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有明営業所日誌

同人サークル有明営業所のJIMA2の日誌です。

五新線バス専用道さよならイベント

2014-09-27 23:36:00 | バス
先々週に訪問した奈良県五条市の五新線バス専用道。
鉄道路線の建設が中止され一部の区間がバス専用道として活用
されていましたが一部のトンネルの老朽化と併走する国道168号の
整備により今月末に廃止になります。
最後の週末は五條市主催の五新線バス専用道さよならイベントが
行われました。奈良交通のボンネットバスは今日は専用道を走らず
に野原駅予定地の青空市場で展示の為回送。
五条市街地を行く姿を撮影できました。

五新線バス専用道さよならイベントの記念式典は終点の専用道
城戸バス停で行われるので専用のバスが用意されました。
現在の運行会社奈良交通は並行する国道168号を経由して新宮まで
行く日本一長いバス路線「八木新宮特急」を用意。
2002年まで運行していた西日本JRバスはキュービックを当時の
方向幕を装着して用意してきました。
乗客は抽選で当たった五条市民の皆様です。県立病院から出発。

往路は国道168号経由なので国道で撮影。
通い慣れた八木新宮特急がエスコートします。



専用道城戸バス停に西日本JRバスが帰ってきました。

記念式典を途中で抜け出して撮影地点で待機します。
国道の上を行く橋梁を段々に民家のある集落の坂道を上って撮影
しました。前の日にNHKのローカルニュースで上から撮れる場所
が放送されていたので探して撮影しました。


バス専用道の上に架かる県道から。俯瞰なので2台続行で撮影。
式典の五條市長の挨拶だと最盛期には3台続行もあったそうです。



先々週も行ったアーチ橋を撮影できる柿の木の段々畑。
ここは行きにくい場所なので事前にインターバルタイマーを仕掛けて
撮影しました。タイマー動作中に通過してくれたので写ってました。

かつては踏切遮断機があった交差点で。
遮断機の機会がそのまま放置されています。

五條市街側のバス専用道出入口へ。
国道への合流は慎重に行われます。


西日本JRバスは城戸会場の参加者を回収の為、国道168号をもう
1往復しました。先程のトンネル出口が気に入ったので太陽光線の
向きに合わせて別アングルで。

専用道城戸バス停でイベント参加者を乗せたバスは城戸側の専用
道出入口を使うので出るシーンを撮影。
上は使われないまま放置されている高架橋です。

野原駅予定地会場では午後から関西各地から専用道ウオーキング
ツアーの参加者が乗ってきたバスが待機しています。
西日本JRバスも観光バスと並んで休憩していました。



奈良交通八木新宮特急

2014-09-13 23:13:00 | バス
日本国内で高速道路を使わない最長路線バスが、奈良交通八木
新宮特急です。奈良県橿原市の近鉄八木駅から紀勢線新宮駅まで
距離166.9km、バス停数167箇所、約6時間をかけて結びます。
昨日は五條BCから新宮まで5時間の道のりを乗車しました。
今日はレンタカーを借りて前日の下見を踏まえて撮影を行いま
した。八木新宮特急は後ろに車がたまると途中の待避帯で車を
先に行かせたり、ダイヤに余裕を持たせているので待避帯付き
のバス停で時間調整を行います。実乗下見は行い交換地点・
車両の待避状況・撮影地とレンタカーが交通の妨げにならない
場所に駐車可能かを調査して行いました。

熊野川を沿いを行く近鉄八木行き。

川原湯温泉。ここは国道168号線から県道に入り温泉街を経由
していきます。

県道をそのまま進まずに国道168号線に戻った方が熊野本宮大社
には先に到着できます。境内から鳥居を入れて。

バスは山の中を走っていきます。十津川も青く透き通っています。

バスは十津川温泉で休憩になります。村営の立体駐車場階段から
俯瞰で。

折立橋は2011年の集中豪雨で一部の橋桁が流されてしまいました
が最近復旧しました。

今日の目的地は八瀬の吊り橋と八木新宮特急を入れての撮影です。

暫く進むと道幅の広い場所で新宮行きとすれ違います。
前後の道路が狭いので道幅の広場所で対向のバスが来るまで待機
します。

ここからは新宮方向に戻ります。

国道168号線はダム湖の整備で周辺道路が整備し直された区間や
本格的な改良工事によって新しいルートで整備された場所もあり
ます。時代が進むごとに道路は直線に整備され立派な道路に
なっています。
トンネルの連続から更にトラス橋梁とトンネルが交互に整備され
山谷を一直線に貫いていきます。


また道幅の広い場所で交換を行います。

逆方向の折立橋。この橋がないと山道を大きく迂回することに
なります。

十津川温泉を越えまた熊川の流へ戻って来ました。
熊野川の他に十二滝や石切り場を入れて撮影しました。


バスは新宮駅に到着。長らくのご乗車お疲れ様でした。
新宮市街も国道だけ混雑するのでそれ以外の道を経由すると駅
には先に到着します。

新宮駅では今日から運転が開始されたHELLO KITTYトレインが
今日の運行を終えて洗浄機の有る側線を走行していました。



五新線

2014-09-12 23:40:00 | バス
奈良県の五條から和歌山県の新宮を結ぶ計画で建設された
五新線。第二次世界大戦と国鉄分割民営化の工事中止により鉄道
としては未完成でした。その後国鉄バスが未成線の区間を舗装して
バス専用道としていましたが採算に合わず撤退。その後も奈良交通
が引き継ぎ運行を続けましたが朝夕のみの5往復までに削減され、
施設も五條市に移管された物のトンネルの修繕や並行する国道
168号線の整備によって所要時間に遜色が出なくなったことを理由
に9月末で廃止になりました。紀州に用事があるので八木新宮特急
に乗る前に五新線を往復してきました。朝の6時図ぎAEON直結
の五條バスセンターへ。すでに十数人のバスファンが始発便を待ち
受けていました。

