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台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台東廳 出水坡祠

2009-07-31 23:04:30 | 台東廳



出典:東台湾展望

浸水営古道は清朝時代の約500年前に作られた道路を改修して屏東県枋寮郷を西側の起点として、中央山脈の最南部を横断して太平洋に面した台東県大武郷に渡る全長47Kmの日本統治時代の「浸水営越嶺道」である。古道沿線上にはかって、力里社、古里巴堡社、出水坡社、姑仔崙社などパイワン族の6が点在していた。
出水坡祠は旧出水坡駐在所前の山際に建立された。毛利之俊の「東台湾展望」には出水坡祠の写真が載っており、旧出水坡駐在所前から延びている参道上に木製の鳥居と小さな祠を見ることが出来る。現在の神社の遺跡は基壇と基壇への石段が僅かに残っているだけで、残念ながら鳥居の跡は見つけることが出来なかった。終戦後、60数年以上の月日を経ているためか基壇の中央に樹木が突き出ていた。


コメント (3)
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