「我々は－－“穢れ”などではない!!」辺境都市に拠点を確保し、着々と勢力を拡大するアルキマイラ。その王であるヘリアンも神話級脅威の敵との戦いより回復しつつあった。
一方その頃、アルキマイラ本国ではラテストウッドのハーフエルフたちが第二軍団長バランによる訓練を受けていた。ノーブルウッドに蹂躙された悔しさ、そして助けを求めるために女王自ら土下座でヘリアン王に助力を請わざるを得なかった恥辱。それを二度と繰り返したくはない。
「まずは準備運動としての走り込みを行い、然る後に訓練に耐えうる耐久力を獲得すべく基礎訓練を実施……」
しかし、ヘリアンは送られてきた訓練計画を見て首をひねった。彼らの本気で応えなければならないのに、あまりに手ぬるくお茶を濁していないだろうか……？
彼我の認識の差が大きな誤解を生み、過酷なブートキャンプが輪を掛けて地獄の試練に変貌する顛末と、その結果たちが巨大なる悪意に立ち向かうまで（巨大ロボット付き）。
【異世界国家アルキマイラ３～最弱の王と無双の軍勢～】【蒼乃暁】【bob】【ＧＡノベル】【無双の配下と異世界を切り拓く王道ファンタジー戦記】【異世界転移】【小説家になろう】【ブートキャンプ】【ファフニール】【スカートめくり】
「アプデより むしろダウンが 望ましい」
「自由になれ」
「誰かを好きになったら、その人の一番になりたいって思うのは誰だって同じだ。それが、他の誰かの不幸を願う事だとしても、きっと考えずにはいられないんだよ」
五条係長に研修出席のための出張が命じられた……ということになっているが、本当のところは国際会議に出席するため来日するアメリアの物理学者、コンポトン特派大使の護衛任務だ。五条の強さは公安の知るところとなり、その悪魔対策機関ＮＡＴＳの正中課長と五条の所属する事務所長が旧知の間柄だったことからの話。悪魔の存在とデーモンルーラーの機能は政府内でもキャリア組の間では情報共有されているのだ。
バオムルタンは凶悪な見た目とは逆に穏やかな性質であり、汚染された土地を浄化するのを役目とするモンスターだ。シンたちが出会ったバオムルタンは、その噂通り友好的で宝玉を渡してきた。
「おっちゃんに１つ、イイコトを教えてあげるのサ。雑草はね、何度踏まれても－－立ち上がるんだッッ！ もっと強くなってね！」
幼い頃の両親の死以来、周囲の人間の気持ちを気遣い、空気を読みながら生きてきた大学生、東島楓太は人間関係にすっかり疲れきっていた。そんな楓太に姉が成人祝いとして贈ったのは、ＶＲゲーム機とMMO【ＣＣＯ】のソフト一式だった。
「私たちの実況解説で！「最高を超えた最高のハッピーエンド」を目指すぞー！！」
「藤堂、人間やめるってよ」
「いつもは黒いクマの格好をしていると聞いているから、一瞬戸惑ったぞ。白いクマの格好もするんだな」
「いるんだよなぁ、死ぬほどの苦しみを抱えている人に対して、訳知り顔で『気の持ちようだよ』とか『苦しいのは今だけだ』と言う人」
「……返して来い！ 拾ったところに！」
魔人ちゃんも撃退してイベントも一息ついたところで、ユウは念願のマイホームを建てることにしたのだが、土地を貸してもらおうと思っていた精霊ちゃんは予想に反してウンと言わない。いろいろあって（なくて）怒っていたのだ。
