
白鳥腕中央艦隊司令官、オルデン・ブロシアス大将の言葉。
ギャンブルで儲けようと思ったら、胴元になるしかない。
状況は毎回変わり、そのたびに主人公の立ち位置は変わるのだけれど、その中身は「クローン兵士の部隊はいつも欺され使い捨てにされてます」ということになりがち。でも、二転三転する状況に一気に読まされてしまうんですよね。
印象的なキャラクターは凄腕の傭兵フリーマン。全編通じての出番は決して多くないのだけれど、『鉄腕バーディー』のスケルツォ教官(地球人バージョン)というか、『シティ・ハンター』の海坊主というか、神出鬼没のワンマンアーミーぶりがこの作品の醍醐味。主人公のハリスは良くも悪くも“良き海兵隊員”として遺伝子レベルで型にはめられているので、フリーマンのゴーイング・マイウェイっぷりが引き立ちます。
孤立した農業惑星で信仰厚い農民として生きるよりは死んだ方がマシと、惑星フリーマンを飛び立ったウェイソン・ハリスとレイ・フリーマンだったが、シン・ニッポン勢力に助けられ、モガト教徒と戦うためAUと同盟を結ぶ使者として送り出されるのだが……。
ミリタリーSFとしては何の不満もないけれど、この作品の日本観にはアメリカ映画のニンジャ並のインパクトに頭を抱えます。日本人って、こんなに時代錯誤のエロオヤジ集団と見られてるんでしょうか? 日本艦には他国の艦にはみられない女性クルーが乗り込んでいるのだけれど、これがセクサロイド扱いされているのはどーよ?
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