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台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台東庁 高(とくこう)祠

2012-08-19 08:06:16 | 台東廳
昭和7年(1932年)11月5日鎮座
祭神:大国魂命、大己貴命、少彦名命、能久親王
現住所:台東県關山鎮徳高里新福段

この地域一帯は、アミ族のであり、日本統治時代は高班寮(とくこうはんりょ)社と呼ばれた。
今から約120年前高班(タコバン)に物知りの頭目がいた。原住民は頭目を神のごとく仰いだ。当時中国大陸から来た商人がを尋ねてきたところ言語不明のため蕃丁が頭目に尋ねてくれと答えた。アミ族語で頭目のことをカキタアンという。それで商人はカキタン社と思い込み、それが訛ってタコバンとなったという。
神社は東部山と中央山に挟まれた水田畑の真ん中に野菜畑としてわずかに場所を確保しているところに西向きに建立された。現在、神社の遺跡を示すものは何一つ残っていない。
なお、この場所は高里の里長である戴運連さんに案内して頂いた。





2005年9月撮
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