有明営業所日誌

同人サークル有明営業所のJIMA2の日誌です。

中巴紫湾車庫

2013-03-11 00:00:00 | バス
香港巴士大集会2013の翌日3月11には香港島でバスの撮影を行い
ました。トラムの通り沿いにバスを撮影しながらバスに乗り目的地の
紫湾へ。ここにはかつてイギリス領時代に香港島のバス路線を独占
していた中華巴士(Chaina Moter Bus)の本社営業所が残って
います。1998年の返還直後に当局から導入が進まない新車の
冷房車と運転手の態度の悪さが目に付きとうとう当局から路線営業
免許をはく奪されてしまいました。1998年9月1日をもって運行する
路線は城巴(City Bus)と新巴(New World FirstBus)に引き継がれ
無料送迎バスだった北角の無料送迎バスの輸送のみになりま
した。現在でも中華巴士は会社としては残存し副事業であった
不動産・ビル管理事業が本業となって存続しています。
登記簿もこの紫湾車庫の住所になっています。

1976年建設時からそのまま使われている立体駐車場型バス車庫は
色褪せ廃墟の様な佇まいですが「車庫出入口につき塞がないで
ください。」の青い看板が現役の建物である証拠です。

3か所あった出入口は1箇所のみ使用され閉鎖された入口には今月
初めに貼られた再開発についての意見聴取を行う旨の当局告知が
ありました。隣の殆ど使用されていないバスターミナルと一緒に
駐車場付き高層住宅に再開発するそうです。
この建物もついにカウントダウンが始まってしまいました。

地上階は周遊オープントップバスの大巴士(THE BIG Bus)の車庫
兼整備場として有効活用されています。10時過ぎに訪れると営業に
向かう大巴士が出庫して行きました。この6号車は中巴DA23として
中巴に所属し新巴に移管された車両です。
大巴士に譲渡され2階席をオープントップ仕様に改装され古巣を
寝床に使っている
車両です。

11時30分から14時30分まで運行が開始される北角無料巡回バス
の出庫の為に生抜きのデニスダートのCX6とCX7が出庫して
きました。CX6はそのままエンジンルームのハッチを開けて点検
が始まりました。どうやらタイミングベルトが不調らしく交換
作業を行っています。

このあと城巴から譲渡した数奇の運命の持ち主VC1も出庫。

CX6は作業に時間がかかりそうなので周辺を散策。
色褪せ時の止まったお化け屋敷です。

隣のバスターミナルから。かつては車庫に入りきらない車両は
このバスターミナルにも駐車していたそうで移管後は始発の
2路線と片方向のみ使用する1路線だけの寂しい状態です。

撮影していると訓練巴士T7が通り過ぎて行きました。
この車両は城巴の中巴移管時に導入され引退した車輌です。

整備が終わったCX6も遅れ気味で無事に出庫して行きました。
巨大な寂れた車庫と幽霊の様に出て来た中巴の車両で撮影
出来ました。

夕方まで香港島内で撮影と観光をして夕方に九龍側の佐敦
バスターミナルへ。埋立地のバスターミナルはさらに海側の
機場快線と西鉄線の九龍駅近くへ移動していました。
移動前の場所は中国新幹線、高鐵の駅を作る為に工事が
行われています。2016年開業予定だそうです。

ここには九巴68X線の1980年代ベンツカラーリングの復刻塗装
が先月より営業を始めたので撮影に来ました。周りに高い建物が
ないので陽当り抜群です。
コラボとして香港のギャグ漫画「老夫子」のキャラクターが
貼られています。



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