小生が衛生工学(環境工学)を学び始めた1980年代半ば、日本全体の下水道普及率が30%台であったのに対し、東京は80%程度と知った。合流式、分流式も当時初めて知った概念だが、今回のパリ五輪を契機に、一般の人々にもこの知識が広まったのではないか。しかし、東京の状況も意外にパリを笑えない。足立区の高い分流化達成率はなぜ。
https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/a2/spread/
東京のメインが合流式ということは、降雨後下水温は低くなるので、冬の熱源としては使いにくいということ。この論文では、年平均の水量で試算している。Ichinose, T., H. Kawahara : (2017) Regional feasibility study on district sewage heat supply in Tokyo with geographic information system. Sustainable Cities and Society, 32, 235-246. https://doi.org/10.1016/j.scs.2017.04.002
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