頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

グレタ・トゥーンベリさん

2019-09-25 01:30:48 | 日記

環境研究者として彼女の行動は確かに気になっていました。いろいろな思いはあります。「ストで何をするかが重要。直面する課題を話し合う、学びあう、行動するならいいが、ただ休講では無意味。」
反安保や学費値上げ反対などを掲げて同じように行動した学生時代に、こんな内省の声もあったし、こういうアクションは社会が一瞬注目してくれることは間違いないが、「将来にわたってこのテーマに、当事者として腰を据えて取り組みたいなら、私自身は(少しでも早く)気候変動の研究者として、この課題で人類社会に貢献できるようになりたいから、休学とかと考える前に、今高校生として将来これを実現していくために何を準備していくべきか、よく考えなさい。(あなた自身が「少年十字軍」で終わってしまわないように。。。)」と、教育者として諭すかもしれません。
ただ今回グレタのセリフに救われる思いがするのは、「私の言葉を聞くんじゃなくて、研究者の言葉を聞いて欲しい。」というところです。我々は1990年代からずっと彼女らが今口にしていることを言い続けてきています。また、COPで20年以上地道に活動してきた先人たちへのリスペクトも感じられます。
。。。というか、結局彼女はそうまとめざるをえなかったのだろうとも思いますが(一介の在野高校生としては)。

コメント (1)
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