
北山雫はほのかにそう突きつけて選択を迫る。
2027年の三が日の最中、司波達也と深雪の婚約は魔法協会を通じて、十師族だけではなく日本魔法界の主要各家へと伝えられた。
2人が畏怖されている四葉の直系という話は魔法科高校内にも広まり、人間関係がぎくしゃくし始めるが、その一方で、一条家は長男・将樹と深雪との婚約を申し入れてきて……。
師族会議、つまり日本の魔法使いサミット開催なわけですが、あまりそちらに話のウェイトが置かれると、魔法学園小説がただの魔法政治小説になってしまいます。今のところ、ぎりぎり魔法学園ものの範囲かな。
このシリーズ、好きな箇所も苦手な部分もあるけれど、少なくとも人物紹介と用語解説を毎回アップデートしているのはすごいと思うし、ありがたいと感謝してます。これがきちんとできていないのに登場人物が増えて話が込みいる作品って、読んでいて辛いのです。
【魔法科高校の劣等生17】【師族会議編<上>】【佐島勤】【石田可奈】【電撃文庫】【箱根】【魔法師排斥運動】