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台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

高雄州  (屏東郡六亀庄) 六亀天満宮

2010-02-19 23:16:52 | 高雄州

高雄六亀郷公所の裏に神社があった

大祭時の写真である(出典:六亀里歴史影像誌 六亀里-老相片集Ⅰ)


台湾南部の高雄市から車で一時間。広がるバナナ畑を通り抜けると、山あいの街にたどりつく。その六亀郷民冶路の高雄六亀郷公所裏の駐車場奥が六龜天満宮祠の鎮座した場所であった。六亀郷公所の左側には一本の松の木があり、この場所に神社があったことは間違いないことを印象付ける。
日本統治時代に祭神として一般に知られている菅原道真を祀る天満宮社は台北天満社、基隆天満宮社とこの六龜天満祠の3社のみである。何故このような場所に天満宮が存在したのか不思議である。また、この神社は「祠」であり、原住民があった場所でもあった。一般に祠にはその土地に居住する原住民の名前が用いられた。どうしてこの天満宮は祠だったのか。その意味では不思議である。
コメント (4)
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