試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-245[ツヌ108F] 車体更新 (モハ100-158[ツヌ118F] 改番,動力ユニット搭載施工) ※'再生産品

2019-12-24 22:21:28 | 国鉄/JR101系
二兎。

動力ユニット整備施工によりKATO製国鉄101系モハ100-245(ツヌ108F:Mc133)は性能復元を果たした。
旧製品LOT品ではあるがこのモハ100-245用ユニットを流用して車体更新に取り掛かる。
また旧製品LOT側面窓セルへの交換を行い救済予定の旧モハ100-256(元ラシ107F:Mc202)と見附を揃える。


国鉄101系モハ100-245(ツヌ108F:動力ユニット搭載車)。
※旧製品:再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セル装着車。

新旧LOT混結編成で出場させたツヌ108F(再生産品+旧製品)は狭幅Hゴム支持車と広幅Hゴム支持車が混在する。
当初狭幅Hゴム支持車編成での統一を計画していたが取り止めとなった。
代役はツヌ115F(Mc144)が務め全車再生産品車両への更新に花を添えている。
その代わりツヌ115Fへ再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セルを譲ったツヌ108Fは編成見附が崩れた。
保管品数量都合が絡みツヌ108Fは広幅Hゴム支持車編成へ仕立てる計画に変更される。
ところがツヌ118F(Tc75:再生産品)による車両更新で狭幅Hゴム支持車が再び増加に転じた。


入工中のサハ101-262,モハ100-158,モハ100-245 (ツヌ108F,ツヌ118F,ツヌ108F)。
※再生産品,再生産品,旧製品。

現在ツヌ108Fはサハ101-262+サハ101-249,クハ101-61+モハ101-193がHゴム支持再現の分界点になっている。
このうちユニットに絡まないサハ101-262(再生産品:3号車)は狭幅Hゴム支持車へ復帰させられる車両だった。
モハ100-245(旧製品)とサハ101-262での側面窓セル相互交換を行えば効率的に新編成の側面見附統一が近付く。
よって今入場はモハ100-158(ツヌ118F:再生産品),モハ101-245,サハ101-262の3両同時進行となった。
先ずモハ100-245,サハ101-262を分解しサハ101-262の狭幅Hゴム支持車復旧から作業に着手した。
2019年8月の入場時にモハ101-236(ツヌ115F)と側面窓セルを相互交換したサハ101-262は部品嵌合が渋い車両であった。


再生産品狭幅Hゴム支持再現側面窓セルへ戻されたサハ101-262。

サハ101-262(ツヌ108F)は再生産品LOT側面窓セルの嵌合が異様に固く強引な取り外しを経ている。
旧製品LOT側面窓セルは問題無く組み込めたが再び再生産品LOT側面窓セルへ戻る機会を迎え症状の再発が懸念された。
幸いモハ100-245(ツヌ108F)から移設した再生産品LOT側面窓セルは通常通りの嵌合具合を示してくれた。
同一形状に見える再生産品LOT側面窓セルだが微妙な個体差が存在すると思われる。
2016年4月にリリースされたツヌ118F(Mc155:再生産品)の経年はまだ約3年8箇月と比較的浅い部類に入る。
だが何れはウエイトの腐食に苛まれる時期が巡ってくると思われ事前防錆対策を施した。




サハ101-262(ツヌ108F:再生産品LOT狭幅Hゴム支持再現側面窓セル交換施工)。
※再生産品。


サハ101-249(ツヌ108F:狭幅Hゴム支持車)。
※再生産品。

ウエイトへの事前防錆対策はクモハ100-131(ツヌ133F:Mc118)でその有効性が確認されたばかりだった。
施工時期こそ不明ながらクモハ100-131(旧製品)は2015年1月に竣工した高経年車両である。
大凡同一条件にて管理している他旧製品車両ではその一部でウエイトの腐食が発覚した。
これに対し断面をマッキーで塗り潰したクモハ100-131用ウエイトは前兆すら感じさせなかった。
防錆対策が早いに越した事はないはずで在籍中の再生産品車両も入場に併せ順次施工する予定である。
なお竣工したサハ101-262(ツヌ108F)は僅か約4箇月でサハ101-249(ツヌ108F)と同一の側面見附に戻された。


屋根板へ接着固定したPS16形パンタグラフ(モハ100-158)。

続いてモハ100-245(ツヌ108F)の車体更新に取り掛るべくモハ100-158(ツヌ118F)を分解した。
当初は床板交換及び改番に限る工程だったがPS16形パンタグラフが交換対象となった。
パンタグラフ台枠に歪みが生じるほど屋根板へ深く押し込まれていたせいか取付脚は変形していた。
一応修正を行ったものの嵌合位置に改善が見られないため廃車発生品と交換している。
しかしモハ100-158用屋根板はパンタグラフ取付孔径が一回り大きいメーカーエラー品だった。
幾らPS16形パンタグラフを振り替えたところで固定に達しなかったのも当然の結果でありゴム系接着剤にて固定した。




[[モハ100-][2][4][5]]:1-3位側。


[[モハ][100][-][2][4][5]]:旧モハ101-245(1-3位側)。

車両番号標記位置偏位車ではないモハ100-158(ツヌ118F)だが印刷消去方法はラプロス式への完全移行が確定していた。
従来方式よりも完全消去までの時間は若干掛かるものの失敗確率を下げられる利点には敵わない。
モハ101-215(ツヌ118Fモハ101-251:ツヌ108F)から続く消去成功は4両にその数を伸ばしている。
車両番号標記インレタは1-3位側,2-4位側とも新台紙による[モハ100-]+[2]+[4]+[5]での組み合わせとなった。
何故か[モハ100-245]だけは[モハ100-245]と嵩が揃わず再転写を繰り返した。
だが毎回同じ結果が待ち受ける悪循環に嵌まり[モハ100-245]の上辺を揃えた時点で作業を打ち切った。
それでも間の抜けた旧モハ100-245(元ツヌ108F)よりも見られる標記配置にはなったと思う。




モハ100-245(モハ100-158 改番,PS16形パンタグラフ交換,動力ユニット搭載施工)。
※再生産品:車体更新。

そして旧モハ100-245用動力ユニットを受け継いだモハ100-245(ツヌ108F)が竣工した。
今更になって旧モハ100-245(元ツヌ108F)は現行LOT動力ユニット搭載車だったと気付いた。
旧モハ100-245用種車はモハ100-158(元ツヌ118F:Tc75)で本来なら2号車に配される非動力車である。
十二代目ツヌ118F(Mc155)では新旧LOT混結ユニット出現を嫌いモハ100-208(元ツヌ118F:Mc155)が2号車へ廻った。
この際モハ100-208(再生産品)が搭載していた再生産品LOT動力ユニットはモハ100-158(旧製品)へ移設されている。
従ってモハ100-245は再生産品LOT動力ユニットを履く完全な再生産品仕様となった。


寄せ集め部品で構成される旧モハ100-245(元ツヌ108F)。

一方旧モハ100-245(元ツヌ108F)にはサハ101-262(ツヌ108F)から撤去した旧製品LOT側面窓セルが取り付けられた。
この側面窓セルは旧モハ101-236(旧ツヌ115F:旧製品)が出自であり再度旧製品車両への起用となった。
動力ユニットと非動力車用床板を振替えたため元モハ100-158(ツヌ118F)用床板が旧モハ100-245に充てられた。
モハ101-251,クハ101-64,クハ100-34(ツヌ108F)では黒染車輪を流用する変則的な車両更新とした。
そのためツヌ108Fを外れた旧製品車両は全てツヌ118F(Tc75)に装着されていた黒染車輪で揃った。
しかし旧モハ100-245用DT21動力台車だけが再生産品LOT品となってしまい今後の振り替えを計画している。




旧モハ100-245(元ツヌ108F:床板振替,旧製品LOT側面窓セル交換施工)。
※旧製品。


旧モハ100-256(元ラシ107F:動力ユニット搭載車)。
※旧製品。

ラプロス式改番車の元モハ100-245(元ツヌ108F)は塗装状態も良く組み立てるだけで暫定竣工となった。
計画通り旧モハ100-256と合致する側面見附に至り転用時は改番のみで構わないと思われる。
これでツヌ118F(Tc75)の第二次整備が完了すると同時に旧ツヌ108Fを構成していた旧製品車両が消滅した。
再生産品編成更新に辿り着いた一方で側面見附統一はまだ達成されていない。
運転台付車用側面窓セルの調達に課題を抱えるがクハ101-64,クハ100-34を活用する奥の手がある。
少なくともツヌ113F(Tc74:再生産品)と同水準には持ち込めるはずでもう少しツヌ108Fの整備を続ける。
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