初便は途中の専用道生子(オブス)で下車。初期の建設区間なので
川をアーチ橋で渡る場所があります。柿畑の段々畑の小道から戻り
の便を撮影しました。

次の便で専用道賀名生(アノウ)へ。

バス停から小さなトンネルが見えます。トンネルは鉄道用単線規格
でトンネル内をバスが通ると列車が来たような錯覚を覚えます。
このバスに乗車して一旦街に戻り宿で朝食。


午前の最後の便は専用道の終点、専用道城戸へ。最後尾の座席
に座れたのでバス専用道を後方から撮影しました。鉄道独特の
緩やかな曲線。谷底をまたぐ道路橋、連続する単線トンネル。
鉄道として開業したら撮影地になっていそうな場所です。


専用道城戸は国鉄バス時代のバス駅の建物が残ります。この先の
バス路線は一般道へ降りて西吉野温泉へ1日2便が往復してい
ます。乗った便は朝の西吉野温泉行なので戻りの便が戻るまで
城戸駅を見学。以前は切符売場もあるバス駅でしたが今は無人
です。この先は未成線が続きますがバス専用道とは使用されず
高架橋は集落の支所の駐車場と使用されその先のトンネルは
閉鎖されています。




戻りのバスで五条の街へ戻り宿をチェックアウト、市街地に残る
アーチ橋区間を見に行きます。この区間が国鉄時代に完成して
いたらキハ181が爆走していたのかもしれません。
フォト
街の中をアーチ橋が渡るのは古代ローマの水道橋を連想させ
まるで五條の街の城門の様に聳え立ちます。和風の街にローマ風
のアーチ橋。和洋折衷な風景が気に入りました。この後は五條バス
ターミナルへ行き日本最長のバス路線、八木新宮特急新宮行きに
乗車し新宮へ向かいました。






白棚線

2014-05-31 23:11:00 | バス
白棚線は東北本線白河駅・新白河駅から水郡線磐城棚倉までを
結ぶ一部が高速度専用自動車道を走るバス路線です。戦前は
白棚鉄道と言う鉄道が走っていて国鉄に買収されるも太平洋戦争
の戦局悪化により休止。バス路線代行になりました。
戦後は鉄路が敷かれる事もなく線路部分を当時で並行する国道
よりも早く舗装を行い白棚高速線としてバス専用自動車道が開通
しました。現在で言うBRTシステムの先駆けです。
現在もJRバス関東の路線バスとして専用自動車道を走る区間も
一部で残っています。
6月末までは国鉄リバイバルカラーの富士重工新7Eのバスも運行
されています。(PDF)


また白河駅は大正10年建築の駅舎がリニューアル整備され美しい
姿を見る事ができます。路線バスを入れて撮影するのも面白い
です。


専用自動車道区間が残る古関バス停へ。日中1時間に1本の時間
帯はこの付近で上下線のバスが交換します。白河方の国道区間で
片側道路工事の為、古関バス停の先の築堤区間でバスが交換する
筈が古関バス停で交換しました。
築堤区間を鉄道の容量でサイドから撮影すると何だか訳の解ら
ない絵になります。正面からやって来る絵だと鉄道跡の専用道路
だと言うのが解ります。


専用道と一般道が交差する場所には歩行者と乗用車立ち入り禁止
の看板が設置されていますが古関バス停の物は国鉄時代からの
看板が健在です。「国鉄高速度自動車専用道 一般の人車馬は
通行できません」と記載されています。
馬の通行も禁止されているのが時代を感じる看板です。

1時間後のバスも撮影。築堤の一部は草刈りが行われていました。

今回も古関バス停でバスが交換しました。


次のバスは番沢バス停で撮影。専用道路をバスがやって来ました。
左の小屋は番沢バス停の待合所です。

鉄道路線の跡なので鉄道写真風に水田の水鏡で撮影してみま
した。

磐城金山バス停へ。以前はバス駅(自動車駅)として自動車線
(バス路線)と鉄道線の乗車券を発売する窓口も有りましたが
1988年に駅業務を廃止、1996年には並行する国道の拡幅に合わせ
て駅舎も解体されました。健在は立派な屋根付きバス停と下り線
に待合室があります。待合室の入口には鉄道線タイプの駅名標が
掲出されていてバス駅だった名残を見る事ができます。

バス停の脇の観光案内図にもバス専用道路が鉄道線標記で記載されていました。



第5回立川バスファン感謝イベント

2014-03-09 21:13:00 | バス
今年も立川バスファン感謝イベントが開催されました。

昨年のリラックマバス1号車代替わりに続いて今年は2号車が
代替わりです。ファン感謝イベントでのみ見られる新旧並びが
今回も行われました。

デザインの違いは車種が同じなので間違え探し状態です。

今回は高速バス共同運行各社のバス展示とグッズ売り場も設け
られました。伊那バスの特注ツーステップ車。自家用車仕様と
路線車仕様の中間的存在。山間部では低床車は使い辛いので
しょう。

京王バス南のエアロエース

信南交通のエアロエース。京王バス南と違い側面の窓が開け
られるのは前方1箇所のみ。

立川バスは全国で15台中8台が立川バスに納入された珍車
エルガJ。どう見ても日野HRですがいすゞのOEM生産でエルガを
名乗っています。あと4台在籍で間もなく引退との事。