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付け焼き刃の覚え書き

 開設してからちょうど20年。はてなにお引っ越しです。https://postalmanase.hateblo.jp/

「クロフツ短編集2」 F・W・クロフツ

2008-10-24 | ミステリー・推理小説
 ぶっちゃけ言ってしまえば、古来探偵小説というのはキャラクター小説みたいなものです。言い過ぎとは思うけれど、少なくとも一般的に名前が知られている作品というのは、たいてい作品の内容より登場人物のキャラクターで覚えられているんじゃないかな。
 シャーロック・ホームズだってアルセーヌ・ルパンだって、キャラクター小説みたいなもの。名前が一人歩きしてるよね。三毛猫ホームズだってルパン三世だって、元キャラの類型的なイメージからの借用であって、作品内容へのオマージュじゃない。

 で、名探偵というのは、いろいろ二つ名というか印象的なキーワードがあるものなんだけれど、クロフツの生み出したジョジフ・フレンチ警部は、「アリバイ破り」。日本にもアリバイ破りの鬼貫警部という御方が居て、そのパロディの鬼面警部は「この時刻表に誓え!」とわけのわからないことを叫んでいましたが、それはどうでも良い話ですね。

 これはフレンチ警部の活躍する短編集。

【F・W・クロフツ】
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