書店ではたいていラッピングされていて中身が確認できないのに、電撃文庫は表紙裏表紙に何も書いていないので内容の検討がつかなかったのだけれど、この話は帯に内容紹介が書いてあってありがたい。入間人間なので、中身に関係なく買うんだけれどもさ。この世界がゲームだと俺と彼女だけが知っている。
忽然と現れた巨大怪獣によって押しつぶされてアリッサ・藤は死んだ……と思う間もなく、コンティニュー表示が現れ、また昼の０時10分前の教室へ。
気のせいかと思わないでもなかったけれど、何度も何度も０時ちょうどに出現する怪獣に殺される。逃げても追いかけてくる。そしてみんな死んでしまう。
そして、この世界がゲームだと気がついている敷島さんと２人で、このクソゲーをなんとかクリアしようと四苦八苦するのだが……。
何度も瞬時に生き返るのだけれど、ぜんぜん痛くないわけでもなければ怖くないわけでもなく、変身して強くなるとか超兵器が与えられているわけでもなく、ただ襲いかかってくる巨大怪獣に挑まなくてはいけなくなる高校生男女の物語。理不尽きわまりない話。
いきなり天井の下敷きになって首が折れて死んでしまった、山崎さんの天然ヒロインっぷりがステキです。あえて悪役を買って出た敷島さんもステキですけどね。
死んでしまった者は生き返らない……ので、stage2がどうなるのか気になります。
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