
余所からこの村に来た人々にとっては、見えるもの、聞こえてくるもの、食べるものすべてが信じられないものだった……が、すぐ慣れるよ?
コーリン教の司祭であるフーシュには、村長には返しきれない恩があった。お礼といっても爵位も金も不要という村長に何が喜ばれるか考えた結果、村に新たな住人を送り込むことだという結論に至った。
しかし、村のある場所が死の森のど真ん中だけに、詳細を明かしてしまっては移住希望者は0だろう。かといって、コーリン教の戦闘集団を掌握し、悪辣フーシュと異名をとる彼女の移住者募集は、「フーシュの人狩り」と街の人々に怖れられていた……。
農業の知識は素人という、街の孤児出身の男女10組20人が新たに村へやってきた話を中心に、いつものように畑を広げたり、温泉に行ったり、子供が生まれたり、祭をしたりの4巻。いつも以上にゆるゆるのんびりしてますが、その合間に爆炎がいくつも立ち上ったり、創世神話に決着がついたりと、いろいろ波瀾万丈です。
【異世界のんびり農家04】【内藤騎之介】【やすも】【エンターブレイン】【ほのぼのスローライフ・ファンタジー】【万能農具】【創造神】【魔神】【全弾命中】