
強化外骨格〈黒天〉を装着した啓太は、自分から魔物の群に突っ込んで剣で切りまくる。それを目撃したロシア人たちは、その行為に恐怖した。
九州戦線の救世主となった川上啓太と魔装機体〈御影〉だが、それを面白く思わないのは第三師団であり、最上重工の開発を妨害したい財閥系企業だ。まだまだ〈御影〉の試験と改良を続けたい最上重工に対し、新たな強化外骨格(パワードスーツ)を開発しろという正式な命令が下る。〈御影〉の開発を先送りさせ、開発途上の強化外骨格の実戦テストであわよく川上特務中尉を戦死させられたら儲けものという嫌がらせだ。
正式な命令は拒めないが試験場は選べると、最上社長は敵の大規模侵攻が予想される九州を遠く離れ極東ロシア大公国へと飛び、期待される最大戦力を奪われた第六師団と第八師団は第三師団閥に対して激怒した……。
決して博愛主義者ではないし、大事なのは妹の安全と生活という主人公と会社第一の社長による、打算に満ちあふれた極東遠征記。
襲ってくる悪魔の軍勢の目的が人類の殲滅ではなく、人間を苦しめることだという縛りが戦線の均衡を生み出します。イメージで言うと『エリアル』のゲドー社みたいなもんですね。戦力を出し過ぎて人類側の被害が大きくなりすぎると、魔族が悪魔に怒られるの。それがギャグ展開にならないさじ加減が上手いよね。
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