台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台南州(東石郡布袋庄) 武津社 

2009-07-11 00:43:52 | 台南州
武津社の狛犬は台鹽實業公司生技三廠入口左にひっそりと置かれていた。形は小ぶりではあるが非常に力強い狛犬である。事務所方の案内で布袋小学校校門入口左側にあったという以前の事務所跡に行ってみたが、神社がどこに建立されたか確定はできなった。少なくても狛犬だけがこのように保存されていることは嬉しい限りである。
この地は布袋と呼ばれた。インターネットで地名の由来について探してみると面白い情報があった。地名の由来は色々あるようであるが、由来の一つは次のようである。布袋鎮は台湾海峡を望む西側に位置しており、外国船の入出港の港として利用された。この港が袋のような形をしているため、当時は「布袋嘴」と呼ばれた。当時の商人は「布袋嘴」と記した印章を使用していたが、余りにも俗っぽいため「布大瑞」と呼び変えた。日本統治後、地方の富豪が七福神の一つである「布袋和尚(ほてと様?)」と愛称で呼び、現在の「布袋」となったものである。
コメント (3)
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