台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台南州 (新化郡玉井庄玉井333番地) 玉井社

2010-10-23 23:20:51 | 台南州

神社が造営された場所

鎮座日:昭和3年(1928年)11月15日 祭神:天照皇大神、能久親王  例祭日:10月28日社格:社  鎮座地:新化郡玉井庄玉井333番地  
現住所:台南県玉井郷憲政街23巷3

日本統治時代の大正9年(1920年)には「噍吧哖」の発音であるTapaniが「玉井(Tamai)」に似ていることからこのように呼ぶようになり、それ以降台南州新化郡玉井庄となり、終戦後は玉井郷と改められた。
玉井社は昭和天皇の御大典記念事業の一環として、庄民の任意寄付金1,495円をもって建立された。この地は大正4年(1915年)8月に起こった大規模な抗日運動の一つであった「タバニー事件」の発生した所でもある。
鎮座場所は既に廃墟となった玉井製糖所廠長宿舎および倶楽部(招待所)裏道の反対側である。表通りの民生路40の右斜め前であり、現在は周囲一帯が柵で囲われているために中には入れない。周囲の情報から、神社は製糖会社の医務所横にあったらしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする