハ100-99(元ツヌ113F:再生産品)だった。


元サハ100-99(元ツヌ113F)。
※再生産品。

元サハ100-99はツヌ113F(再生産品+旧製品)へ組み込まれる前に車体更新され波動用サハ101形への形式変更待ちになっていた。
サハ101-108Assy車体組立車(再生産品)が種車であり異動都合上サハ101形編入には旧製品LOT側面窓セルが必要だった。
だが元サハ100-99とモハ101-91(ツヌ118F)との側面窓セル相互交換では効果が得られず大前提を崩すしかなくなった。
その結果モハ101-215(ツヌ118F:旧製品),モハ100-158(ツヌ118F:再生産品),元サハ100-99を巻き込んでの作業に発展している。


入工中のモハ101-215,モハ101-91 (ツヌ118F)。
※旧製品,再生産品。

当初予定していた部品交換は屋根板だったが違う目的での入場に変わった。
先ずモハ101-91(ツヌ118F:再生産品)とモハ101-215(ツヌ118F:旧製品)の間で側面窓セルを振り替える。
これでクモハ100-108+モハ101-91(ツヌ118F:再生産品)は広幅Hゴム支持車ユニットで揃えられた。
旧製品LOT側面窓セル装着車+再生産品LOT側面窓セル装着車にはなるものの入場前よりも差異は縮小されるはずである。


側面窓セルを相互交換したモハ101-215,モハ101-91

モハ101-215(ツヌ118F)用側面窓セルが再生産品LOT品に変わるとモハ100-208(ツヌ118F:旧製品)との見附が揃わなくなる。
そのモハ100-208は元サハ100-99と側面窓セル交換を行いユニットごと狭幅Hゴム支持車へと変更した。
だが旧製品車両を集中配置した編成内異動はクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F:旧製品)が取り残される結果に留まっている。
同時にサハ101形200番代への編入が控えるサハ101-108(ツヌ118F:再生産品)の床板交換も行った。


続けての側面窓セル交換となった元サハ100-99,モハ100-158 (元ツヌ113F,ツヌ118F)。
※再生産品,旧製品。

サハ101形200番代用床板には元サハ101-267(旧ツヌ122F:Mc155→サハ101-88:ツヌ113F)から捻出された保管品があった。
これをサハ101-108(ツヌ118F:再生産品)へ取り付けサハ101形200番代相当に改装している。
更に玉突きされたサハ101-108(ツヌ118F)用床板は元サハ100-99へ廻し車体だけの状態から脱出させた。
元サハ100-99用DT21非動力台車には保管品を再用しておりサハ101-108(ツヌ118F:再生産品)用は従前のまま維持された。


部品転回を終えた元サハ100-99,元サハ101-108,モハ100-158
※再生産品,再生産品,旧製品。

車両へと復帰した元サハ100-99もサハ101形0番代並の外観に達し後は改番入場を待つだけとなる。
複雑な部品遣り繰りによりモハ101-91(ツヌ118F:再生産品)は旧製品LOT側面窓セル装着車へと改められた。
これでクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品)との外観差も大凡解消に至ったと思う。
組成変更に絡まなかった再生産品車両同士のユニットであり屋根板色温度には影響ない。




モハ101-91(旧製品LOT側面窓セル交換施工)。
※再生産品。




モハ101-91+クモハ100-108 (旧製品LOT側面窓セル装着車+再生産品LOT側面窓セル装着車)。
※再生産品。

モハ100-158(ツヌ118F:再生産品)は非動力車から動力ユニット搭載車となった上に側面窓セルまで再生産品LOT品へ変更された。
第一次整備で二度も手が入る車両は珍しくクモハ100-108(ツヌ118F:再生産品)に振り回された結果と言える。
更にモハ101-215+モハ100-208(ツヌ118F:旧製品)も再生産品LOT側面窓セル交換が施された。
そのため旧製品LOT車体に再生産品LOT側面窓セルが組み合わされる中間車両では数少ない存在となっている。






モハ100-158(再生産品LOT側面窓セル交換施工)。
※旧製品。


モハ101-215+モハ100-158 (再生産品LOT側面窓セル装着車+再生産品LOT側面窓セル装着車)。
※旧製品。

モハ100-158(ツヌ118F)の側面窓セル交換に紛れてサハ101-108(ツヌ118F)用床板がサハ101形200番代用に変更された。
ツヌ122F用黄色5号車両を未改番車で固めていなければサハ101形200番代用床板確保に苦しんでいたかもしれない。
これにより十二代目ツヌ118Fのうちモハ100-208以下8両は改番だけでツヌ108Fへの改装が可能になっている。
偶然が重なり元サハ100-99用床板も確保されたため保留車解消にも一歩近付いた。




サハ101-108(ツヌ118F:サハ101形200番代用床板交換施工)。
※再生産品。




元サハ100-99(元ツヌ113F:旧製品LOT側面窓セル交換施工)。
※再生産品。

なおクモハ101-155+モハ100-208(ツヌ118F)は編成内異動を経て再生産品ユニットとなった。
KATO製101系ツヌ118Fは車両配置構成が不親切で余りLOT跨ぎに向かないと思う。
ツヌ118F(Mc155:6両口)用動力ユニット搭載車をモハ100-158に指定してればLOT調整も軽微で済んでいたはずである。
わざわざモハ100形のユニット対照を崩すリリース方式はいまひとつ腑に落ちない。


クモハ101-155+モハ100-208 (再生産品+再生産品)。

モハ100-158(ツヌ118F:4両口)をツヌ118F(6両口)で挟む構成は10両編成での動力車位置偏位を防ぐ名目があったと思われる。
それでもユニット対照が守れるようモハ100-158モハ100-208(ツヌ118F:6両口)の役割を逆転させるべきだったように映る。
◆ツヌ118F(6両口):Mc155-M'208-T108-T233-M91-M'c108。
◆ツヌ118F(4両口):M'158-T'c78+Tc75-M215。

◆ツヌ118F(6両口):Mc155-M'158-T108-T233-M91-M'c108。
◆ツヌ118F(4両口):T'c78+Tc75-M215-M'208
また十二代目ツヌ118Fでは車体塗装仕上げの差がこれまでより大きかったため予定していなかった工程が追加された。
この点は不運だったがツヌ118F(Mc155:再生産品),ツヌ118F(Tc75:旧製品)を組み合わせる方式には元々無理があったらしい。


国鉄101系ツヌ118F (1978/X)。
[ツヌ118F]:Mc155-M'208-T233-T108-M215-M'158-T'c78+Tc75-M91-M'c108
※再生産品+旧製品。
◆第一次整備完了,動力ユニット搭載車・組成変更:7+3編成。

第一次整備が大規模な部品交換に発展したため行先表示類変更まで手を着けられなかった。
前途の通り十二代目ツヌ118Fのプロトタイプはツヌ108F(Mc133)に決定している。
ちなみにクモハ101-133,クモハ100-154(ツヌ108F)はLP411前照灯車であり第二次整備時に表示類変更と同時施工する。
ただ[13C]幕,[千葉]幕の嵌まり具合が芳しくなく取り扱いには注意したい。
この記事についてブログを書く
« モハE230-805[ミツK2F] 動力... | TOP | サハ101-104[ツヌ116F-2] (元... »